高校英語文法 平叙文の話法の転換コツと問題

高校英語文法 平叙文の話法の転換コツと問題

今回は平叙文の話法の転換について学習します。

直接話法と間接話法とは何か、平叙文の話法の転換の例文とコツ、転換する動詞、代名詞、副詞(句)について説明します。

直接話法から間接話法に書き換える問題も準備しましたので、話法の転換の基礎を理解度チェックに役立ててください。

直接話法と間接話法とは

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直接話法は人が発言した言葉を引用符「」を用いて表現する方法です。

直接話法の例文

・He said, I will quit a job.(彼は「仕事をやめようと思う」と言っていた。)

間接話法は引用符がなく、話者の立場から発言者の言った内容を表現する方法です。下の文は上の文を間接話法に書き換えたものです。(that は省略可能)

間接話法の例文

・ He said that he would quit a job.

直接話法を間接話法に書き換えるとき引用符をとるだけでなく、発言者の主語、その他の人称代名詞、時・場所を表す副詞句など、話者の立場に立って書き換える必要があります。主節が過去形の場合は時制の一致も考慮します。

上の例文だと…

直接話法 I → 間接話法 he

直接話法 will → 間接話法 would

と書き換えられています。

このような直接話法⇔間接話法の書き換えのことを「話法の転換」といいます。

平叙文での話法の転換と例文

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話法の転換を学習するにあたり、まずは基本となる平叙文(肯定文・否定文)での話法の転換のやり方を確認していきます。

発言者の代名詞・動詞の変換

直接話法で使われている代名詞は、間接話法では話者の立場から見た代名詞に変換されます。変換された主語に応じて動詞も変化させます。

例文

・She says, “I am tired. “

→ She says (that) she is tired.(彼女は疲れたと言っています。)

疲れているのは「she(彼女)」なので、間接話法では I → she に変換、また動詞も am → is に変換しています。

例文

・He says, “I like you.”

→ He says (that) he likes me.(彼が私のことを好きだと言っています。)

like(好き)の主体は「he(彼)」なので、間接話法では I → he に変換、動詞も3単現で like→ likes に変換、また発言者が you(あなた) が好きということは話者のことが好きなので、you→ me に変換しています。

発言者≠話者 のとき、発言内容の代名詞は一般的に次のように変換されます。

I → he, she / my → his,her / me → him her / mine → his, hers

we → they / our → their / us → them / ours → theirs

you(主格) → I, we / your → my, our / you(目的格) → me, us / yours → mine, ours

時制の一致による変換

伝達動詞が過去形のとき、時制の一致を受けて発言者の使っている動詞を変換することがあります。(発言した時点と話者の現時点での時制でズレが生じているとき。例外もあります。)

例文

・She said, “It is ridiculous.”

→ She said (that) it was ridiculous.(彼女はそれはばかげていると言いました。)

下の間接話法では、主節の動詞(said)に合わせてthat 以下の動詞を is → was に変換しています。

ただし一般的な真理、歴史上の事実など、時制の一致を受けないケースもあります。また発言者、話者どちらの立場でも時制が変わらない場合、時制の一致を受けません。

▼ 時制の一致について、くわしくはコチラ

参考:高校英語文法 時制の一致まとめと問題

主節の伝達動詞の変換

引用符内の動詞以外に、伝達動詞(話者の使っている動詞、主節の述語動詞)を変えるケースもあります。

say to 人, ” ~ “tell 人 (that) ~ 

say のあとにto + 人があるときは、tell を使って書き換えます。

例文

・She said to me, “I want to go shopping. “

→ She told me (that) she wanted to go shopping.(彼女は買い物に行きたいと私に言った。)  

上の例文で、直接話法の文では said to me が使われていましたが、間接話法では told me が使われています。

また発言した内容(that 以下)では I → She、want → wanted と変換されています。

副詞句・指示代名詞の変換

直接話法において発言者の発言で使われている時、場所に関する副詞句や指示代名詞は、間接話法では話者の立場から見た副詞句・指示代名詞に変換します。

例文

・Mr. Mori said to me, “I saw your brother yesterday.”

→ Mr. Mori told me (that) he had seen my brother the day before.

(森さんは私に、前日に私の兄に会ったと言っていました。)

直接話法から間接話法に書き換えるとき、say to 人 は tell 人 に直すので said to me → told me に、話者の立場から発言内容の主語を I → he に、時制の一致のために went → had wentに、さらに yesterday →  the day before としています。

例文

・She said, “I like this bag.”

→ She said (that) she liked that bag.

(彼女はそのバッグが好きだと言っていました。)

直接話法から間接話法に書き換えるとき、話者の立場から発言内容の主語を I → she に、時制の一致のために like → liked 、さらに話者の立場から this → that としています。(話者の立場から見ても this であれば、that に変換する必要はありません。)

副詞句・指示代名詞がどのように変換されるか、下の表にまとめました。

直接話法 間接話法
yesterday(昨日) the day before, the previous day(前日)
last night(昨夜) the night before, the previous night(その前夜)
last week(先週) the week before, the previous week(前の週)
last month(先月) the month before, the previous month(前の月)
last year(去年) the year before, the previous year(前の年)
last Sunday(先週の日曜日) the previous Sunday(その前の日曜日)
~ ago(~前) ~ before(その~前)
a week ago(1週間前) a week before(その1週間前)
two years ago(2年前) two years before(その2年前)
the day before yesterday(おととい) two days before(2日前)
now(今) then(そのとき)
today(今日) that day(その日)
tonight(今夜) that night(その夜)
this week(今週) that week(その週)
tomorrow(明日) (the) next day, the following day(次の日)
next ~(次の~) the next ~, the following ~(その次の~)
next week(来週) the next week, the following week(その次の週)
next month(来月) the next month, the following month(その次の月)
next year(来年) the next year, the following year(その次の年)
next Sunday(次の日曜日) the next Sunday, the following Sunday(その次の日曜日)
the day after tomorrow(明後日) in two days’ time, two days later(2日後)
this(これ、この) that(あれ、あの)
these(これら、これらの) those(あれら、あれらの)
here(ここで、ここに) there(そこで、そこに)

一般的に直接話法から間接話法に書き換えるとき、過去のことは ~ before や the previous ~ などが使われます。

未来のことは the next ~, the following ~ を使って書き換えることが多いです。直接話法での next ~ を間接話法に書き換えるとき、 the next ~ と the を加えることがポイントです。

直接話法の this 系は 、間接話法では that 系に書き換えられます。

話法の転換(平叙文)の書き換え問題

高校英語文法 平叙文の話法の転換コツと問題

問1 次の英文の話法を書き換えなさい。

(1) She says, “I am tired. “

She says that[                 ].

→答え

(2) He says, “I like you.”

He says that[                 ].

→答え

(3) She said, “It is ridiculous.”

→ She said that [                 ].

→答え

(4) She said to me, “I want to go shopping. “

She told me that [                 ].

→答え

(5) Mr. Mori said to me, “I saw your brother yesterday.”

Mr. Mori told me that [                 ].

→答え

(6) She said, “I like this bag.”

She said that [                 ].

→答え

問2 次の英文の意味がほぼ同じになるように、(      )内に適切な英語を入れなさい。

(1) He said, “I will go to New York next month.” (※話した時点から時が経過している場合)

He said that(      )(      )go to New York (      )(      )(      ).” 

→答え

(2) My father said to me, “I made a speech in front of an audience the day before yesterday.”(※話した時点から日が経っている場合)

My father (      )(      )(      )he (      )(      )a speech in front of an audience (      )(      )(      ).

→答え

(3) She said, “I want to live here.”(※話者が話す時点ではその場所にいない場合)

She said that(      )(      )to live(      )     

→答え

(4) They said, “We visited China last week.”(※話者が話す時点で1週間以上経っている場合)

They said that (      )(      )(      )China(      )(      )week.

→答え

話法の転換(平叙文)のコツ まとめ

平叙文における話法の転換のコツをまとめました。

直接話法 → 間接話法に書き換えるとき、

・発言内容の代名詞・動詞の変換

・時制の一致(例外もあり)

・伝達動詞の変換 (say to 人, ”~”→ tell 人 [that ~])

・副詞句・指示代名詞の変換

特に副詞句・指示代名詞では、次のように変換されます。

yesterday → the day before, the previous day

 last ~ → ~ before, the previous ~ / ~ ago → ~ before

tomorrow → (the) next day, the following day

next ~ → the next ~, the following ~

this → that / these → those / here → there など

発言者の発言内容を、話者の立場に立って代名詞や副詞句、時制を変換させること、必要に応じて伝達動詞を変換することが話法の転換のコツとなります。

ただし発言内容が話者の立場でも変わらない場合は、語句を書き換える必要がありません。また時制の一致の例外もあるので気をつけてください。あとは例文も確認しておきましょう。

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