大阪府立中高一貫校の受検日程・選抜方法・倍率【2025年度版】

大阪府立中高一貫校の受検日程・選抜方法・倍率【2025年度版】

PR

中学受験といえば私立が主流ですが、公立中高一貫校を目指す受験生も少なくありません。私立より学費が抑えられ、中高一貫6年のカリキュラムを提供、大学への進学実績でも注目されています。

この記事では大阪府にある公立中高一貫校(大阪府立中学校)の受検日程や選抜方法、倍率などを学校の特色とあわせて、またおすすめの通信教育についても元塾講師がご紹介しています。

よかったら参考にしてください。

※記載の内容は情報取得時のものです。最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。
※この記事は一部PRを含みます。(Z会の通信教育、進研ゼミと当サイトは提携関係にあります。)

広告

大阪府立中高一貫校の受検日程・定員・選抜方法【2025年度】

大阪府内にある公立中高一貫校は次の3校です。

  • 大阪府立咲くやこの花中学校
  • 大阪府立水都国際中学校
  • 大阪府立富田林中学校

2025年度(令和7年度)入学者選抜の日程・募集定員は以下のとおり。(3校とも共通)

出願日:2025年1月7日(火)~1月10日(金)

適性検査日:2025年1月25日(土)

発表日:2025年2月2日(日)

適性検査の内容は各校により異なります。咲くやこの花は作文がありますが、水都国際と富田林は適性検査がⅢまであります。

大阪府立咲くやこの花中学校

設立 2008年
所在地 大阪市此花区西九条6-1-44
アクセス JR環状線・阪神なんば線西九条駅より南西500m
募集定員 80名(ものづくり・スポーツ・言語・芸術で各20名)
通学区域 大阪府全域
選抜方法 適性検査Ⅰ・・・国語・算数的問題。
適性検査Ⅱ・・・ものづくり(理工)・スポーツ・言語・芸術(美術・デザイン)各分野に関する検査。
作文(自己表現)・・・志望動機、興味・関心。300字。
⇒総合点により選抜

大阪府立咲くやこの花中学校・高等学校はものづくり・スポーツ・言語・芸術分野の才能を伸ばすことを目標にした、併設型の中高一貫校です。

中学校でものづくり(理工)・スポーツ・言語・芸術(美術・デザイン)の分野別学習、高校(総合学科)では理数・ロボット工学・スポーツ科学・言語社会・造形芸術・映像表現の系列学習を行います。

阪大・神大・大阪公立大ほか国公立大学、関関同立ほか私立大学で合格実績を出しています。

公式サイト:大阪府立咲くやこの花中学校

大阪府立水都国際中学校

設立 2019年
所在地 大阪府大阪市住之江区南港中3-7-13
アクセス 南港ポートタウン線ポートタウン西駅、ポートタウン東駅より南へ約800ⅿ
募集定員 80名
通学区域 大阪府全域
選抜方法 適性検査Ⅰ・・・国語・英語的問題
適性検査Ⅱ・・・算数的問題
適性検査Ⅲ・・・思考力・論理的な表現力など
⇒総合点により選抜

全国初の公設民営(学校法人大阪YMCAが運営)の中高一貫校。併設型で高校から募集あり。英語教育に重点を置き、数学・理科・英語・グローバルスタディーズ/グローバルイシューの授業は原則英語。全教職員の約30%が英語ネイティブ教員です。

YMCAのネットワークを活かし、海外研修や国際交流も。海外・国内の大学とも連携。自ら学び自ら考える、課題探求型授業を行っています。

高2からグローバルコミュニケーションコース、グローバルサイエンスコース、国際バカロレアコースに分かれます。海外、国内の大学で合格実績を出しています。

公式サイト:大阪府立水都国際中学校・高等学校

大阪府立富田林中学校

創立 1901年(2017年に中高一貫校に)
所在地 大阪府富田林市谷川町4-30
アクセス 近鉄長野線富田林西口駅より南へ500m
募集定員 120名
通学区域 大阪府全域
選抜方法 適性検査Ⅰ・・・国語・英語的問題
適性検査Ⅱ・・・算数的問題
適性検査Ⅲ・・・社会・理科的問題
⇒総合点により選抜

富田林中学校・高等学校は併設型の中高一貫校。制服(標準服)はありますが高校では私服もOK。

グローカルリーダーの育成を目標とし、大阪府立高校の普通科では唯一のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校。高3では予備校講師を学校に招きハイレベル講習も行われています。

令和5年度の大学現役合格実績は京都大2名、大阪大13名、神戸大6名ほか、国公立大や関関同立など有名私立大で多数合格者を出しています。

公式サイト:富田林中学校・高等学校

※各校の情報は各学校公式サイトから、令和7年選抜に関する情報は大阪府ホームページ「令和7年度府立中学校入学者選抜」を参考にまとめています。

大阪府立中高一貫校の志願倍率【2024年度】

2024年度(令和6年度)の大阪府公立中高一貫校の志願倍率をまとめました。

定員 志願者 倍率
咲くやこの花

ものづくり(理工)
スポーツ
言語
芸術(美術・デザイン)

計80

20
20
20
20

計316

108
48
78
82
全体3.95

5.40
2.40
3.90
4.10
水都国際 80 324 4.05
富田林 120 335 2.79

大阪府ホームページ「令和6年度大阪府立中学校入学者選抜の志願者数」より抜粋

大阪府の公立中高一貫校の受検対策は?

公立中高一貫校の適性検査は私立の受験ほど知識は必要ありませんが、独特の出題形式のためしっかりした対策が必要です。(咲くやこの花の芸術分野だと絵画教室での対策も必要になるでしょう。)

公立中高一貫校対策を行っている進学塾(開成教育セミナー、第一ゼミナール、馬渕教室など)を利用するのがおすすめですが、ご家庭で勉強を進めたいなら通信教育という選択肢もあります。

おすすめの通信教育1.「Z会の通信教育」

PR

Z会の通信教育では小学生コース専科で公立中高一貫校受検対策講座を開講。3・4年生には思考・表現力、5・6年生には公立中高一貫校 適性検査と作文の講座を提供しています。Z会員(通信教育以外も含む※)2023年度の合格実績は富田林60名、咲くやこの花 6名、水都国際 5名。富田林の合格者数が目立っています。
※小学6年生でZ会通信教育・Z会映像授業・Z会プレミアム講座、Z会の教室本科・講習、および提携塾のZ会講座を受講していたお子さんが対象。

おすすめの通信教育2「進研ゼミ小学講座」

PR

進研ゼミ小学講座では考える力・プラス講座にて公立中高一貫校対策に対応。1~4年生は考える力を養成する講座、5・6年生は適性検査・作文対策が進められる講座となっています。2023年度は咲くやこの花10名、水都国際7名、富田林9名の合格実績(※)があります。※5・6年生で進研ゼミ小学講座3か月以上、作文・表現力講座2回以上、考える力・プラス講座3か月以上、または小4~6で考える力・プラス 中学受験講座を3か月以上、いずれかの受講者が対象。

まとめ

大阪府立中高一貫校の選抜方法、倍率、また適性検査対策におすすめな通信教育もご紹介しました。学校選びや受検対策の参考になれば幸いです。