北海道公立中高一貫校の選抜方法・倍率は?【2024年】

北海道公立中高一貫校の選抜方法・倍率は?【2024年】

北海道といえば函館ラ・サール中、北嶺中、立命館慶翔中などの私立中高一貫校が有名ですが、公立中高一貫校も2校あります。

公立中高一貫校は私立より費用が抑えられる上、グローバル教育や探究活動など質が高く特色のあるカリキュラムを提供。進学実績でも注目を集めています。

この記事では北海道にある公立中高一貫校の2024年度選抜方法と実質倍率、偏差値(※参考数値)、また適性検査や作文対策ができる通信教育も元塾講師がご紹介しています。よかったら参考にしてください。

※記載の内容は情報取得時のものです。最新の情報は各公式サイトや募集要項等でご確認ください。
※この記事は一部PRを含みます。Z会の通信教育、進研ゼミと当サイトは提携関係にあります。

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北海道公立中高一貫校の選抜方法【2024年】

北海道の公立中高一貫校は次の2校です。

  • 市立札幌開成中等教育学校(完全型)
  • 北海道登別明日中等教育学校(完全型)

2024年度(令和6年度)の検査、発表は以下の日程で行われています。

  • 札幌開成中等
    検査日:1次 2024年1月11日(木)、2次 2024年1月20日(土)
    合格発表:2024年1月26日(金)
  • 登別明日中等
    検査日:2024年1月6日(土)
    合格発表:2024年1月18日(木)

※追検査・2次募集の日程は除く。

各校の選抜方法を簡単にまとめました。

市立札幌開成中等教育学校

設立 2015年(平成27年)
所在地 札幌市東区北22条東21-1-1
アクセス 元町駅より徒歩15分ほか
募集定員 160名
通学区域 札幌市内全域
検査日 1次 2024年1月11日、2次 2024年1月20日(発表 2024年1月26日)
選抜方法 適性検査Ⅰ・Ⅱ、グループ活動、出願理由等説明書、児童の状況調書

国際バカロレア(IB)認定校でSSH指定校でもある市立札幌開成中等教育学校。

検査は一次と二次に分けて行われます。

一次検査では適性検査ⅠとⅡが45分ずつ行われ、Ⅰでは論理的思考力・判断力、Ⅱでは表現力や課題発見・解決力を確かめられます。

二次検査はグループ活動(授業形式)でコミュニケーション能力や探求学習の対応力などが確かめられます。各グループ50分。

一次検査は適性検査Ⅰ・Ⅱの結果、出願理由等説明書、児童の状況調書をもとに選考、入学候補者はさらにグループ活動の結果も加えられ決定されます。

※細かな入学予定者の決定方法も含め、詳細は実施要項でご確認ください。

参考:令和6年度(2024年度)市立札幌開成中等教育学校入学者選考実施要項市立札幌開成中等教育学校公式サイト

北海道登別明日中等教育学校

設立 2007年(平成19年)
所在地 登別市片倉町5-18-2
アクセス 幌別駅より徒歩約20分またはバス約5分「明日中等前」下車
募集定員 80名
通学区域 道内全域(※寄宿舎あり)
検査日 2024年1月6日(発表1月18日)*
選抜方法 作文、実技、面接、出願理由等説明書、児童の状況調書

*入学者が足りない場合行われる2次募集検査は3月12日と設定されていますが、執筆時で募集は行われていません。

国際理解教育、キャリア教育、習熟度別学習などを提供する北海道登別明日中等教育学校。道内全域で募集しており寄宿舎も用意されています。(定員は男女各8名以内)。

検査は作文と実技、面接が行われます。作文は45分。実技はグループ活動で60分。面接は個人面接で10分程度、英語のやりとりも含まれます。

出願理由等説明書、児童の状況調書、検査の結果を総合して選抜が行われます。

※詳しくは実施要項をご確認ください。

参考:北海道教育委員会「令和6年度北海道立中等教育学校入学者選考実施要項等」北海道登別明日中等教育学校公式サイト

北海道公立中高一貫校の志願倍率【2024年】

2024年度(令和6年度)の北海道公立中高一貫校の志願倍率をまとめました。

募集定員 志願者数 倍率
札幌開成 160名 390名 3.1倍
登別明日 80名 100名 1.3倍

札幌開成中等教育学校は志願倍率3.1倍。令和は3倍台で推移しており、以前に比べれば倍率が落ち着いているようです。

登別明日中等教育学校は昨年度の1.0倍より倍率が高くなりました。(昨年度は2次募集がありました。)

参考:札幌市「市立札幌開成中等教育学校の入学者選考」北海道教育委員会「中等教育情報」

北海道公立中高一貫校の偏差値

インターネット上では札幌開成 54~58、登別明日 46~54という情報(※)がありました。ただし公立中高一貫校では一般の入試とは違い、適性検査や作文、グループ活動などをもとに選抜が行われます。偏差値はあくまでも参考程度にお考えいただくのが良いでしょう。

シリタスみんなの中学情報を参考。2024年2月時点での情報です。

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公立中高一貫校対策ができる通信教育

塾に通うまで家で適性検査や作文の対策を進めたい、塾だけでは量が足りないので自宅学習用に教材を使いたいという方に、公立中高一貫校対策ができる通信教育2つをご紹介します。

いずれも北海道公立中高一貫校の合格者に利用されています(※合格実績より)が、登別明日は適性検査がないのでご注意ください。

進研ゼミ小学講座

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進研ゼミ小学講座では考える力・プラス講座にて公立中高一貫校対策に対応。1~4年生は考える力を養成する講座、5・6年生は適性検査・作文対策が進められる講座となっています。また作文・表現力講座も用意しています。

🌸2023年度進研ゼミ小学講座合格実績

札幌開成 18名 登別明日 7名

※5・6年生で進研ゼミ小学講座3か月以上、作文・表現力講座2回以上、考える力・プラス講座3か月以上、または小4~6で考える力・プラス 中学受験講座を3か月以上、いずれかの受講者が対象。

公式サイトで資料請求、お申し込みを受付中です。

Z会の通信教育

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Z会の通信教育では小学生コース専科で公立中高一貫校受検対策講座を開講。3・4年生には思考・表現力、5・6年生には公立中高一貫校 適性検査と作文の講座を提供しています。(適性のみ、作文のみの受講も可能です。)

🌸2023年度Z会員合格実績

札幌開成 4名 登別明日 3名

※6年生でZ会通信教育・Z会映像授業・Z会プレミアム講座、Z会の教室本科・講習、および提携塾のZ会講座を受講していたお子さんが対象。

公式サイトで資料請求、お申し込みを受付中です。

まとめ

北海道公立中高一貫校の選抜方法や倍率、公立中高一貫校対策ができる通信教育もご紹介してきました。

学校で良い成績をとっておくことはもちろんのこと、適性検査や作文など各校の検査に合わせた対策をしっかり進めておく必要があります。

ただし作文や面接・実技の対策はなかなか難しそうに感じます。実績や情報の多い塾に頼った方が良さそうです。

今回の記事が参考になれば幸いです。