中高一貫校に進学すると国語の授業がレベルアップし、定期テストでも記述問題が多かったり、教科書範囲外の内容も出るなど、難易度が高いケースも多いです。これまでは国語の読解問題は何となくで乗り切れていた人でも、テストのレベルの高さに戸惑うとこともあるのではないでしょうか。
📍中高一貫校の国語の特徴
- 各中高一貫校によりレベルや進め方はまちまち
- 教科書範囲外の学習を進めることがある
- テストが難しい、記述問題が多い
- 授業で扱っていない文章がテストに出ることがある
- 高校範囲(古文文法・漢文の句形)も扱うことがある
- 教科書やプリント・ワークが最優先だが、それだけではテストに対応できない場合も
定期テストで結果を出すためには国語も日々の予習や復習を行い、教科書の確認とワークでの演習に加え、読解力や古文・漢文の基礎力を高める必要があります。
この記事では中高一貫校中学生を対象に、定期テストに向けた現代文・古文・漢文ごとの勉強法と、中高一貫校生の国語学習におすすめな問題集や参考書を紹介しています。ぜひ家庭学習や教材選びの参考にしてください。
※本記事にはプロモーションが含まれています。
中高一貫校の国語テスト対策と必須の教材

中高一貫校の国語のテスト対策では、まずは学校で配布されている教材を軸に、理解を深めるために教科書ガイドを、演習量を増やしたければ教科書準拠ワークも利用するのがおすすめです。
学校の教科書・プリント・ワークを軸に学習する
まずは学校の教科書を読み内容を理解する、語句の意味や漢字、文法を覚える、ノートやプリントの内容を確認する、プリントを解き直す、準拠ワークを進めるのが基本です。すでに書き込んでいる場合は赤シートや付箋などを活用して、答えられるようになるまで何度も解き直すのがおすすめです。
教科書ガイドを活用する
教科書ガイドには語句の意味や文章の解説、問題の考え方や解答例などが掲載されています。わからない語句や授業で本文の詳しい解説を確認でき、日々の予習や復習、定期テスト対策に利用できます。購入の際は学年と教科書会社、教科書名をお確かめの上ご購入ください。
※上記は新興出版社の中1・光村図書版です。令和7年度改訂版は東京書籍版・三省堂版も販売されています(2025年9月23日時点)。
教科書準拠のワークで演習量を増やす
学校の教材だけではすぐに終わってしまう、もっと演習量を増やしたいという人は、教科書準拠のワークも買っておくと安心です。学校の教材同様、一度解いたら終わりにせず、2~3周して間違えたところは再チェック、確実に答えられるようにしましょう。
『中学教科書ワーク』は3ステップ構成で基礎固めから実力問題まで取り組め、CBT問題や学習アプリも利用できます。
※上記は文理の中1・光村図書版です。三省堂版・教育出版版・東京書籍版も販売されています(2025年9月23日時点)。
『教科書ぴったりトレーニング』も基礎事項から実戦問題まで3ステップで学べ、まとめ動画や9教科対応のアプリ、CBTなども利用できます。
※上記は新興出版社の中1・光村図書版です。三省堂版・教育出版版・東京書籍版も販売されています(2025年9月23日時点)。
その他のおすすめな問題集は勉強法の後でご紹介します。
中高一貫校中学生のための国語勉強法【現代文編】

現代文の勉強法をまとめました。まずは日々の音読・精読が基本、語句や文法を覚え、授業で習ったことを確認、問題集をくり返し解いてテストに万全の態勢で臨みましょう。
本文を音読・精読
できれば授業前に、難しければ授業後に、本文を音読・精読、わからない語句があれば辞書やガイドで確認します。また指示語や接続語はテストでよく問われるので、意識したいところです。指示語なら何を指しているのか文章で答えられるように、接続語は穴埋めで出題されたとき答えられるようにしましょう。
漢字や語句を覚える
漢字は読み・書きどちらも書けるようにすること、類義語や対義語などの語句問題にも対応できるようにします。覚え方は自分のやりやすい方法で覚えるのがベストですが、漢字(特に形声文字や会意文字)はパーツに分解してとらえると覚えやすくなります。また同じ漢字を何度も書くよりは、10~20問ぐらいを毎日チェックする方が苦になりにくいです。
文法はプリントや教材を活用
文法問題は一見厄介ですが、一度ルールを覚えてしまえば割と得点しやすく周りと差をつけやすい単元です。学校のプリントや文法教材を活用し、確実に覚えるようにしましょう。よくある識別問題は同じ「言い換え」ができるか、同じ意味で使っているかを考えれば答えやすいです。訓練すれば正答率も上げやすいです。
ノートやプリントを確認、問題集を解く
学校の問題集やプリント問題をしっかり解くのが基本です。理想は2~3周ですが、学校の教材で物足りなければ教科書準拠のワークや、その他の問題集も活用してください。問題集では出題されなくても、授業で扱ったことがテストに出ることもあります。ノートやプリントの内容もよく確認しておきましょう。
テストで授業で扱っていない初見の問題が出たり、テストのレベルが非常に高い中高一貫校の場合は、ハイレベルな問題集も活用するのがおすすめです。
中高一貫校中学生のための国語勉強法【古文編】

古文も日本語ですが、今の日本語では聞きなれない単語や文法もあったり、読んでも意味がわかりづらいことが多いです。英語や外国語を勉強するのと同じ感覚で勉強するのがおすすめです。
古文を音読し、現代語訳を確認する
教科書の予習としてまず古文を音読します。古文で使われる歴史的仮名遣いを覚えた上で、音読がすらすらできるようにしましょう。また現代語訳(口語訳)を見て文章の意味を確認します。ある程度古文の学習が進み現代語訳のない教材を渡されたら、自分であらかじめ現代語訳しておき、授業で確認します。
古文単語の意味や文法を確認する
教科書やテスト範囲の本文に出てくる古文単語(古語)や文法の意味を確認して覚えます。特に文法の活用はつまずきやすいところなので、覚えられるまで活用がすらすら言えるか確認したり、何度も問題を解いてみましょう。
古文だけを見て現代語訳ができるようにする
単語や文法を覚えたら、ヒントなしで古文を現代語訳します。授業の復習として、またテスト前にも行ってください。
ノートやプリントを確認、問題集を解く
定期テストでは本文の訳だけでなく、時代背景や場面設定、登場人物の気持ち、文学史の知識などが問われることもあります。授業のノートやプリントを振り返り、本文以外の情報もあわせて整理してください。また問題集を解く際はテストで「どう問われるか」も意識して、実戦力を養いましょう。
中高一貫校中学生のための国語勉強法【漢文編】

漢文の勉強法についてまとめました。漢文も古文と同様、外国語を学習する感覚で勉強します。漢文独特の「返り点」を早めにマスターしておきましょう。以下で紹介している勉強のステップは多く見えますが、文自体は短いのでそれほど時間はかからないはずです。
漢文を音読し、書き下し文や意味を確認する
まずは漢文を音読してみましょう。初めのうちは漢文と書き下し文を見ながら読んでください。さらに現代語訳も見て、どのような内容かを確認しておきます。
漢字の意味や句法、漢詩の規則などを確認する
漢字の読み方や意味、使役や受け身、再読文字などの句法を確認しましょう。漢詩では押韻や対句などの修辞法もよく問われます。
漢文 → 書き下し文・現代語訳 → 返り点・送り仮名の確認
漢文を見て書き下し文を書き、現代語訳もヒントなしで書けるようにします。さらに書き下し文を見て、白文(漢文の原文)に返り点や送り仮名を入れる練習もしましょう。これらの学習を行うことで漢文を読むセンスがつき、初見の漢文でも対応しやすくなります。
ノートやプリントを確認、問題集を解く
漢文は中国の思想や歴史的背景と結びついていることが多いです。授業のノートやプリントを確認し、登場人物を取り巻く状況や、儒教・老荘思想などの重要キーワードを整理しておきます。さらに問題集も解いて知識の定着度を確認しましょう。問題集には掲載されていなくても、授業で扱ったところが出題されることもあるので注意してください。
中高一貫校生におすすめな国語の問題集・参考書(総合・現代文・古文・漢文)
教科書準拠教材以外で、中高一貫校中学生におすすめな問題集・参考書を、国語総合、現代文、古文・漢文の順にご紹介します。ご紹介している教材はあくまでも一例であり、今の学習状況や目標、学校のテストのレベルに合ったものをお選びください。
中高一貫校生向けのハイレベルな国語問題集
ハイクラス徹底問題集(文理)
中学生向けの問題集ではハイレベルですが、基礎からステップアップできる内容となっており、古文や漢文、文法も収録されています。学年別になっていますが、中高一貫校生は1冊終わったら次の学年へ進めても良いでしょう。
※上記は中1生向けの教材です。
最高水準問題集 特進 中学国語[文章問題](文英堂)
難関中高一貫校のテスト対策にもおすすめされている、ハイレベルな問題集です。こちらは学年ごとには分かれていません。私立・国立高校入試レベルの難問に取り組みたい人におすすめです。
現代文対策におすすめの問題集・参考書
中学国語 出口のシステム読解(水王舎)
読解問題の「解き方」がわからない、数学みたいに公式がないものか・・・と悩める中学生におすすめなのが、「論理エンジン」でも知られる出口汪先生のこちらの中学生向け問題集です。読解の公式について詳しい解説と演習問題が収録されています。
新・現代文レベル別問題集 1超基礎編
大学受験も意識して国語の読解対策も進めたい、という中高一貫校生におすすめなのがこちらの東進ブックスの大受験用問題集です。1の超基礎編は最も易しいレベルで中学生から高1までにおすすめされており、詳しい解説もついています。シリーズは6の最上級編まであります。
これでわかる 中学国文法(文英堂)
文法が苦手な人におすすめなのがこちらの参考書兼問題集です。詳しい解説で理解を深められ、ヒントつきの確認問題から実戦問題まで取り組めます。
古文・漢文対策におすすめの問題集
中学 マンガとゴロで100%丸暗記 古文単語 (受験研究社)
中学生向けの古文単語集で、マンガや語呂合わせで基本的な古語232語が覚えられる内容となっています。
【参考】マンガでわかる中学国語 古典(Gakken)
こちらは中学の教科書で頻出の竹取物語や枕草子、おくの細道などがマンガで読める教材です。参考書としては不足感がありますが、古典のストーリーを事前に知っておきたい、学校の教科書ではイメージが湧きにくいという人に「読み物」としておすすめです。
中学まとめノート 古文:書き込むだけで得点UP!(受験研究社)
古文の基礎知識から古語の活用、読解問題まで一通り学習できる問題集です。1年生だと少し難しいかもしれませんが、くり返し学習して古文の基礎力を高められ、初見の読解問題にも対応できる力がつけられます。
中学 トレーニングノート 漢文: 定期テスト+入試対策 (受験研究社)
漢文のルールがよくわからない、という中高一貫校生におすすめな漢文の問題集です。
最高水準問題集 中学古文・漢文(文英堂)
古文・漢文の基礎も固まり、難易度の高い問題に取り組みたいという中高一貫校生におすすめなのがこちらの問題集です。高校入試レベルのやや難しい問題なので初学者には厳しいですが、難しい問題が出る学校のテスト対策や、実力テスト対策に活用できます。
まとめ
中学以降の国語の勉強は「センス」だけではなく、正しい勉強法と教材選びが大切です。特に中高一貫校ではレベルの高い問題が出題されることもあります。日々の音読・精読や語句・文法の確認、問題演習といった積み重ねが、国語力の向上に重要です。ぜひ今回ご紹介した問題集や勉強法を参考に、お子さまに合った勉強スタイルを見つけていただければと思います。
📣中高一貫校生のための国語勉強法まとめ
【現代文】
- 本文を音読・精読
- 漢字や語句を覚える
- 文法はプリントや教材を活用
- ノートやプリントを確認、問題集を解く
【古文】
- 古文を音読し、現代語訳を確認する
- 古文単語の意味や文法を確認する
- 古文だけを見て現代語訳ができるようにする
- ノートやプリントを確認、問題集を解く
【漢文】
- 漢文を音読し、書き下し文や意味を確認する
- 漢字の意味や句法、漢詩の規則などを確認する
- 漢文 → 書き下し文・現代語訳 → 返り点・送り仮名の確認
- ノートやプリントを確認、問題集を解く
中高一貫校中学生におすすめな教材は次の記事でも紹介しています。
首都圏で中高一貫校生の指導に強い塾は次の記事で紹介しています。
中高一貫校生におすすめな通信教育やオンライン塾も知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
