神奈川県公立中高一貫校の選抜方法・倍率・偏差値は?【2024年】

神奈川県公立中高一貫校の選抜方法・倍率・偏差値は?【2024年】

中学受験といえば私立が主流ですが、公立中高一貫校を目指す小学生も少なくありません。学費が抑えられる上、私立中高一貫校と同様のカリキュラムや特色あるカリキュラムを提供、大学への進学実績でも注目されています。

この記事では神奈川県公立中高一貫校の選抜方法、倍率、偏差値などを元塾講師がご紹介しています。よかったら参考にしてください。

※記載の内容は情報取得時のものです。最新の情報は各公式サイトや募集要項等でご確認ください。

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神奈川県公立中高一貫校の募集定員・選抜方法【2024年】

神奈川県の公立中高一貫校は次の5校です。

  • 神奈川県立相模原中等教育学校
  • 神奈川県立平塚中等教育学校
  • 横浜市立南高等学校附属中学校
  • 横浜市立サイエンスフロンティア高等学校附属中学校
  • 川崎市立川崎高等学校附属中学校

2024年の検査日は令和6年2月3日。合格発表日は2月10日。(神奈川県内公立中高一貫校共通。)

適性検査問題は県立相模原と平塚で共通。市立南と横浜サイフロも共通です。

以下に各校の令和6年度選抜方法などを簡単にまとめました。詳しい選抜方法や募集資格などは各募集要項等でご確認ください。

神奈川県立相模原中等教育学校

設立 2009年度(平成21年度)
所在地 相模原市南区相模大野4-1-1
アクセス 相模大野駅より徒歩10分
募集定員 160名
通学区域 神奈川県
選抜方法 適性検査ⅠⅡ、調査書(6年12月末時点全教科)

適性検査の点数:調査書を6:1に換算、得点の合計値を出します。(2023年度)ほとんどがマークシートで記述問題は2問。

神奈川県立平塚中等教育学校

設立 2009年度(平成21年度)
所在地 平塚市大原1-13
アクセス JR平塚駅北口より徒歩約30分、神奈中バス「中原東」下車徒歩5分ほか
募集定員 160名
通学区域 神奈川県
選抜方法 適性検査ⅠⅡ、調査書(6年12月末時点全教科)

適性検査の点数:調査書を6:1に換算、得点の合計値を出します。(2023年度)ほとんどがマークシートで記述問題は2問。

横浜市立南高等学校附属中学校

設立 2012年(平成24年)
所在地 横浜市港南区東永谷2-1-1
アクセス 上大岡駅より京急・神奈中バス約10分「南高校前」下車、上永谷駅より徒歩約15分ほか
募集定員 160名
通学区域 横浜市(募集定員30%上限で市外も許可)
選抜方法 適性検査ⅠⅡ、調査書(5・6年9教科)

評定3、2、1をそれぞれ10点、5点、1点とし(180点満点)、適性検査:評定を3:1で換算します。(2023年度)適性検査Ⅰで300字以内の記述が含まれます。

横浜市立サイエンスフロンティア高等学校附属中学校

設立 2017年(平成29年)
所在地 横浜市鶴見区小野町6
アクセス JR鶴見小野駅より徒歩3分
募集定員 80名
通学区域 横浜市
選抜方法 適性検査ⅠⅡ、調査書(5・6年9教科)

評定3、2、1をそれぞれ10点、5点、1点とし(180点満点)、適性検査:評定を3:1で換算します。(2023年度)適性検査Ⅰで300字以内の記述が含まれます。

川崎市立川崎高等学校附属中学校

設立 2014年(平成26年)
所在地 川崎市川崎区中島3-3-1
アクセス JR川崎駅中央東口・北口東より徒歩約20分(駅から市バスあり)、京急大師線港町駅より徒歩約12分
募集定員 120名
通学区域 川崎市
選抜方法 適性検査ⅠⅡ、調査書(6年前期終了時の全教科)

適性検査の点数:調査書を9:1に換算、得点の合計値を出します。(2023年度)適性検査Ⅰで400字以内の作文が含まれています。

神奈川県公立中高一貫校の志願倍率【2024年】

2024年(令和6年度)の神奈川県公立中高一貫校の志願倍率をまとめました。

定員 志願者 倍率
相模原中等 160 880 5.50
平塚中等 160 683 4.27
南高附属 160 690 4.31
横浜サイフロ 80 450 5.63
川崎高附属 120 493 4.11

最も倍率が高いのが5.63倍のサイフロ。しかしいずれの学校も4~5倍以上と高倍率です。

参考URL:神奈川県教育委員会横浜市教育委員会川崎市教育委員会

神奈川県公立中高一貫校の偏差値

参考までに神奈川県公立中高一貫校の首都圏模試偏差値を下表にまとめました。

相模原中等 68
平塚中等 65
南高附属 69
横浜サイフロ 70
川崎高附属 61

参考:首都圏模試センター(2024年2月2日調べ)

首都圏模試の偏差値は他の偏差値より高めに出る傾向にあります。

神奈川県の公立中高一貫校では私立中学受験とは異なる選抜(調査書・適性検査)が利用され、また倍率も非常に高いです。そのため単純に偏差値だけで難易度を判断するのは難しいでしょう。偏差値はあくまでも参考程度に考えていただくのが良いかと思われます。

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まとめ

神奈川県公立中高一貫校の選抜方法、倍率、偏差値などを見てきました。いずれの学校も倍率が高く、厳しい選抜となっています。

調査書対策をするとともに、適性検査対策をしっかり行っておく必要があるでしょう。

当サイトでは公立中高一貫校対策におすすめな塾や通信教育もご紹介しています。よかったら参考にしてください。