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中高一貫校によっても勉強のレベルが異なるので一概に「難しい」とは言えません。
ただ、特に進学指導に力を入れている学校のテストは生徒により「難しい」と感じるようです。その理由やテスト対策の方法を、元塾講師がまとめました。
※この記事はPRを含みます。Z会の通信教育、進研ゼミと当サイトは提携関係にあります。
中高一貫校の定期テストが難しい!その理由は?
中高一貫校の定期テストが難しい理由をあげてみました。
速習カリキュラムだから
中高一貫校では一般の公立中より授業のスピードが速め。特に英語・数学は中3で高1の内容に入る中高一貫校が多いです。理解が不十分のまま先に進むと新しい単元を理解するのが厳しくなってしまいます。
レベルが高いから
中高一貫校で使われている教科書や副教材は大学受験を意識したものだったり、レベルが高かったりします。もちろん中高一貫校だと生徒のレベルも高いので、頑張っている割に順位が上がらないということもありえます。
テスト範囲は教科書・副教材のみとは限らないから
シンプルに教科書や副教材から出題されればテスト対策も楽なのですが、学校独自のプリントだったり授業で先生が教えたことが出題されることがあります。(公立中にも言えることですが)なんとなく問題集をやっているだけではテストで点がとれない場合も。
そもそも勉強していないから
筆者が塾講師をしていたとき中高一貫校生を担当したり保護者の方と面談することがありました。
ニュートレジャーが難しくて・・・
4STEPが大変で・・・
という声が聞かれるのですが、彼らの声を聞くとそもそも家で勉強していない(予習していない)ようなのです。
授業で習って家で宿題を進めて「?」状態になり、それが解決しないテストを迎えているような状況に陥っているということでしょう。(もちろんすべての中高一貫校生に当てはまることではありませんが。)
確かに中学受験塾は「復習主義」のところが多いですし、小学校の勉強はノー勉でも中学受験を勝ち抜いてきたお子さんには簡単だったかもしれません。
しかし中学からは、ましてや進学校の中高一貫校は、授業のレベル的にもそういうわけにはいかないと思われます。
大学受験のためにも中高一貫校の定期テストは重要
進学に力を入れている中高一貫校では大学受験のためのカリキュラムが組まれています。
つまり中高一貫校の勉強をしっかり理解し、定期テストで良い点がとれていれば大学受験に向けての基礎力がしっかりつけられることになります。
もちろん定期テストは高校(大学)への「内部進学」にも関わってきます。
また今の大学受験では年内入試とも呼ばれる「推薦」の枠が増えています。総合型選抜や学校推薦型選抜のことです。
これらの選抜では学校の成績(評定)が必要になるケースが多いです。(評定不要の総合型選抜もあります。)
高校に入ってから成績を上げるのは簡単ではありません。中学のうちから成績上位をとれる力をつけておくことは、先の大学受験のことを考えてもメリットになります。
中高一貫校の定期テスト、どう対策したらいいの?
中高一貫校生はどのように定期テスト対策を進めるべきか、まとめてみました。
日頃から予習・復習をする
中高一貫校生から相談を受ける科目は数学が特に多かったです。その次が英語。数学と英語は事前に準備をしておくのがおすすめです。
学校の課題で出る場合もあるかもしれませんが、数学なら教科書の例題ぐらいは解いておく、英語は教科書を読む、語句を確認し、和訳するなどしておくだけでも授業の理解がスムーズになるでしょう。
授業の後は復習(演習)です。宿題も活用しつつ、もう少し練習した方が良さそうと思えば宿題でないところも問題を解いて確認してみましょう。
授業をよく聞く
教科書や問題集には出てこない問題を出題する先生もいます。特に理科・社会・国語など、副教材や市販の問題集では対応できないことも。授業をしっかり聞いて授業でしか扱っていない内容を確認しておきましょう。
勉強の工夫をする
教科書をサラッと読んで終わり、問題集を1回解いて終わり、ではなく、付箋や赤シートを活用したり、問題集を3周(間違えたところだけ解き直し)するなど、勉強したことが定着するよう勉強の工夫をしてみましょう。
学習計画を立てて実行することも重要。スマホアプリで学習時間の管理をするのも良さそうですね。
わからないところは学校で質問する
チューター制度など学習サポートが充実している中高一貫校も多いです。質問はいつでもウェルカムというという先生も。積極的に活用しましょう。
通信教育や補習塾を活用する
1人で勉強しようと思ってもうまく進められない、はかどらない、という中高一貫校生は、中高一貫校生向けの通信教育や補習塾などを利用してみるのがおすすめ。
通信教育は学校とピッタリ合わせるのが難しい場合もありますが、ニュートレジャーを出しているZ会の通信教育はニュートレジャーと同じ順序で文法が学べ、各教科単元を自由に選んで進められます。
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進研ゼミはプログレス21、体系数学対応です。こちらも進度フリー。
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補習塾は中高一貫校生専門や、同じ中高一貫校の生徒によく利用されている塾がおすすめです。
まとめ
中高一貫校の授業は進みが早くレベルも高め、定期テストが難しいと感じるのも当然かもしれません。
当サイトでは中高一貫校生におすすめの塾をたくさん紹介はしていますが、せっかく中高一貫校に入学できたのですから家庭学習の習慣をつけることで「塾なし」で学校生活を楽しんでほしいのが本音です。
もちろん1人では手に負えないのであれば、苦手教科だけでも塾や(オンライン)家庭教師などを利用してみると良いかと思います。