古典文法 動詞の下一段活用まとめと問題

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今回は古文動詞の下一段活用に関するまとめと、活用表の問題です。

下一段活用になる動詞は「蹴る」のみです。現在では五段活用になっているので、未然形、連用形が間違えやすいところです。

助動詞や助詞と接続するとどのように活用するか、確認してみましょう。

執筆者:まいにちマナブ
元個別指導塾講師。20年以上中学生や中学受験生を中心に指導、教室長、塾長の経験もあり。保護者の方と多数面談も行ってきました。2018年より当サイトの運営を開始。

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古文動詞 下一段活用

下一段活用の動詞は、エ・エ・エる・エる・エれ・エよと活用します。下一段活用になる動詞は「蹴る」のみです。(現代では「蹴る」は五段活用です。)

下一段活用の活用表

下一段活用の活用表です。未然形は「ず」、連用形は「たり」、連体形は「とき」、已然形は「ども」に続く形です。














蹴る ける ける けれ けよ

「蹴る」は後に四段活用五段活用となります。

「蹴る」+「倒す」で複合語をつくるとき「蹴り倒す(五段活用連用形+倒す)」となりますが、「蹴倒す(下一段活用連用形+倒す)」ともいいます。

▼動詞の活用9種類と見分け方はコチラの記事を

参考:古典文法 動詞の活用の種類・見分け方のまとめと問題

下一段活用動詞の活用形

下一段動詞に続く助動詞・助詞などの語により、次のように活用します。

・蹴る+ず → ず(未然形)

・蹴る+らる→ らる(未然形)

・蹴る+たり → たり(連用形)

・蹴る+べし →蹴るべし(終止形)

・蹴る+こと → こと(連体形)

・蹴る+ば → ば(已然形)

※「已然形+ば」で順接の確定条件(~ので)、偶然条件(~と)など

・蹴る → 蹴よ(命令形)

下一段活用の「蹴る」は、未然形や連用形で「蹴ら・ず」「蹴り・たり」とはならないので注意してください。

【問題編】動詞の下一段活用

問 下一段活用「蹴る」活用表の空欄を埋めなさい。語幹がない場合は○を入れなさい。(答えは▼をクリックして見られます)














蹴る

ける

ける

けれ

けよ

まとめ

古文動詞の下一段活用のポイントまとめです。

・下一段活用は「エ・エ・エる・エる・エれ・エよ」

・下一段活用は「蹴る」のみ(後に四段活用 → 五段活用となる)

▼古文の動詞の活用に関するまとめの記事はコチラ

参考:古典文法 動詞の活用の種類・見分け方のまとめと問題

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