首都圏を中心に難関中学で数多くの実績を積み上げきているSAPIX(サピックス)は、人気の高い進学塾です。サピックスの入室テストは「難しい」「落ちることもある」と聞いて不安になる方も多いでしょう。
出題傾向や合格基準を正しく理解し、ポイントを押さえた対策を行えば、過度に恐れる必要はありません。ただし、難関校を目指すなら「上位クラス」を見据えた対策も必要となります。
本記事では、サピックス入室テストの難易度や気をつけておきたい点と対策、さらに不安がある場合の選択肢についても解説しています。
※本記事はSAPIXとは無関係の第三者メディアによる情報提供を目的としており、SAPIXの公式見解や監修を受けたものではありません。
サピックスの入室テストで落ちることはある?

サピックスの入室テストは決して狭き門ではありませんが、中には残念ながら落ちてしまうお子さまもいます。
合格基準点と不合格になるケース
サピックスの公式サイトでは具体的な合格基準点は公表されていませんが、40%程度、40%~50%という情報*1もあることから決して高い基準点ではないと言えます。新小1の場合はひらがなや1~10の読み書きができない場合、また、基本的な問題で得点できない場合、不合格の原因となります。漢字のトメ・ハネ・ハライが書けていない、読みにくい字も減点の対象となります。
落ちるのはどんなタイプの子ども?
- 基礎力が不足している(漢字・語句・計算ミスが多い)
- 読み書きが不十分(特に新1年生)
- 丁寧に字が書けない(読みにくい字、漢字のトメ・ハネ・ハライが不十分だと減点)
- 未習単元があるのに準備が不十分(高学年だと特殊算も試験範囲になる)
- 文章を読むのが遅い(テストで時間切れになってしまう)
不合格=サピックスに不向きとは限らない
サピックスの入室テストに一度不合格になったからといって、サピックスや中学受験そのものに不向きとは限りません。初回のテストでは準備が不十分でも再受験で合格できたお子さまや上位クラスに入れたというケースもあります。
サピックス入室テストの難易度は?

サピックスの入室テストの難易度は、学校のテストと比べるとかなり高めになっています。特に学年が上がるほど難易度が高くなります。
入室テストの科目・時間・配点
| 学年 | 科目 | 時間 |
|---|---|---|
| 1年 | 国算 | 各25分 |
| 2年 | 国算 | 各25分 |
| 3年 | 国算 | 各30分 |
| 4年 | 国算 | 各50分 |
| 5年 | 国算理社* | 国算各50分/理社各30分 |
| 6年 | 国算理社* | 国算各50分/理社各30分 |
*関西の教室では社会は実施されません。
学年別に見る難易度の傾向
🟧1~3年生
テストの難易度は高めで思考力を問う問題も出題されます。合格基準点はそれほど高くありませんが、字が丁寧でないと減点されるため、紙に字を書く練習をしっかり行っておくことが必要です。
🟧4年生
テストの難易度は高めで、試験時間も長くなります。入塾希望者も増える学年です。合格基準点はそれほど高くありませんが、思考力を問う問題も出題され、準備が必要です。
🟧5・6年生
中学受験のカリキュラムがすでにスタートしている高学年では、テストの難易度がさらに高まります。算数は特殊算なども出題され、中学受験の準備をしていないお子さまにはかなり難しい内容となります。国語の語句・読解対策に加え、理科・社会も出題されるので、知識や資料問題の対策も行っておく必要があります。
サピックスの入室テストで気をつけたい点と対策

サピックスの入室テストで気をつけておきたい点について整理しました。
難易度は高くても合格点は低い?
サピックス入室テストの難易度は高いですが、基準点は40~50%と決して高い点ではありません。だからと言って安心できるわけでもなく、準備不足だと落ちる可能性もあります。
特に算数は差がつきやすい
中学受験において、特に算数は差がつきやすい科目です。入室テストでも算数では思考力を問う難易度の高い問題が出題されます。高学年は特殊算も含めた内容が出題され、サピックスの授業についていけるだけの力をつけておく必要があります。計算ミスにも注意が必要です。
字を丁寧に書く、漢字のトメ・ハネ・ハライも注意
サピックスのテストでは読みやすい字でないと厳しく減点されます。解答欄の中に丁寧に書くことも必要です。ひらがなやカタカナ、漢字のトメ・ハネ・ハライも書けているか、ご家庭で細かくチェックしておきましょう。
上位クラスを目指すなら事前準備が必要
入室テストは「入れるかどうか」を決める試験であると同時に、入室後のクラスを決める試験でもあります。難関校を目指しているなら上位クラス(αクラス)でスタートするのが有利です。
サピックスの出題レベルに慣れるために、サピックスの問題集(きらめき算数脳、きらめき思考力パズルなど)や中学受験教材を活用し、時間配分も意識して演習に取り組むと安心です。
サピックス入室テストの算数対策に活用できる通信教育を次の記事で紹介しています。

家庭だけでの入室テスト対策に不安がある場合の選択肢

サピックス入室テストに落ちてしまい再受験するが対策の進め方がわからない
初めてのテストで不安がある
上位クラスを目指しているので難易度の高い問題にも取り組ませたい
以上のようなケースでは、第三者のサポートを受けるという選択肢もあります。
家庭だけで対策するのが難しいと感じたら
家庭だけで入室テストの対策をするのは難しいと感じたら、家庭教師や個別指導塾など、第三者のサポートを受けるという選択肢もあります。ただしサピックス入室テストに精通した先生に教わることが重要です。
サピックス対策に強い指導を受けるメリット
サピックスの入室テスト対策に強いサービスの指導を受けることで、次のようなメリットがあります。
- お子さまの得意と苦手に合わせて、効率的に学習できる
- 出題傾向に沿って優先順位を決め、得点につながる対策が進められる
- 家庭で解説するのが難しい難易度の高い問題も、考え方を解説してもらうことで理解を深められます。
サービスを選ぶポイント
入室テスト対策で家庭教師や個別指導塾のサービスを選ぶ際は、次のポイントを押さえておくと安心です。
- 入室テストの出題傾向を把握しているか
- 学生講師の場合、サピックス出身者か
- 短期間での指導が可能か(入室テスト前のみ利用したい場合)
- 高得点を狙える指導が可能か(特に上位クラスを狙っている場合)
- 料金体系が明瞭で、一括前払いではなく後払いや月謝制か
サピックス入室テスト対策に対応した家庭教師は、次の記事で紹介しています。

まとめ
SAPIX(サピックス)の入室テストは簡単ではありませんが、合格基準点は決して高くはありません。ただし準備不足であれば、落ちる可能性もあります。
基礎学力を固めること、丁寧な字で書くことは必須となり、上位クラスを狙うなら難易度の高い問題にも取り組み、高学年なら途中入会でもサピックスのレベルの高い授業についていけるよう、中学受験準備を進めておく必要があります。
学習状況や目標に応じて教材や外部のサポートも活用し、お子さまに合った準備を進めていきましょう。
*1 東大家庭教師友の会、RISU学び相談室の記事より
