今回は中学受験で御三家(男子御三家)と呼ばれる、男子の名門校3校についてご紹介します。
(男子)御三家ってよく聞くけれどどこの学校を指すの?
どれぐらいのレベル(偏差値)なの?
それぞれどんな学校なの?
という方はよかったら参考にしてください。
中学受験の男子御三家とは?
中学受験での男子御三家は一般的に「開成」「麻布」「武蔵」のことを指します。
いずれも難関大学の進学実績が高く、難関の男子校です。
男子御三家の偏差値
男子御三家の四谷大塚と日能研の偏差値を下表にまとめました。
開成 | 71~72 |
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麻布 | 68 |
武蔵 | 65~67 |
※データ参照元:四谷大塚、日能研(2024年2月17日調べ)
男子御三家の2024年入試日
いずれも2月1日午前となります。1回のみです。
男子御三家の2024年倍率
2024年(令和6年度)の男子御三家の実質倍率をまとめました。
受験者 | 合格者 | 倍率 | |
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開成 | 1190名 | 424名 | 2.81倍 |
麻布 | 796名 | 352名 | 2.26倍 |
武蔵 | 530名 | 177名 | 2.99倍 |
※各校公式サイト記載の情報より作成。
中学受験の男子御三家 各校の特徴
男子御三家各校の特徴を簡単にまとめました。
開成中学校
創立 | 1871年共立学校創立、1895年開成に改名、1948年高校を発足。 |
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所在地 | 荒川区西日暮里4-2-4 |
アクセス | 西日暮里駅より徒歩約3分 |
募集定員 | 300名 |
全国でもトップクラスの私立中高一貫校、高校からも100名募集しています。ペンと剣の校章と黒の詰襟制服も開成の象徴。なお開成にはプールがありません。
自主教材も活用した授業を展開、数学は高2途中から文系・理系に。高3で大学受験に対応した授業や、問題演習中心の授業も行ています。
東大への合格実績が高く、2023年度は東大に148名(うち現役は118名)の合格者を輩出。現役で4人に1人以上は東大に受かったということになります。早慶も合格者は多いですが進学する生徒の割合は低め。医学部の合格者も多いです。
中学校の入試は国語・算数各85点満点、理科・社会各70点満点。毎年2月1日の午前に行われています。(2024年2月時点での情報)
学費(2024年度)は入学時に入学金320,000円、施設拡充資金120,000円、授業料は月額41,000円ほか。
麻布中学校
創立 | 1895年 |
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所在地 | 港区元麻布2-3-29 |
アクセス | 広尾駅より徒歩10分 |
募集定員 | 300名 |
制服がなく、自由な校風でも知られる名門校の麻布。中高一貫校で高校からの募集はしていません。授業ではオリジナル教科書やプリント教材を用いた指導も行われています。
東大合格者は2020~2023年で毎年60~80名以上(現役は40~50名ほど)出ています。京大や早慶上理などの難関大でも多数の実績。
入試は国語・算数各60点満点、理科・社会各40点満点。毎年2月1日の午前に行われています。(2024年2月時点での情報)
学費(2023年度)は入学金300,000円、授業料月額41,200円、維持費月額10,000円ほか。
武蔵中学校
創立 | 1922年高校開校、中学校は1949年に発足 |
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所在地 | 練馬区豊玉上1-26-1 |
アクセス | 江古田駅より徒歩6分ほか |
募集定員 | 160名 |
名門校の武蔵も比較的自由な校風となっており、制服はありません。生徒の人数が1学年160名と開成(高校で400名)や麻布(300名)と比較するとかなり少なめ。中学生で塾に通っている生徒はあまりいないらしいです。
進路希望の実現に向けさまざまなサポートも提供。グローバル教育にも力を入れており、第2外国語の学習や提携校での国外研修も。海外進学の支援も行っています。
2023年度は東大21名(現役16名)、京大10名(現役6名)ほか多数の国公立大や難関私立大で実績を出しています。武蔵大学への推薦入学制度がありますが、進学状況を見る限り進学する生徒は少ないようです。
入試は国語・算数各100点、社会・理科が各60点。2月1日午前に行われます。(2024年2月時点での情報)
学費(2024年度)は授業料年間520,000円、維持費300,000円ほか、合計で年間842,600円。今後変更が出る場合もあります。
まとめ
中学受験の「男子御三家」についてご紹介しました。将来難関大学を目指すなら、候補に入れておきたい学校ではないでしょうか。
当サイトでは男子御三家への実績も高いおすすめな塾や、中学受験(準備)におすすめな通信教育もご紹介しています。よかったら参考にしてください。