中学古典 中学生が覚えておきたい古語まとめと問題

中学古典 中学生が覚えておきたい古語まとめと問題

今回は中学生が覚えておきたい古語についてのまとめと問題です。

古文を読んでも意味がさっぱりわからないということは多々あります。英語同様、単語(古語)がわからないと文の意味が理解できません。

古語は現代語とは異なる意味でも使われていることがあり、そこが試験の問題として出題されることも多いです。入試にもよく出題される古語の意味や覚え方を紹介します。

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特に覚えておきたい重要古語一覧

中学古典 中学生が覚えておきたい古語まとめと問題

よく出題される古語を下の表にまとめました。赤字のものは現代語と異なる意味を持ち、かつ出題されやすいものです。(すべての意味を掲載しているわけではありません。詳しくは古語辞典などで調べてください。)

古語 主な意味 ※クリックで隠せます
あいなし おもしろみがない、興ざめだ、つまらない
あさまし 意外だ、情けない
あした
あぢきなし つまらない
あはれなり しみじみとした情趣がある、かわいそうだ、いとしい
あまた たくさん
あやし 不思議だ、身分が低い、変だ、珍しい、みっともない
ありがたし めったにない
いと とても、たいそう
いみじ ひどく、すばらしい
うつくし かわいらしい、愛しい、美しい、立派だ
おどろく 目が覚める、驚く
おぼつかなし はっきりしない
おぼゆ 思われる
かく こう
かしこし おそれ多い恐ろしい身分が高い、賢い、立派だ
かたはらいたし 恥ずかしい、みっともない、はらはらする
かたみに 互いに
かなし かわいい愛しい、悲しい、かわいそうだ
くちをし 残念だ、つまらない
げに 実に、本当に
こころうし つらい、不快だ
さらなり 言うまでもない、今さらだ
つきづきし 似つかわしい、ふさわしい
つとめて 早朝、翌朝
ののしる 大騒ぎする、わめく、評判になる
はづかし (こちらが恥ずかしくなるぐらい)立派だ
めでたし すばらしい
やうやう だんだん
やがて すぐに、そのまま
ゆかし 知りたい、見たい、聞きたい、行きたい
をかし 風情がある趣がある、おかしい
え~ず ~できない
な~そ ~するな
~ばや ~したい
いかで~む どうして~だろうか
おぼしめす お思いになる
たてまつる 差し上げる、参上させる、召し上がる、お召しになる、お乗りになる、~申し上げる
~たまふ ~なさる
のたまふ おっしゃる
はべり ~です、ます、お仕えする

教科書でもよく出てくる古語ばかりです。一度は目にしたことがあるという人も多いでしょう。

他にも重要な古語はありますが、まずは上の古語を覚えておくのがおすすめです。

▼高校古典でよく出る形容詞の重要古語はコチラ

参考:高校古典 古文でよく出る重要古語【形容詞一覧】

▼古文で出てくる月・時刻・方位はコチラ

参考:中学古典 月の異名・干支による時刻と方位

おどろくはビックリだけではない?

古語の「おどろく」には現代語と同様「驚く」の意味もありますが、「目が覚める」という意味もあります。こういう現代語とは異なる意味が試験で問われることが多いです。

あはれとをかし

上の表にある「あはれ(あはれなり)」と「をかし」もよく耳にしますよね。源氏物語(紫式部)は「あはれの文学」、枕草子(清少納言)は「をかしの文学」と言われています。

セットで覚える古語の表現

よく古文で出てくる、副詞・助動詞・助詞の表現には下のようなものがあります。

・「え~ず」→~できない

・「な~そ」→~するな(現代語では「~な」で終わらせますが、古語では先に「な」が置かれていますね。)

・「いかで~か」→どうして~だろうか

敬語の表現

【尊敬語】

・「おぼしめす」→お思いになる

・「~たまふ」→~なさる

・「のたまふ」→おっしゃる

【謙譲語】

・「たてまつる」→差し上げる

・「はべり」→お仕えする、おそばにいる

【丁寧語】

・「はべり」→~です、ます

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古語の覚え方

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古語を語呂合わせで覚える方法もありますが、語呂合わせそのものを覚えるのが大変という方もいるでしょう。

現代のことわざや熟語と同様、古語とその意味をイメージで関連付けて覚えるようにすると、覚えやすいでしょう。

あいなしの覚え方

あいなし」はおもしろくない、つまらないという意味になります。

「あいなし」→「あいそがない」からさらに連想して、「あいなし→愛想がなくておもしろくない人!」のように覚えると良いでしょう。

かたはらいたしの覚え方

かたはらいたし」は恥ずかしい、みっともない、はらはらするという意味です。

「かたはらいたし」→「片腹痛いぐらい笑っちゃう」から連想して、恥ずかしい、みっともないの意味を連想すると良いでしょう。今でも「イタい人」という言い方をしますが、そこからも思いつきやすいですね。(もともと漢字で書くと「傍ら痛し」です。)

【問題編】古語の意味をチェック!

中学古典 中学生が覚えておきたい古語まとめと問題

次の古語の意味をア~ウから選びましょう。(答えは▶をクリック)

問1 あはれなり

ア しみじみとした趣がある イ うしろめたい ウ 豪華だ

▶答え

問2 あやし

ア 趣がある イ かわいらしい ウ 不思議だ

▶答え

問3 うつくし

ア 憂うつだ イ 光沢のある ウ かわいらしい

▶答え

問4 おどろく

ア 怖がらせる イ 音がする ウ 目が覚める

▶答え

問5 かしこし

ア 固い イ 恐れ多い ウ 見た目が良い

▶答え

問6 かなし

ア かわいい イ 大人びている ウ 優美だ

▶答え

問7 つとめて

ア 努力すること イ 早朝 ウ 夕方

▶答え

問8 ののしる

ア 大騒ぎする イ 学ぶ ウ 歩き回る

▶答え

問9 やがて

ア すぐに イ 時々 ウ ゆっくり

▶答え

問10 をかし

ア みっともない イ 整っている ウ 風情がある

▶答え

問11 さらなり

ア 平坦だ イ 言うまでもない ウ さらさらしている

▶答え

問12 つきづきし

ア まめだ イ 似つかわしい ウ 優美で立派だ

▶答え

問13 ゆかし

ア 知りたい イ 由緒正しい ウ 大人しい

▶答え

問14 かたはらいたし

ア 恥ずかしい イ 元気がない ウ 胸が高鳴る

▶答え

問15 え~ず

ア たぶん~しないだろう イ とても~できない ウ 全然~しない

▶答え

問16 ~ばや

ア ~するのか イ ~すると良いだろうか ウ ~したいものだ

▶答え

問17 いかで~む

ア どうして~だろうか イ みんなで~だろうか ウ どうして~しないのか

▶答え

問18 おぼしめす

ア 遣いをやる イ 知っていらっしゃる ウ お思いになる

▶答え

問19 たてまつる

ア 立ち上げる イ 祖先の霊をまつる ウ 差し上げる

▶答え

問20 ~たまふ

ア ~始める イ ~なさる ウ ~出す

▶答え

まとめ

中学生の重要古語について確認してきましたが、いかがでしたでしょうか。「おどろく=目が覚める」のような意外な意味の古語は試験でもよく出題されますので、現代語(口語)にする問題では前後の文脈にも注意して答えましょう。

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