中学受験の理科・社会はいつから塾で始めるべき?【新4~5年生がおすすめの理由と出遅れたときの攻略法】

中学受験の理科・社会はいつから塾で始めるべき?【新4~5年生がおすすめの理由と出遅れたときの攻略法】

中学受験予定なので塾に通わせたい、習い事もいろいろやっているからとりあえず国算の2教科からスタートさせようと思うけど、理社っていつから始めた方がいいんだろう?

4教科塾に通わせるのは大変そう、とりあえずはしばらく家で理科・社会を見てあげたいけどどうなんだろう?

理科・社会も早くから受験勉強を始めるべき?

という中学受験のご家庭に向け、中学受験の理科・社会はいつから始めるべきかを個別指導の塾講師がまとめました。ちなみに筆者は都内で主に教えています。3教科受験の多い関西とは事情が若干異なるかもしれません。

中学受験の理科・社会はいつから塾で始めるべき?

新小4からが理想ですが、小5からでも間に合わせることは可能です(最難関中は除きます)。お子さんの学習状況にもよりますが、新小5から、遅くとも小5夏からが良いでしょう。夏休み中はカリキュラムが進まず、頑張れば1学期分は夏で取り戻すことが可能です。

新4年からがおすすめ、まずは国語・算数を固める!

まだ低学年のご家庭でこれから中学受験の勉強をスタートさせたいとお考えのご家庭なら、新小4から理科・社会の勉強を進めることをおすすめします(小4の夏からでも)。3年生までは国語と算数を固めることをおすすめします。まずは国語なら漢字・語句、算数なら計算だけでも先取りを進めておくと良いです。

国語の勉強をすることは漢字・語句の知識と読解力、文章をまとめる力をつけることつながり、結局どの教科にも役立つことになります。算数は中学受験で特に重要、難しく特殊な内容を扱います。本格的な中学受験のカリキュラムが始まる前に、計算力や基本的な文章題はしっかり固めておくのがおすすめです。

遅くとも新5年夏から理社の受講がおすすめ

4年生の時期は2教科の受講だけでも精一杯、習い事の兼ね合いもあってできれば避けたい・・・というご家庭は新5年からの受講でも間に合わせることは可能です。国語・算数と違い理科・社会はそれまでの知識がなくても新しい単元を学習しやすいということもあります。

夏休み中はどこの塾も夏期講習期間でそれまでの復習がメインになるので、夏からの受講でも良いでしょう。ただし進度に追いつくためにしっかり家庭学習も進め、夏休みがつぶれる覚悟をお子さん(と保護者の方)が持つことが必要です。

家庭で学習を進められるなら、5年生秋以降でも

ご家庭で親御さんがサポートしながら学習を進められるなら、理科・社会は5年生の途中からでもいいでしょう。理科は理解するのが難しい単元もあるため、できるだけ早くスタートするのが良いでしょう。社会は塾によりカリキュラムの違いはあれど、5年秋から歴史、新6年から公民に入り、夏前までに終わるのが一般的なので、各分野が切り替わるタイミングで塾に参加するのが良いと思われます。

理科・社会は新4~5年からスタートがおすすめの理由は?

国語・算数の重要性についてもお伝えしましたが、理科・社会は新4年~5年からをおすすめする理由について、もう少し補足したいと思います。

国算に比べ理社の配点は低めの学校が多い

開成中のように国算理社の4教科がすべて100点満点という例外もありますが、多くの学校で国語・算数は100点満点、理科・社会は50点や60点満点になっているところが多いです。ということはいくら理科・社会が得意で高得点がとれたとしても、国語・算数で点が取れなかったら合格できる点数に届かない可能性が高いです。理科・社会よりは国語・算数の方が大事です。だから新4年から中学受験の勉強をスタートして、時間的に厳しければまずは国算の2科を固めることをおすすめします。関西の受験でも同様のことが言えるでしょう。

理科・社会は暗記科目ではない

もし中学受験の理科・社会の入試問題を見たことがなかったら、ご覧になってみてください。(お手元になければコチラの早稲田中の過去問(公式サイト)をご参考に。)各学校によって出題傾向は異なりますが、暗記だけで解けるような問題に見えるでしょうか?

もちろん知識だけで解けるような問題もありますが、問題を解くには会話文や説明文をよく読み取らないといけなかったり、グラフや表の読み取りが必要だったり、国語と算数の力が必要な問題が多く出題されています。中学生レベルの読解力がないと知っている問題ですら解けません。(そしてかなり高い確率で、誤っているものを答えなさいと書いてあるのに正しいものを答えている生徒の多いこと、多いこと・・・)だからこそ国語・算数の力をまずつけることが大事です。

ただし覚えることは必要

(どっちなんだよとツッコミが入りそうですが)とはいえ、やはり「覚える」ことは必要です。上のリンク先にある早稲田中の問題でも、承久の乱はだれが起こしたとか富士山は世界「文化」遺産であることとか最低限の知識はないと答えられません。となると、もともと知識豊富なお子さんを除けば、6年からでは間に合わないでしょう。中学受験で覚えなくてはならない知識は中学レベル、なんなら中学でも習わないようなことも出題されています。

テクニックは6年からでも身につけられる

知識系は5年から固めていくのがおすすめですが、それだけだと模試で思うように良い結果が出ず焦ることもあるかもしれません。応用問題が苦手なお子さんは多いですが、問題を解くテクニックは6年からでも身につけることは可能です。

国語は得意、算数は中の下、理科・社会は・・・というお子さんが以前筆者の勤める塾にいて、ずっと国語を担当していたのですが、理科・社会も受験学年で見ることになりました。理科の授業で模試の過去問をいざ解こうとしても、「実験問題とか全然わかんない・・・」とボヤいてました。

「○○ちゃんならこの表問題はラッキー問題だよ。ココに数字を書き込むとね・・・」とヒントを出すと、「わーそうやって解くんだ!先生、簡単だね!」と嬉々として解き始めました。

知識は積み上げが必要ですが、表やグラフの読み取り、記述のまとめ方とかは学年が上がるごとに力をつけられるので、実践的な問題を重ねることで得点力もついてきます。

理科は社会より早めに・・・

ただ難関中、理科の入試問題が難しい学校は、理科は早めにスタートした方が無難です。新小4か遅くとも4年夏がベストかと。インターエデュさんの書き込みでも次のような声がありました。

社会ですが、出来る子は受講してなくても自宅学習で結構取れる。
希学園へ通ってますが、社会は習ってないけど偏差値55以上出せてます。
理科を4年最初から外すのは絶対やめたほうがいい。

引用:インターエデュ

理科も算数並みに頭を抱える単元もあります。生徒を見てると電流やてこなど、物理分野が苦手そうです。4年から理科を進めておけば、5年でもまた似た単元(ただしパワーアップ済み)を進めて2周目に、より定着度も高まります。

3年生までは理科・社会への関心を持つ時期

以上の理由で、4~5年で知識の積み上げ、6年で復習と実戦問題でテクニックを身につけていけば良く、低学年から理科・社会の受験勉強を焦る必要はないと思います。むしろ3年生までは理科・社会への関心を持たせる時期と考えられます。自然に触れたり資料館、プラネタリウムに行ってみたり、本や図鑑、学習マンガや勉強になるゲームも活用したり(ゲームに関してはご家庭の方針におまかせしますが)、興味のありそうな分野の知識を楽しく学んで吸収していくと良いと思います。

女の子は社会(特に地理)は興味がわかないお子さんが多いように思います。好みもあると思いますが、ゲームの「桃太郎電鉄」は日本の地理や特産物に詳しくなれると、プレジデントファミリー2021秋号でもおすすめされていました。最近では桃太郎電鉄の図鑑(Amazon)も出ています。


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理科・社会の勉強が出遅れたときの攻略法

新4年からが理想とはお伝えしましたが、実際は5年からスタートしているご家庭も少なくはありません。出遅れてしまった場合は理科・社会の勉強をどのように進めたら良いのでしょうか?

塾の教材・テストの復習

とにかく基本事項を覚える、テストでできなかったところを復習し、知識が足りていないところの勉強を進めることです。お子さんの志望校にもよりますが御三家や難関を目指しているわけではないのなら、初めから完璧にテキストに書いてあることを隅から隅まで覚えなくても大丈夫です。ただ問題を繰り返し解くだけだと答えだけ覚えてしまって意味がなくなるので、口頭で良いので順番を変えながら問題を出したりすると良いです。九九の練習と一緒ですね。

市販の問題集を活用

受験生向けの市販問題集は日能研からも出版されています。


社会の基本問題小学4年/日能研教務部(リンク先:Amazon)

ちょっと古いのが気になりますが・・・この基本問題シリーズ、なかなか好評のようです。ただしこちらの理科・社会、学校では得意なお子さんでも結構難しいみたいです。中学受験の内容なので仕方ありませんが。


Z会 グレードアップ問題集(リンク先:Amazon)

Z会のグレードアップ問題集はハイレベルですが受験の内容「も」入っているレベルなので、こちらの方がとっつきやすいかもしれません。余力があれば6年までの内容を何周かしてみても。

お子さんの学力状況と志望校の入試問題レベルを見て教材をセレクトすると良いでしょう。

動画授業を活用

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理科・社会だけ家庭教師、個別指導塾を

ご家庭でフォローするのが大変であれば、理科・社会だけ家庭教師や個別指導塾を利用するという手もあります。たいていの個別指導塾でしたら集団塾との併用の場合、無理に講習会参加までおすすめすることはありません。お誘いはあるかもしれませんが、強制ではありません。苦手教科だけ週1ペースを崩さずお通いになっているお子さんも筆者の塾に結構いらっしゃいます。学校が休みの講習会の時期だけいらしてるお子さんもいらっしゃいます。

⇒中学受験におすすめなオンライン家庭教師はコチラの記事で紹介

⇒中学受験におすすめな個別指導塾はコチラの記事で紹介

まとめ

中学受験の理科・社会はいつから進めるべきかについて見てきました。一部の学校を除いては入試での配点、問題を解く力を養うことも考慮すれば、まずは国語・算数をしっかり固めることが大事です。新小4からがおすすめですが、小5からでも間に合わせることは可能です。タイミング次第ではもう少し遅いスタートでも巻き返しは可能ですが、その間の家庭学習や、遅れた分は講習会時期にたくさん頑張ってもらうことも必要になります。お子さんの今後の中学受験対策に、参考になれば幸いです。

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