中高一貫校の社会(地理・歴史・公民)では、学校によって学習の進め方やテストの出題傾向に大きな差があります。
教科書や副教材の内容を中心に出題する学校もあれば、独自のプリントや高校範囲を取り入れたり、ハイレベルな記述問題や応用問題を多く課す学校もあります。
そのため「どんな問題集を使うべきか」は一律ではなく、基礎固め用の問題集、標準~応用問題の演習ができる問題集、発展的な内容の問題など、目的やレベルに合わせて自分に合った問題集を選ぶことが重要です。また問題集にだけ頼るのではなく、学校の教科書やプリント教材を軸とした学習も意識する必要があります。
📍中高一貫校の社会の特徴と勉強のポイント
- 学校により進め方やテストの出題傾向はまちまち
- 教科書ではなくプリント中心に進むケースも多い
- 高校範囲が出題されたり記述問題が多いケースも
- 学校教材を軸に補助的に目的・レベルに合った問題集を活用するべき
この記事では中高一貫校中学生を対象におすすめな社会(地理・歴史・公民)の問題集を厳選、基礎~標準レベルのテスト対策におすすめな問題集から、難易度の高い問題が出題されるハイレベルな問題集、高校範囲も学習したい人におすすめな問題集の順にご紹介しています。
また最後に社会が苦手、勉強の進め方がわからないという中高一貫校生に向けて、社会の勉強法もまとめました。ぜひ教材選びや家庭学習の参考にしてください。
※本記事にはプロモーションが含まれています。
中高一貫校生の定期テスト対策におすすめな社会(地理・歴史・公民)の問題集
中高一貫校生向けの日々の学習や定期テスト対策におすすめな、基礎~標準レベルの問題集をご紹介します。
中学 標準問題集(受験研究社)
中学 標準問題集は教科書レベル、標準レベル、高校入試レベルまでの3ステップで学べる問題集です。解説(要点)は少なめなので参考書や教科書を手元に置きながら進めるのがおすすめです。教科書の内容を覚えてから、あるいは見ながらで基本問題の穴埋めをして、標準問題や入試レベルの問題に取り組んでみると良いでしょう。紙面はシンプルです。
新中学問題集(教育出版)
『新中学問題集(新中問)』は中高一貫校や進学塾でよく採用されている問題集です。元塾講師である筆者も塾でよく利用しましたが、この教材の良いところは解説ページがよくまとまっており、基礎から応用レベルまで固められるところです。
ただし一般には流通しておらず、ネットで販売されているものは価格が高くなっていることもあり得ます。お通いの塾や学校を通して入手するのがおすすめです。
中学教科書ワーク 社会(文理)
小学生のときから社会が苦手なので基礎固めをしっかり行いたい、学校のテストもそれほど難しくないので教科書レベルの問題集で演習量を確保したい、という人におすすめなのが教科書ワークです。教科書や授業のノートを見直してから解いてみたり、自信がなければ最初は教科書を見ながら解いてみて、2周目は何も見ないで解いてみるなど、理解度に合わせて使い方を工夫すると良いでしょう。
※上記は帝国書院版です。この他に東京書籍版・教育出版版・日本文教版があります。
※上記は東京書籍版です。この他に教育出版版・帝国書院版・日本文教版があります。
※上記は東京書籍版です。この他に教育出版版・帝国書院版・日本文教版があります。
中高一貫校生向けのハイレベルな社会(地理・歴史・公民)の問題集
学校の社会のテストが難しい、発展レベルの問題に取り組みたいという中高一貫校生におすすめな、ハイレベルな社会の問題集をご紹介します。学校の教材を中心に補助的に利用するのがおすすめです。
最高水準問題集(文英堂)
『最高水準問題集』には高校入試レベルの標準問題と、最高水準レベルの問題が収録されています。基礎レベルの問題は持っている教材で足りているので、入試レベルの問題にも取り組みたい中高一貫校生におすすめな問題集です。ただし中学受験でも高校入試レベル以上のハイレベルな問題を解いてきた一貫校生は、後で紹介する「特進」が良いかもしれません。
最高水準問題集 特進(文英堂)
最高水準問題集の「特進」は難関中高一貫校の定期テスト対策にもおすすめされている、難問・超難問を集めた問題集です。学校の定期テストでそのまま同じ問題が出題されるわけではありませんが、「こういう問われ方をされることがあるのか」と参考にして、テストの出題傾向を予想する材料にすると効果的です。最新版は地理と歴史のみとなります。(※2025年9月時点での情報)
高校範囲も学習したい中高一貫校生におすすめな社会(地理・歴史)の問題集
中高一貫校の社会の授業では高校範囲の内容も扱い、定期テストで出題されることもあります。授業で習ったことを確認するだけでもテスト対策にはなりますが、高校基礎レベルの社会も押さえておきたいという方に比較的易しい高校生向けの問題集と、教科書代わりになる書籍もご紹介しておきます。
マイベスト問題集よくわかるシリーズ 高校地理総合/高校歴史総合(Gakken)
重要ポイントがコンパクトにまとめられ、基礎から定期テスト対策まで4ステップで学べる問題集です。難易度は高くありませんが、共通テストで出題されるような「探究問題」も掲載されています。ただし歴史総合は近現代史が中心となるため、広い時代をカバーしたいなら他の教材を活用する方が良いです。同シリーズの参考書もあります。
※歴史総合は日本史・世界史の近現代史が中心です。
高校 標準問題集 日本史/世界史(受験研究社)
大学入試基礎レベルまで力がつけられる問題集です。穴埋めの基本問題から始まるので、最初は答えを見て埋めながらあとで赤シートで確認するのもおすすめです。マイベストと比べると2色刷りのせいかやや味気なく感じるのは気になりますが、すでに中学受験で中学社会以上の内容まで学習した中高一貫校生なら、大学入試の問題にもチャレンジできる本書はちょうど良いかもしれません。高校の教科書か参考書も手元にあると良いでしょう。
【参考】一度読んだら絶対に忘れない「世界史」「日本史」「地理」の教科書
問題集ではありませんが、読書好きの中高一貫校生におすすめなのがこちらのムンディ先生(山﨑圭一先生)の世界史・日本史・地理の本です。年号も出てこない本なのでテスト対策には直結しませんが、読み物として世界史や日本史、地理の大まかな知識の幅を広げるのに役立ちます。暗記が苦手でも本好きな人なら取り組みやすそうです。
※上記は「世界史」。「日本史」「地理」も販売されています。
社会が苦手な中高一貫校生のための勉強法【定期テスト対策】

自分に合った問題集を選んだら、適切に学習を進めることも重要です。ここでは特に社会が苦手、勉強の進め方がわからないという中高一貫校生向けに、定期テストに向けた社会の勉強の進め方についてお伝えします。
定期テスト対策は学校教材とプリントを軸に
中高一貫校により学校の授業のレベルや定期テストの内容はまちまちです。基本的には授業で進めた内容やテスト範囲となる教材やプリントから出題されるので、学校の教科書やノート、プリントの内容をまずはしっかりと覚えて、問題集もあれば完璧にするまで解くことが重要です。その上で足りない分を問題集で補うようにしましょう。
日々の学習は復習中心で、ただし自信がなければ予習もしておく
英語・数学と異なり、中学生の場合学校で指定されていない限りは社会の予習は必須ではありません。日々の学習は授業で習ったところを読み返す、進んだ範囲の問題集を進めておく、わからないところを参考書などで調べておく程度の復習で良いでしょう。小テスト前や定期テスト3週間前になったら問題集の解き直し、本格的に「覚える」作業に入ります。
ただし社会に自信がなく、事前準備なしで授業を聞いても理解するのが厳しそうであれば、授業前に教科書を読んでおく、問題集の基本問題のみ解いてみるなど、軽く予習をしておくのもおすすめです。
覚えるときは赤シートを活用
すでに受験でも利用したかもしれませんが、覚えるときは暗記用の赤シート(暗記シート)が便利です。覚えたい用語などを緑ペンで塗ったりオレンジペンで書き込んでおき、赤シートで隠して答えられるかチェックできます。覚えられるまで何度もチェックするのがポイントです。特に教科書の用語は問題集でも復習できるのですが、独自のプリント対策には赤シートが役立ちます。
学校の問題集はテストまでに最低3周
他の科目でも同様ですが、学校の問題集でテスト範囲になっているところはテストまでに最低3周進めて、どの問題が出題されても完璧に答えられるようにしましょう。単に3周するだけではなく自分で覚えられているか「テスト」をして、定着度を確認するのがポイントです。
ノートまとめはほどほどに
教科書や授業のノート、プリントの内容をノートにまとめ直すのも良いですが、ノートまとめに時間がかかってしまって問題を解いたり覚える時間がとれないのではもったいないです。部活もあって時間がとれないという人もいるでしょう。覚えづらい用語や間違えた問題だけノートや単語帳に書き出して自分でテストするようにすれば、あまり時間もかかりません。
都道府県や世界の国名など基本事項は優先して
社会で受験していない人の中には、都道府県や県庁所在地、世界の主な国や都市などが頭に入っていないという人もいるかもしれません。学校で課題に出されることもありますが、早めに覚えておいた方が地理でも歴史でも有利です。問題集でもいいですが、パズルやゲーム、アプリなどを活用すると楽しく学べます。
自学自習をサポートする動画授業も活用
社会が苦手な人は解説の文字情報だけで独学するのは厳しいかもしれません。上でも紹介したムンディ先生のYouTubeチャンネルやTry ITなどの動画授業を活用することで、理解を深めやすくなります。
まとめ
中高一貫校の社会は難しくても、レベルに合った問題集と適切な勉強法で力を伸ばすことが可能です。教科書やプリント、副教材での学習を軸に不足分を問題集や参考書でサポート、問題集をただ単に解くだけではなく「覚える」「説明できる」まで学習したことのアウトプットを意識した学習が、テストの点にもつながります。
📣中高一貫校生におすすめな社会(地理・歴史・公民)の問題集
【定期テスト対策におすすめな社会(地理・歴史・公民)の問題集】
【ハイレベルな社会(地理・歴史・公民)の問題集】
【高校範囲も学習したい中高一貫校生におすすめな社会(地理・歴史)の問題集】
中高一貫校中学生におすすめな教材は次の記事でも紹介しています。
首都圏で中高一貫校生の指導に強い塾は次の記事で紹介しています。
中高一貫校生におすすめな通信教育やオンライン塾も知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
