中高一貫校生は中だるみに注意!中だるみを防ぐ対策は?

教育情報

 
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中学受験を乗り越え無事に中高一貫校に入学したけれど、心配なのはよく聞く「中だるみ」。

中だるみしないために(あるいはすでに中だるみが見られる場合)、一体どのような対策をとるべきなのでしょうか。

個別指導塾にて中高一貫校生の指導経験がある元塾講師がまとめました。

※記載の内容は情報取得時のものです。最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。
※この記事は一部PRを含みます。個別指導塾WAYSと当サイトは提携関係にあります。

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執筆者:まいにちマナブ
元個別指導塾講師。20年以上中学生や中学受験生を中心に指導、教室長、塾長の経験もあり。保護者の方と多数面談も行ってきました。2018年より当サイトの運営を開始。

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中高一貫校生は中だるみに注意!

中高一貫校生のお子さんは、一般的に中2~高1ぐらいで「中だるみ」が起きやすいようです。

高校受験がある公立中生とは違い、受験の緊張感というものがないのが主な原因(すでに過酷な受験を経験はしていますが)。

もちろんお子さんによって中だるみの状況はさまざま。

<ケース1>入学当初は学校生活をエンジョイしようと張り切っていたお子さん、学校生活に慣れていくにつれ勉強がおざなりに。

<ケース2>部活や行事で帰りが遅くクタクタ状態、家ではスマホやゲームばかり、中学受験での頑張りはどこへやら、気づけば宿題を出すだけで精一杯。

<ケース3>難関校に入ったら、自分と同じようにできる生徒ばかり。頑張ってもなかなか成績が上がらず、だんだんとやる気がなくなってきた。

<ケース4>大学まで内部進学、よほどひどい点を取らない限り大丈夫。毎日お友達と遊んでばかりの楽しい日々・・・テスト勉強もギリギリまでやらない。

公立中生のお子さんでもケース1、2のような例はありますが、高校受験がある分中2の終わりごろから緊張感が出てくるもの。

しかし中高一貫校だと(多くの場合)受験の緊張感が出てくるのはもう少し先のことです。

中だるみをほうっておくとどうなる?

過酷な中学受験を頑張ってきたのだから、多少は中だるみしても良いではないか・・・という考え方もアリでしょう。周囲が受験ムードになれば自然とお子さんも机に向かうようになることが期待できます。

しかしお子さんによっては中だるみ状態が続いたり、ひどくなったりするケースもあります。

中だるみがひどくなると・・・

  • 全然授業についていけない、聞く気がなくなる
  • 課題をいい加減に出したり、提出するのを忘れる
  • テストが悪くて再テスト、さらに再テストでもひどい点をとる
  • 大学受験や高校の内部進学すら危うくなる

筆者の場合個別指導塾に勤めていたということもあり、どうしても「危機的状況」で駆け込みにいらっしゃるご家庭が多かったので、上にあげた例は極端なケースかもしれません。

このような状態を招かないように、どういった対策をとることができるでしょうか。

中高一貫校生の中だるみを防ぐ対策は?

中高一貫校生の中だるみ(の悪化)を防ぐための対策5つをご紹介します。

目標を設定する

できれば親子で話し合い、お子さんの今後の目標を設定するのがおすすめ。(最終的にはお子さんが決定)

  • 短期目標・・・次のテストで〇点以上取る
  • 中期目標・・・今年中に検定試験で〇級とる
  • 長期目標・・・〇〇大学目指す、将来就きたい業種など

お子さんも自分で宣言したからには頑張らねばという気持ちになるはず。

筆者が以前見ていた中高一貫校のお子さんも将来海外の大学に行きたいという気持ちがあり、それを思い出しては(数学は気乗りしないようでしたが)勉強を頑張らねば・・・とモチベを保っているようでした。

とはいえ中高一貫校生はなかなか学校生活がハード。思うようにいかないこともあるかもしれませんが、努力が少しでも見られれば褒めポイントと思ってあたたかい声掛けを。

1人で学習する習慣をつける

中学受験時は進学塾から出る大量の宿題をこなし、間違えやすいところは親御さんや家庭教師・個別指導塾の先生に指示されたところをひたすら解いて覚えて・・・というお子さんも多いのでは。

最低限、英語と数学は予習する習慣を。特に数学で苦戦している中高一貫校生が多いようなので、課題が出る前からコツコツ問題集を解き進めておくと良いでしょう。

中高一貫校生向けの塾に通う

ありきたりですが塾通いで「場の力」を借りるのも緊張感を持たせるのに有効。といっても中学受験のようなガチ通いをする必要はなく、特に1、2年生のうちは週に1回でも十分だと思います。

同じ中高一貫校生が通う塾だと各学校の情報をお持ちの塾も多く、良い刺激も受けられます。特に家で勉強しないお子さんなら自習室完備の塾がおすすめです。

家庭教師を利用する

先生に教わるのは良さそうだけど、家の近くに良い塾がない、部活もハードで塾通いは疲れそう・・・なら、家庭教師もおすすめ。

若いお兄さん、お姉さん先生かベテランの先生かはお子さんの性格・相性で。同じ中高一貫校出身の先生や目指している大学の先生なら学習意欲も高まりそうです。

将来につながる習い事を始める

いわゆる学習塾、進学塾ではなく、英会話などの語学やプログラミングなど、何か将来と関わる習い事を始めてみるのも良いかもしれません。1回きりの体験学習も刺激になるかも。

将来の夢とのつながりがあれば、目の前の面倒にも思える課題にも取り組む意義が見つけられるでしょう。

まとめ

中学受験という試練を乗り越えてほっと一息、もう中学生だし自分の好きなようにさせてほしいとお子さんも思っているかもしれません。

しかしまだまだ自分をコントロールするのが難しい時期。干渉はしたくないけれど、そんなお子さんを支えてあげたいと思うのが親心だと思います。

せっかく入った中高一貫校、中だるみはほどほどに、お子さんには充実した学校生活を送ってほしいですね。

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