この記事ではZ会の通信教育だけで医学部受験対策ができるのか、Z会の医学部医学科向けの講座内容や評判、学費(予備校との比較)などをご紹介しています。医学部対策にZ会の通信教育を活用したいとお考えの方は参考にしてみてください。
※こちらに記載のZ会の講座内容は情報取得時のものです。最新の情報や詳細は各公式サイトや資料等でご確認ください。(2025年1月28日に料金など一部更新しました。)
※この記事はPRを含みます。Z会の通信教育と当サイトは提携関係にあります。
【通信教育】Z会だけで医学部医学科を目指せる?
Z会の通信教育高校講座(2025年度)の基本情報
学習形式 | タブレット、大学受験は東大・京大・最難関で紙教材あり |
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科目 | (高1・2)5教科13科目 |
特長 | 全単元取り組み放題・良問出題・映像授業・添削指導・推薦対策・英語検定対策 |
料金(税込) | <2025年1月27日時点の情報> 2025年度受講料 高1・2生 5教科13科目の例 (高1)15,750円~/月(高2)18,000円~/月 高3生 1教科あたり5,760円~/月 ※表示金額は12か月一括払いの例 |
塾や予備校には通わず、(特に進学校の)学校の勉強とZ会だけで医学部医学科に合格できた…という人もいるようですが、Z会だけで行けるかどうかは今の学力状況やレベル次第です。演習量が不足する分は自分で勉強の仕方を工夫する必要があります。合格実績や評判からは教材の質・レベルに関して信頼が置けると言えそうです。
Z会の医学部医学科合格実績はどれぐらい?
2024年度でZ会員全体の医学部医学科の合格者数は833名、東大理Ⅲは35名でした。
🌸2024年度Z会員医学部医学科の合格実績🌸
東京大 35名
京都大 45名
東北大 29名
名古屋大 22名
大阪大 20名
東京医科歯科大 14名
慶應義塾大 30名
東京慈恵会医科大 24名
日本医科大 22名
順天堂大 24名
国際医療福祉大 37名
関西医科大 23名
他多数
※Z会員はZ会の通信教育・映像授業・オンライン授業の受講生、教室本科生・講習生、および提携塾のZ会講座受講生を指します。
2024年度医学部医学科合格実績比較(東進は現役生のみ)
Z会 | 833名 |
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駿台 | 4,018名(国公立 1,788名/私立 2,230名) |
河合塾 | 4,377名(国公立 1,603名/私立 2,774名) |
東進 | 1,800名(国公立 1,033名/私立 767名) |
※参照元:駿台公式サイト「駿台の合格実績」、河合塾公式サイト「合格者数」、東進公式サイト「現役合格実績」
Z会の実績は通信教育だけでなく、Z会の教室や通信教育と塾・予備校を併用している人も含まれています。
ただこの合格実績からもZ会講座は医学科受験対策に広く利用されている教材であり、医学部医学科合格者に選ばれている教材ということが伺えます。
Z会って難しいのでは?
Z会がいいというのはわかってるけど、かなりその内容が難しいのではないかという不安もあります。成績上位者でもかなりハイレベル内容、Z会とレベルが全然合っていないという人にはおすすめはできません。
しかし大学受験生向けの講座では3月号から8月号まで要点をまとめた参考書または映像解説つきとなっています。難しい問題をいきなり解くだけではありません。
添削問題をためてしまいそう…
得意な科目はヒントなしで堂々と提出できても、苦手教科は参考書を見てもわからない、解けない、提出できない…という人もいるようです。
また高校生は行事が重なったりして忙しいと、添削問題に取り組む時間があまり取れないこともあるでしょう。添削問題は途中までで提出してもOKだし少し遅れてもOK(添削指導の起源は約1年)。大事なのは取り組むこと、そして復習して理解を深めることです。
1人で続けられるのか不安
Z会に限らず、自宅学習は予備校通いと違い孤独な戦いに感じられます。公式サイトには「添削答案にメッセージもあったし孤独とは思わなかった」という声も掲載されていましたが、かなり優等生的なコメントかもしれません。
難しそうなら勉強垢を作ったり、「Studyplus」や「みんチャレ」のような習慣化アプリを活用するのもおすすめです。Z会の問題を解いていてどうしてもわからないところがあれば、「教えてZ会!」で質問することもできます。
塾や予備校も利用した方が良い?
とはいってもやっぱり1人で進めるのは大変そう。それにZ会だけでは問題演習の量が足りないかもしれないし、入試情報もいろいろ知りたい…という人は塾や予備校とZ会を併用するのがおすすめ。
Z会は1講座から受講できるので、特に力を伸ばしたい科目の強化に役立てることもできます。また他の通信講座の映像授業を利用しながらZ会で「アウトプット」という流れも、Z会でおすすめしてます。
今の学習進捗度やレベルによって、Z会の使い方としては下のようなパターンがあるでしょう。
- Z会だけ(学校の勉強・赤本)
- 予備校・塾+Z会(サブ)
- Z会(メイン)+予備校模試・講習会
- 映像授業/通信教育+Z会
Z会の医学部医学科受験向けの講座内容は?
高3・既卒の医学部医学科受験生におすすめされているのが最難関講座で、東大生理Ⅲ・京大医学部・慶応医学部は各大学の講座がおすすめされています。
講座・対応科目
東大・最難関 | 英語・数学・国語・物理・化学・生物・日本史・世界史・地理 |
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京大・早慶大 | 英語・数学・国語・物理・化学・生物・日本史・世界史 |
専科 | 共通テスト攻略演習(6教科17科目)・小論文・医療系小論文 |
Z会大学受験生向け講座の受講費は?【予備校と比較】
Z会の大学受験コース受講費を下の表にまとめました。
Z会の通信教育 大学受験コース 2025年度受講費
※表示の額は12カ月一括払いでの月あたり料金。
講座名 | 1講座あたり受講費 |
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難関 | 5,760円~/月 |
早慶大 | 6,210円~/月 |
最難関 | 6,660円~/月 |
東大・京大 | 7,020円~/月 |
このほかに共通テスト攻略演習(7教科17科目セット)と小論文の対策講座もあります。高1・2講座と大学受験コースの一部講座でタブレットが必要な場合があります
予備校の料金と比較してみました。
Z会と予備校の年間受講費・授業料を比較
高3 | 高卒生 | |
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Z会 | 1講座約8万円~ | 4講座約32万円~ |
大手予備校A | 1講座約20~30万円 | 約80万円~ |
医系専門予備校B | 1科目50万円~ | 約400万円~ |
通信教育と比べれば予備校はかなり高くなり、特に医系専門の予備校となると授業料がさらに高くなります。
現役高校生の場合予備校は基礎からしっかり教わりたい講座のみ利用したり、講習会や模試のみ利用することで通学と金銭面での負担が抑えられるでしょう。
Z会の医学部受験に関する評判は?Z会だけで合格した?
Z会での医学部受験に関する評判を、ネット上から集めてみました。
Z会だけで医学部受験に合格できたという人もまれにいるようですが、やはりかなり天才肌の人かすでに入試に必要な基礎知識が十分インプットができている人といった印象です。
信頼できる予備校や医学部進学に強い塾に通いながら、または予備校の模試や講習会の講座を活用しつつZ会を利用するのが、独学やモチベーションの維持に不安を感じる人には良いでしょう。
またZ会はハイレベルなアウトプット中心型の通信教育なので、レベルが合っていない人やインプット(基礎固め)が必要な人は別の教材を利用するか、インプット型の教材(オンライン講座)とZ会を併用するのがおすすめです。
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まとめ
受験生の自宅学習にZ会はおすすめの教材ですが、Z会だけで医学部医学科受験はかなり難しそうという結論です。学習意欲と合格する素質・学力がある程度以上あれば可能性が高くなるでしょう。
大手模試の結果をにらみつつ、強化したい講座だけ受講したり、塾・予備校と併用でうまく活用するのがおすすめ。無料のおためし教材や特典冊子ももらえるので、気になる方は資料を請求してみてはいかがでしょうか。
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