中学受験でプログラミングが役に立つって本当?【プログラミング入試実施校・検定優遇校を紹介!】

中学受験でプログラミングが役に立つって本当?【プログラミング入試実施校・検定優遇校を紹介!】

2020年から小学校でプログラミングが必修化、21年には中学、22年からは高校でもプログラミング教育が導入されます。必ずしも小学校から専門的なプログラミングの授業が始まるわけではないのですが、プログラミングを習う小学生も増えています。(筆者の在籍する個別指導塾でもプログラミングの個別指導を行っています。)

そしてこのプログラミングが中学受験でも役立つことがあるようです。

こちらの記事の内容は’21年9月1日時点での情報です。最新かつ正確な情報は各中学の公式サイトか直接お問い合わせの上ご確認ください。

中学受験でプログラミングが役に立つって本当?

中学受験といえば国算理社の4科(または国算の2科)で受けるのが一般的ですが、最近は英語や適性検査、さらにはプログラミングを入試に導入している学校や、プログラミング検定を持っていると有利な学校もあります。(といっても数は少ないです)

中学受験は考えていなかったけど好きなプログラミングで入試が受けられるなら、面倒見の良い私立中学に進学するのもいいな・・・とお考えのご家庭もあるでしょう。

今回はそんなご家庭に向けて、プログラミング入試を採用している中学校や、検定を持っていると有利な中学校をご紹介します。

プログラミング入試実施校・ジュニアプログラミング検定優遇校を紹介!

中学入試にプログラミング入試を採用している学校、ジュニアプログラミング検定を持っていると有利になったり資格で必要となる学校をご紹介します。

(参考元:サーティファイ「ジュニアプログラミング検定 入試優遇校一覧 」首都圏模試センター「受験情報ブログ」コエテコ「プログラミング入試|私立中学受験で採用されている学校4選まとめ」、各中学の公式サイト)

※ジュニアプログラミング検定入試優遇一覧校には愛知県の大成中学校(https://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/junior/)も掲載されています。かがやき型入試で合格判定を「考慮」とありましたが募集要項には記載がなかったためここでは紹介しませんでした。

駒込中学校

  • STEM・・・計算(中学受験レベルの四則)と算数分野のSTEM問題
  • プログラミング・・・Scratch

東京文京区にある駒込学園は仏教系の私立中・高(共学)で、高校ではSTEM教育をベースとした「理系先進コース」「国際教養コース」、中学はそれらのジュニアコースである「国際先進コース」で勉強します。

駒込中学の入試ではSTEM入試(算数分野)とScratchを使ったプログラミング問題が出題される「プログラミングSTEM入試」を実施します。(STEMとプログラミングの両方を受けることになります)

STEM入試では過去には2科目・4科目と同様のレベルの四則計算問題と、実生活で使える算数の問題が出題されます。カレーの材料を組み合わせて解く問題やN進法に関する問題など、公立中高一貫校で出題される適性検査に近いものが出題されています。

プログラミング問題では与えられた課題をScratchでプログラミングします。過去には「三角形の周りを猫が3周するプログラム」という課題も出ていました(参照元:首都圏模試センター)。より簡潔、感動を与えるプログラムが望まれているようです。

⇒駒込学園 駒込中学校・高等学校公式サイト

聖徳学園中学校

  • マインクラフトまたはSphero
  • 作文
  • 面接
  • プログラミング教室参加が条件

東京都武蔵野市にある共学の聖徳学園は中学ではニュージーランドまたはカナダ、高校では台湾またはマルタ共和国での国際研修旅行が必修に。グローバルマインドの育成に力を入れています。また教科にとらわれない学びもサポート、STEAM教育という言葉の枠に収まらない独自の教育を行っています。JR武蔵境駅から歩いて3分とアクセスも良い学校です。

聖徳学園のプログラミング入試は子どもたちに大人気の「マインクラフト」とロボットボール「Sphero」どちらかでの実技入試と、作文面接試験があります。聖徳学園で実施しているプログラミング教室に参加していることが条件になります。教室で配付されるアピールシートに必要事項を記入の上提出が必要です。

⇒聖徳学園公式サイト

八王子実践中学校

※ ’21年9月1日時点ではまだ入試要項が公開されていないため、最新の情報は公式サイトもしくは直接お問い合わせの上ご確認ください。

  • プログラミング・・・自宅でプログラミングした作品をプレゼンテーション

東京八王子にある共学の八王子実践中学はお子さんの強みを活かしたユニークな入試を実施、子どもたちの個性と才能を伸ばし、生徒1人1人の夢を叶えることをサポート。高校併設型の中高一貫校ではありますが内部進学にはこだわらず、高校進学の権利を持ちながら他の高校を受けてもOK。八王子実践中学の少人数教育で勉強を頑張って公立難関校に進学、理系の大学に進むという進路も可能です。

八王子実践中学ではプログラミング入試、適性検査型入試、自己表現入試、英語入試といったユニークな入試のみ、いわゆる中学受験の2科・4科受験の入試がありません。プログラミング入試ではプログラミングした作品をプレゼンテーションする形式で、国語・算数のテストなどもありません。

⇒八王子実践中学公式サイト

相模女子大学中学部

  • プログラミング(ロボットプログラミング)
  • 発表・ディスカッション
  • 基礎計算力テスト

神奈川県相模大野駅近くにある相模女子大学中学部・高等部は、緑豊かで広大なキャンパスが特長。中学部ではセーラー服、高等部ではブレザー、どちらの制服もかわいいと好評です。部活もバスケで全国大会出場や警音でコンテスト金賞など活発な様子。

ロボットプログラミングに力を入れており、中学部のカリキュラムにも取り入れられています。中学生は希望者対象にオーストラリアやセブ島の研修も行ってます。

相模女子大学中学部のプログラミング入試では授業とプログラミング、その後に作品の発表とディスカッション、基礎計算力テストを実施します。

⇒相模女子大学中学部・高等部公式サイト

聖和学院中学校

  • 英語プログラミング入試
  • 事前説明と英語プログラミングテスト

聖和学院中学校・高校は神奈川県逗子市にあるキリスト教系女子校で、英語教育に力を入れています。中3から英語かと普通科に分かれ、高3までに英検準1級を目指します。英語教育にプログラミング(KOOV)も導入しています。(同幼稚園でもKOOVを使ったプログラミング+英語教育を行っています。)

中学入試は4科・2科や英語入試、英語プログラミング入試を実施。2020年の入試ではKOOVの基本操作を教わってから実際に組み立てる基礎課題の後、より難易度の高い英語プログラミングテストが行われました。ネイティブレベルの高い英語力は求められていなかったようです。(参考:首都圏模試センター 受験情報ブログ)英語プログラミング入試学習会も行われるそうです。参加必須ではないようですが、参加しておくとより入試の雰囲気がつかめるでしょう。

⇒聖和学院中学校・高校公式サイト

大妻嵐山中学校

  • まなび力入試・・・国語・算数・英語から2科目
  • まなび力エキスパート入試・・・プログラミング検定などの資格が評価され、まなび力入試に加点

大妻嵐山中学校・高等学校は埼玉県の武蔵嵐山駅近くにある女子校です。埼玉県の広い範囲でスクールバスも出ています。特に英語教育が充実、ネイティブスピーカー教員による英会話の授業を実施、週1回フィリピン・セブ島のネイティブスピーカーの先生とSkypeによるマンツーマン英会話も行っています。海外研修もあります。

2022年度入試から大妻嵐山中学校では「まなび力エキスパート入試」を新設、スポーツでの実績や各種検定の資格などを評価し、まなび力入試に加点されます。まなび力入試では国語・算数・英語から2科目を選択します。

⇒大妻嵐山中学校・高校公式サイト

日出学園中学校

  • サンライズ入試
  • ジュニアプログラミング検定Bronze(3級)以上が資格
  • 口頭試問

千葉県市川市にある日出学園中学校・高校はICT教育、英語教育に力を入れ、特に英語はTOEIC、TOEFLを全員受験。各教科で工夫したオンライン授業も提供しており、生徒と先生の壁が低くなごやかな雰囲気が感じられます。GMARCH以上の合格実績も多いです。

日出学園中学校では検定試験やTOEIC、TOEFLなどのスコアが出願資格となるサンライズ入試を行っています。ジュニアプログラミング検定はBronze(3級)以上が条件、試験では1人5分から10分程度の時間で与えられた問題を口頭で答えます。

⇒日出学園中学校公式サイト

浜松開誠館中学校

※ ’21年9月1日時点ではまだ入試要項が公開されていないため、最新の情報は公式サイトもしくは直接お問い合わせの上ご確認ください。

  • 未来力入試(プログラミング方式)・・・プログラミング実技試験、発表と質疑応答
  • ジュニアプログラミング検定Bronze(3級)以上で実技が免除

静岡県浜松市にある浜松開誠館中学校はグローバル人材の土台とグローバルマインドの育成に力を入れ、海外への進学を視野に入れた中高一貫教育を行っています。ネイティブ教師全6名がグローバルコースの全クラスに配属され、ネイティブの英語に触れつつ英語による発信(アウトプット)にも力を入れています。

未来力入試(プログラミング方式)ではプログラミング実技試験(テーマに沿った処理条件の組み立て)と発表・質疑応答があります。Bronze(3級)以上プログラミング実技試験が免除に。

⇒浜松開誠館中学校・高校公式サイト

追手門学院大手前中学

  • ロボットプログラミング(WIL入試II期)
  • グループワーク、振り返りシート作成、面接あり
  • スタンダード型とプレゼン型あり
  • ワークショップ参加が必須

大阪の天満橋駅近くにある追手門学院大手前中学校・高校、中学では難関国公立大、医私薬系学部を目指すスーパー選抜コースと、国公立・難関私立大学などを目指す特進コースがあります。高校では’22年から海外大学進学も視野に入れたGAコース、GSコースを新たに設置されます。

追手門学院大手前中学でプレゼン型のWIL入試を実施、WIL入試II期でロボットプログラミングを用います。WILロボットワークショップ①~③のいずれか1回参加が条件、ワークショップではロボットプログラミング体験と個人面接があります。

WIL入試II期にはスタンダード型とプログラミング活動プレゼン型があり、どちらも入試当日でロボットプログラミングのグループワークを行い、グループワークでの様子、振り返りシート、個人面接で評価されます。さらにプレゼン型ではこれまでのプログラミングに関する活動や資格、将来にどう生かしたいかを発表、質疑応答があります。

⇒追手門学院大手前中学校

まとめ

多様化する中学入試、まだ数は少ないとはいえプログラミングを採用している学校も結構あるんですね。プログラミングは受験で使う、使わないにかかわらず、プログラミング自体は将来的には役に立つスキルですし、プログラミング的思考は実生活でも役立ちます。まだプログラミングをやったことがなく、お子さんに興味がありそうでしたら、お子さんが好きそうな分野からプログラミングにチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。

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