中学受験の女子御三家とは?

教育情報

 
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今回は中学受験で御三家(女子御三家)と呼ばれる、東京の女子名門校3校についてご紹介します。

女子の御三家ってどの学校を指すの?

どれぐらいのレベル(偏差値)なの?

それぞれどんな学校なの?

という方はよかったら参考にしてください。

執筆者:まいにちマナブ
元個別指導塾講師。20年以上中学生や中学受験生を中心に指導、教室長、塾長の経験もあり。保護者の方と多数面談も行ってきました。2018年より当サイトの運営を開始。

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中学受験の女子御三家とは?

中学受験の女子御三家は一般的に「桜蔭」「女子学院」「雙葉」のことを指します。

いずれも難関大学の進学実績が高い、難関の女子校です。

女子御三家の偏差値

女子御三家の四谷大塚と日能研の偏差値を下表にまとめました。

桜蔭 68~71
女子学院 67~69
雙葉 65~67

※データ参照元:四谷大塚日能研(2024年2月18日調べ)

女子御三家の2024年入試日

いずれの学校も2月1日午前から行われています。午後に面接。試験は1回のみです。

女子御三家の2024年倍率

2024年(令和6年度)の女子御三家の実質倍率をまとめました。

受験者 合格者 倍率
桜蔭 565名 287名 1.97倍
女子学院 642名 283名 2.27倍
雙葉 359名 124名 2.90倍

※桜蔭は学校公式サイト、女子学院・雙葉はSAPIX小学部の出願者数速報をもとに作成。

中学受験の女子御三家 各校の特徴

女子御三家各校の特徴を簡単にまとめました。

桜蔭中学校

創立 1924年
所在地 東京都
アクセス JR水道橋駅より徒歩7分ほか
募集定員 235名

桜蔭学園は中高6年の一貫教育を行っており、高校からの募集は行っていません。勤勉、礼儀を重視し、中1生は礼法の授業で立ち居振る舞いの動作や食事・訪問時・来客時の作法なども学びます。

英語は中学生は多読を取り入れ2年生はオンライン英会話も導入、英語4技能をバランス良く学びます。数学は高2・3で進路や習熟度別の授業も。

2023年の東大合格者数は72名、その他国公立大、医科大・医学部、早慶など難関大の実績を多数出しています。

2024年入試は2月1日午前から行われ、午前に4教科の筆記試験、午後に面接が行われています。筆記試験の配点は国語・算数が各100点満点、社会・理科が各60点満点。

学費は入学金380,000円、授業料(年額)447,600円、施設費・教育充実費(年額)各96,000円ほか。変更になる場合があります。

参考:桜蔭中学校高等学校公式サイト

女子学院中学校

創立 1870年(1890年に合併、女子学院の名称に)
所在地 東京都千代田区一番町22-10
アクセス 麹町駅より徒歩3分、JR市ヶ谷駅より徒歩8分 ほか
募集定員 240名

自由な校風でも知られる女子学院。制服や細かな校則もありません。キリスト教主義の学校で毎朝礼拝が行われ、各学年で聖書の授業も行われています。日曜には最寄りの教会に出席することが求められています。中高一貫教育で高校からの募集は行っていません。

授業は週5日制、週30時間の授業となりますが、土曜や休日に授業や特別活動の時間をあてているそうです。実験やレポート、作文、作品制作なども力を入れています。

進路指導は中3から取り入れられ、将来へ向けてどのような進路をとったら良いかアドバイスが行われています。

2023年度入試では東大27名(既卒5名)ほか国公立大、早慶上理ほか難関私立、医系でも多数の実績を出しており、海外大学の合格実績も出しています。

2024年入試は2月1日午前から行われ、午前は4科の筆記試験、午後にグループ面接。中学入試では理社の配点が低い学校が多いですが、女子学院の場合は国算理社すべて100点満点となっています。

2024年度学費は授業料(月額)41,000円、施設費(月額)15,000円ほか、月額合計63,290円となります。(別途かかる費用あり、変更になる場合があります。)

参考:女子学院中学校・高等学校公式サイト

雙葉中学校

創立 1909年雙葉高等女学校を開校
所在地 東京都千代田区六番町14-1
アクセス 四ツ谷駅より徒歩2分
募集定員 100名

雙葉ではカトリックの学校です。中高一貫教育を行っており、附属の幼稚園・小学校があります。そのためか桜蔭・雙葉より募集人数は少なめ。高校からの募集はありません。なお姉妹校に田園調布雙葉、横浜雙葉、静岡雙葉、福岡雙葉があります。

カトリック精神にもとづいた全人教育が行われ、宗教の授業や行事も行われています。外国語教育にも注力し、英語に加えフランス語も学習します。

中学の授業でも高校範囲の内容まで取り扱い、科目により少人数授業も導入。必要に応じ個別指導、グループ指導での補習も行っているとのこと。

進学実績は2023年度入試で東京大13名(現役12名)ほか国公立大や早慶(現役96名)、また医歯薬系で合格者を多数輩出。慶應、ICU、上智ほか医歯薬系の大学での指定校推薦依頼も。

2024年度入試は2月1日に行われ、午前に国算理社の4教科、午後に面接が行われます。国語・算数は各100点満点、理科・社会は各50点満点。(2024年度入試の情報)

2023年度学費は入学金240,000円、授業料529,200円、後援会費72,000円、施設維持費171,600円ほか。

参考:雙葉中学校・高等学校公式サイト

まとめ

中学受験の「女子御三家」についてご紹介しました。3校ともかなり個性がはっきり分かれているようです。将来難関大学を目指すなら、候補に入れておきたい学校ではないでしょうか。

当サイトでは女子御三家への実績も高い塾や、中学受験(準備)におすすめな通信教育もご紹介しています。よかったら参考にしてください。

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