Z会の通信教育「公立中高一貫受検対策講座」の評判は?

Z会の通信教育「公立中高一貫受検対策講座」の評判は?

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公立中高一貫校適性検査の対策を自宅で進めたいご家庭におすすめなのが、Z会の通信教育です。Z会小学生コース専科に思考・表現力(小3・4)、作文(小5・6)、公立中高一貫校適性検査(小5・6)、公立中高一貫校作文(小6)の講座を開講しています。

今回の記事ではZ会公立中高一貫校講座の評判や講座内容、進研ゼミとの比較もまとめましたので、公立中一貫校受検予定のご家庭の方はよかったら参考にしてください。(この記事は公立中高一貫校受検の指導経験がある元塾講師がまとめています。)

※記載の情報は情報取得時のものです。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
※この記事はPRを含みます。(Z会、進研ゼミと当サイトは提携関係にあります。)

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Z会の通信教育「公立中高一貫校受検対策講座」の内容は?

Z会の公立中高一貫校対策専科講座は次の4つです。(小学生コースの専科・目的別講座になります)

Z会公立中高一貫校対策講座

講座名(対象学年) 講座内容
思考・表現力
(小3・4)
課題発見力・課題解決力・表現力の養成
公立中高一貫校適性検査
(小5・6)
全国の適性検査の出題傾向を踏まえ作成された教材、課題解決力・表現力・論理的思考力などを養成
作文
(小5・6)
作文の基礎力・実践力を身につける
公立中高一貫校作文
(小6)
適性検査のさまざまな課題に対応できる作文力を身につける

必要に応じ小学生コース、小学生タブレットコースでの5教科学習もおすすめされています。

思考・表現力

3、4年生が対象。教科の枠をこえた論理的思考力、情報整理力、試行錯誤力、判断力、表現力の5つの力を養成。5つの力からテーマに沿った問題を出題、提出課題では教科専任の指導者が添削指導を行います。

メインテキスト1回20分×月3回、提出課題1回20分×月1回。

作文

5・6年生が対象。公立中高一貫校受検に向け、作文を書く手順から学べる講座です。添削では表記・伝達・構成・表現・文法の5つの項目で評価。励ましのアドバイスでお子さんのやる気も上げていきます。

メインテキスト1回40分×月3回、提出課題1回40分×月1回。

公立中高一貫校適性検査

5・6年生が対象。全国の公立中高一貫校適性検査の傾向をふまえたオリジナル問題や、Z会厳選の過去問に取り組む講座です。添削指導つき。

東京都立中や県立千葉中などの難関校対策として特別回も用意。長文読み取り問題や複数資料の読み取り問題に限られた時間で対応できるよう演習をします。

メインテキストは5年生1回40分×月2回、6年生1回40分×月4回。提出課題は5年生1回30分×月1回、6年生1回25分×月2回。

公立中高一貫校作文

6年生対象。テーマ型、課題文型、資料型など頻出出題形式での作文対策を行います。添削指導では読解問題、表記・文法、主題、材料、論理、構成の6つの項目から評価、弱点を把握して改善、より質の高い作文が書けるように。

メインテキストは1回40分×月2回、提出課題は1回50分×月1回。

Z会公立中高一貫対策講座は小学生コースやタブレットコースもとるべき?

日頃の勉強への取り組み方にもよりますが、Z会でもおすすめしているとおり小学生コースや小学生タブレットコースで5教科の勉強もしておいた方が良いでしょう

最近では英語を出題する学校も若干出てきています。(例として大阪府富田林、水都国際などで英語リスニングを導入)

特にZ会は一般の小学生コース・タブレットコースでも「考えさせる問題」を多く扱っているので、公立中高一貫校受検の下地をつくる意味でもおすすめ。

なおZ会小学生コースは1教科から選べて添削指導つき、タブレットコースは5教科とプログラミングがセットになり、効率的に学習したいご家庭向け。

学校の5教科対策だけでは不足?

公立中高一貫校では調査書点も重視されるので、学校の勉強もしっかり進めないといけません。しかし学校の勉強はバッチリ(オール3)だとしてもそれだけでは公立中高一貫校の適性検査が乗り切れないかもしれません。

というのも、公立中高一貫校によってはハイレベルな算数や理科の問題も解ける実力がないと解けないような問題を出題している学校もあります。(あとで紹介する口コミでも「Z会だけでは足りない」と他の教材をお探しになっているケースがありました。)

中学受験対策も役に立つ?

受検校の出題傾向にもよりますが、私立難関校の併願に選ばれるような都立難関校だと中学受験の基礎も拾っておいた方が良いと思います。

筆者は以前公立中高一貫校対策で人気のある某集団塾のお子さんを個別指導塾で担当したことがありますが、都立難関を目指していたそのお子さんも理科は国私立中の受験対策教材を使用。電流やてこの応用題、実験問題などは、適性検査でも役立ちそうでした。

かといってZ会の中学受験コースだと難関校・最難関校対象のテキストで3年からカリキュラムがスタートしている上かなり難易度が高め。5年生から対策したいご家庭や、難関校受験生以外には向いていないでしょう。

四谷大塚の予習シリーズの基本問題だけ拾って進めたり、Z会よりはやさしめな進研ゼミの中学受験講座を進めると良いかと思われます。

Z会の通信教育「公立中高一貫校受検対策講座」の料金は?

2024年度料金(表示の料金は12か月一括払いの例)

講座 受講料
公立中高一貫校適性検査
5年
2,975円~/月
公立中高一貫校
適性検査6年
公立中高一貫校作文6年
作文5・6年
3,230円~/月
思考・表現力
3・4年
1,955円~/月

※2024年1月31日時点の情報です。※6年生は4月~12月の9か月。

6年生で適性検査・適性検査作文・作文の3講座を受講しても月あたり9,000円程度から受講可能。1人でコツコツ進められるお子さんなら、週に何日も進学塾に通うより経済的。

作文だけは週1回だけ個別指導で見てもらうというのもありでしょう。

Z会公立中高一貫校対策講座の評判は?

Z会公立中高一貫校適性検査の講座に関する口コミをTwitterで調査、いくつかご紹介します。

Z会だけ(塾なし)で合格できた

公立中高一貫講座とともにZ会のグレードアップ問題集を利用、Z会だけ(塾なし)で合格できたという口コミがありました。もちろん保護者の方のサポートもあってこそ・・・と思われます。

Z会だけでは問題量が足りない

Z会のメインテキストは1回20分×月2~4回が目安(添削課題は別)なので、分量的には習い事や私立中受験の勉強で忙しいお子さんにも負担なく進めやすいでしょう。しかし模試の結果が悪ければ何らかの対策(教材や塾・家庭教師など)をとる必要があります。(特に私立最難関層が併願するような難関・人気校なら…。)

Z会の作文添削は厳しくチェックされる

Z会の作文コースは「説得力が弱い」とか結構ビシビシ添削されます。うちの子あまり出さなかったけどw

引用:Twitter

Z会の作文添削はかなり細かくチェックされるそう。お子さん1人で進めるのが難しい分野ですが、添削があるのは安心です。保護者の方も添削答案を見ることで、お子さんの学習をサポートしやすくなるでしょう。

コスパが良い

週1講習で適性作文指導も受けていますが、どんなテーマでも8割以上取られるようにしたいと試行錯誤中。
この時期にZ会公立中高一貫校作文を申込み。😇
公立中過去問での作文演習2回分と添削していただける作文1回分で約3千円/月。お財布に優しい。☺️

引用:Twitter

Z会は家計に優しいという口コミもありました。当然ながらZ会の通信教育を利用すれば、通塾するよりかなり費用が抑えられます。通信教育1本で進めるのに不安があれば、週1の個別指導塾と併用するのも良いでしょう。

Z会の公立中高一貫校(適性検査)講座のみではボリュームが少ないという口コミもありましたが、教材の内容と添削指導に関してはおおむね評判は良いようです。国立・私立との併願なのか、公立中高一貫校だけの受検なのか、もともと私国立中受験の対策を低学年からしていたのか、受験校の地方・志望校によっても、塾併用かZ会一本でいくのかで、Z会の活用方法が異なってくるでしょう。

Z会の公立中高一貫校合格実績は?

2023年度のZ会員公立中高一貫校総合格者数は983名。北海道から九州、沖縄まで、全国で多くの公立中高一貫校に合格者を出しています。

🌸2023年度Z会員の合格実績

都立小石川 27名 都立武蔵 38名
都立桜修館 49名 都立三鷹 42名
神奈川県立相模原 27名 神奈川県立南 14名
千葉県立千葉 13名 千葉県立東葛飾 15名
茨城県立土浦第一 11名 宮城県立仙台二華 15名
京都市立西京 10名 大阪富田林 60名

他多数

※小6でZ会の通信教育、映像授業、プレミアム講座、Z会の教室本科・講習、提携塾のZ会講座を受講した人を対象に集計。内部進学除く。

特に東京都内の公立中高一貫校はいずれも合格者数が2けたと多かったです。

Z会と進研ゼミの公立中高一貫校受検対策講座を比較すると?

Z会とよく比較される進研ゼミですが、進研ゼミでも公立中高一貫校対応の講座(考える力・プラス講座)を提供しています。考える力・プラス講座はオプションですが、小学講座を受講していなくても受講可能です。

小5・6年生向けの公立中高一貫対策講座を、Z会と進研ゼミで比較しました。

Z会と進研ゼミの公立中高一貫校講座を比較(小5・6)

通信教育 Z会 進研ゼミ
内容 公立中高一貫校適性検査・作文・公立中高一貫校作文の3講座 適性検査と作文対策・映像授業・添削問題がセット
月あたり
学習時間
適性検査:1回40分×2~4回
+添削30分×1回~25分×2回
中高一貫作文:1回40分×月2回+添削50分
1回30分×月12~14回
難関対策 特別回あり 記載なし
月あたり
料金(小5)*
1講座 2,975円~ 4,260円~
月あたり
料金(小6)*
1講座 3,230円~ 4,550円~

※こちらに記載の内容は2024年1月31日時点での情報です。最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。
*表示の金額は2024年度12か月一括払い・月あたりの受講費。

進研ゼミは適性検査も作文もすべてセットで月あたり4,000円台から受講できるので、Z会で2~3講座受講するよりコスパ良く感じられます。

学習時間の目安もZ会を3講座とったとしても進研ゼミの方が多め。

ただしZ会の方が難関対策を強く意識しています。

各公式サイトでの合格実績を見るとZ会が首都圏の公立中高一貫校に強いのに対し、進研ゼミは首都圏から地方までまんべんなく公立中高一貫校の実績を出しているのが伺えます。

公立中高一貫校の中でも難関校を考えている、難易度の高い教材に取り組みたい、難関私立中との併願を考えてるならZ会がおすすめ。難関校にこだわっているわけではない、わかりやすい教材を利用したい、コスパ良く公立中高一貫校の対策を進めたい…というご家庭には、進研ゼミの方がおすすめです

進研ゼミで基礎固めしながら、Z会の作文だけプラスしてみたり併用して利用するのも良いでしょう。

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各公式サイトにて資料請求、お申し込みを受付中。

▼進研ゼミの公立中高一貫講座も気になる方はこちらの記事を。

⇒進研ゼミ公立中高一貫校講座の詳細

まとめ

Z会の公立中高一貫対策講座の評判はなかなか良いようです。ボリュームが足りないという声もありましたが、他教材や塾との併用に使いやすく、私国立の中学受験対策で忙しい小学生にも無理なく進めやすい分量。

4科の学力があり一人でもある程度勉強が進められるお子さんなら、公立中一貫校の適性検査対策にZ会はおすすめです。親御さんが見るのが難しいものに関しては塾を少し利用してみたり、不足分は他の通信教育や市販の教材も活用するなど、良いとこどりで公立中高一貫校の対策を進めていくのが良いかと思われます。

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