【中学入試国語】上位語と下位語のまとめと問題

国語

 
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今回は中学受験でも必要になる、上位語と下位語のまとめと問題です。

上位語は下位語を抽象化したもの(一言でまとめたもの)になります…が、ちょっとわかりにくいですね。記事では具体的な例をあげて説明しています。

  • 「上位語と下位語って意味がよくわからない。」
  • 「上位語と下位語の例って。」
  • 「上位語と下位語の問題を知りたい。」
  • 「紛らわしい上位語と下位語って?」

という方におすすめの内容になっています。

執筆者:まいにちマナブ
元個別指導塾講師。20年以上中学生や中学受験生を中心に指導、教室長、塾長の経験もあり。保護者の方と多数面談も行ってきました。2018年より当サイトの運営を開始。

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上位語と下位語とは

Aという単語の意味にBという単語の意味が含まれているとき、AはBの上位語、BはAの下位語といいます。

わかりやすく上位語と下位語の概念をとらえるために具体例で説明すると、りんご、みかん、いちご、バナナなどをまとめて「果物」といいますが、まとめたもの(果物)が上位語で、まとめる前の1つ1つの具体例(りんごなど)が下位語にあたります。

さらに、果物、野菜、魚などの上位語は食べ物というように、まとめていくことができます。

他の上位語も考えることができます。例えば魚は動物、無セキツイ動物、海の生物など、他の上位語に含めることができます。

下位語は具体的な例、上位語は抽象化したものととらえることができます。

上位語と下位語の例

上位語 下位語
果物 りんご・みかん・いちご・バナナ・キウイ・オレンジ・メロンなど
まぐろ・いわし・さんま・さけ・あじ・たい・ふぐ・タツノオトシゴなど
昆虫 とんぼ・ちょう・かぶとむし・バッタ・ハエ・セミなど
カモメ・にわとり・からす・ハト・カワセミ・ウミネコなど
ほ乳類 ヒト・猫・犬・アザラシ・クジラ・イルカなど
は虫類 ニシキヘビ・トカゲ・ヤモリ・ワニ・マムシ・トカゲ・亀など
楽器 バイオリン・ピアノ・ハーモニカ・ギター・ベース・ドラム・トランペット・サックスなど
洋服 シャツ・スカート・スラックス・ブラウス・コート・ジャケット・セーターなど

上位語・下位語でまぎらわしいもの

上位語・下位語は国語の分野ですが、理科の知識が必要なものもあります。

タツノオトシゴはセキツイ動物であり、魚のなかまです。

ウミネコカワセミはそれぞれ猫でもセミのなかまでもなく、鳥のなかまです。

ウミネコはカモメの仲間で、鳴き声が猫に似ていることからウミネコと呼ばれています。

カワセミは鮮やかなブルーの羽と、オレンジの胸をしています。カワセミのことを翡翠とも書きますが、宝石の翡翠(ひすい)の語源はカワセミからきています。

マムシは虫ではなくヘビのなかまです。

【問題編】上位語と下位語

問1 次の(     )に入る上位語を答えなさい。

・(  ①  )…ライオン、トラ、モグラ、アリクイ

・(  ②  )…象、シマウマ、鹿、ウサギ

→答え

問2 次の(1)~(5)の語は、ア~エのどの下位語になりますか。

ア 魚 イ は虫類 ウ 鳥 エ 交通機関

(1) カワセミ

→答え

(2) タツノオトシゴ

→答え

(3) ウミネコ

→答え

(4) ゆりかもめ

→答え

(5) マムシ

→答え

まとめ

・ある語Aに対して具体例Bがあったとすると、AがBの上位語で、BがAの下位語

・果物とりんごやみかんなら果物が上位語、りんごやみかんが下位語

・下位語を選ぶとき、その名前から間違えやすいものがあるので注意(例:ウミネコは猫の仲間ではなく鳥、カモメの仲間)

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