高校英語 不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態まとめと問題

英語

 
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高校英語で学習する、to不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態のつくり方、例文と訳し方についてまとめました。

  • 不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態ってどうやって作るの?
  • 不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態の例文や無料の問題がほしい
  • There is nothing to be done. と There is nothing to do. の違いを知りたい

という方におすすめです。

執筆者:まいにちマナブ
元個別指導塾講師。20年以上中学生や中学受験生を中心に指導、教室長、塾長の経験もあり。保護者の方と多数面談も行ってきました。2018年より当サイトの運営を開始。

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不定詞の否定形

不定詞の否定形は「not + 不定詞」「never + 不定詞」の形になります。

  • My father told me not to go out.
    (父は私に外出しないように言った。)
  • He promised her not to be late again.
    (彼は彼女に二度と遅刻しないと約束した。)
  • She told him never to come here.
    (彼女は彼に二度とここに来るなと言った。)

in order to do / so as to do の否定形

目的を表す不定詞を用いた表現で「in order to do」「so as to do」(~するために)がありますが、

in order to do → in order not to do、so as to do → so as not to do(~しないようにするために)

と、not や never を使って否定形にすることができます。

  • I got up early in order not to be late.
    (私は遅刻しないように早起きした。)
  • I listened to music with earphones so as not to disturb him.
    (私は彼の邪魔にならないよう、イヤホンで音楽を聴いた。)

不定詞の完了形

不定詞で過去の意味を表したいときは、完了形を用いて「to have 過去分詞」で表します。

述語動詞より前の時制を表す

seem, appear, be said などの後に「to have 過去分詞」を続けて、述語動詞より前の時制を表します。

  • He seems to have lost a lot of weight.
    (彼はかなりやせたようだ。)
  • There appeared to have been a car accident.
    (交通事故があったようだった。)

実現しなかった願望や意図

hope, want, wish, promise, intend などの後に「to have 過去分詞」を続けて、実現しなかった願望や意図を表します。

  • I hoped to have seen her.
    (彼女に会いたかったのだが<会えなかった>。)
  • He intended to have become a doctor.
    (彼は医者になるつもりだったのだが<かなわなかった>。)

不定詞の進行形

不定詞の進行形は「不定詞+be+~ing」の形で表されます。

  • He seems to be playing Switch games.
    (彼はスイッチででゲームをしているようだ。)
  • The island seems to be sinking.
    (その島は沈みつつあるようだ。)

不定詞の受動態

不定詞の受動態は「不定詞+be+過去分詞」の形で表されます。

I want to be taken to Disneyland.
(ディズニーランドに連れて行ってほしい。)

Chuck wanted to be loved by her.
(チャックは彼女に愛されたかった。)

There is no time to be lost.
(一刻の猶予もない。)

There is nothing to be done.
(何もなされることがない → 手の施しようがない。)

There is no time to be lost. は There is no time to lose. とほぼ同じ意味です。

There is nothing to be done. (手の施しようがない)と There is nothing to do. (何もすることがない)では意味が少し異なります。

【問題編】不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態

問1 次の英文を日本語に訳しましょう。

(1) I got up early in order not to be late.

→答え

(2) He seems to have lost a lot of weight.

→答え

(3) Chuck wanted to be loved by her.

→答え

(4) I hoped to see her.

→答え

(5) I hoped to have seen her.

→答え

問2 次の日本文に合うように不定詞を用いて(     )内に適切な英語を入れましょう。

(1) 彼は医者になるつもりだったが(かなわなかった)。

→ He intended (     )(     )(     )a doctor.

→答え

(2) 彼は彼女に二度と遅刻しないと約束した。

→ He promised her (     )(     )(     )(     )again.

→答え

(3) 私は遅れないよう急ぎました。

→ I hurried so (     )(     )(     )be late.

→答え

(4) その島は沈みつつあるようだ。

→ The island seems (     )(     )(     ).

→答え

(5) 手の施しようがない。

→ There is nothing (     )(     )(     ).

→答え

(6) 一刻の猶予もない。

→ There is no time (     )(     )(     ).

→答え

不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態まとめ

不定詞の否定形・完了形・進行形・受動態の基本形は次のとおりです。

  • 不定詞の否定形:not(never) to do
  • 不定詞の完了形:to have 過去分詞
  • 不定詞の進行形:to be ~ing
  • 不定詞の受動態:to be 過去分詞

不定詞の完了形は完了の意味ではなく、「過去」や「実現しなかった希望・意図」を表すことに注意。

不定詞は前の名詞が目的語にも主語にもなるため、形容詞用法では意味が変わらないことがあります。

ただしThere is nothing to be done. (手の施しようがない)と There is nothing to do. (何もすることがない)の違いに注意しましょう。

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