南北アメリカの国旗一覧・意味と由来まとめと問題

赤と白のしま模様と、左隅に青地の長方形と白い星が並んでいる国旗、星条旗。赤はたくましさと勇気、白は純粋、純潔、青は忍耐、正義を表し、13本ある赤と白の線の数は独立した時の州の数、50個の白い星は現在の州の数を表しています。

水色・白・水色の横分割に、白地の上に黄色い太陽が描かれている国旗。ブエノスアイレスの5月革命で使われた兵の帽章の色が由来です。太陽には顔があり、「5月の太陽」と呼ばれ、インカ帝国の太陽神インティを象徴しています。ウルグアイの国旗にも同じ太陽が描かれています。

赤のV字型、青い海と白い砂、黒を背景に黄色い太陽が昇るところを描いた国旗。赤は先祖の活力と国民の力強さ、青は希望、黒は農場とアフリカ人の遺産、V字はヴィクトリー（勝利）を表しています。

青と白のストライプに、黄色い太陽が左隅に描かれた国旗。青と白の9つの線はウルグアイの県の数を表しています。

黄、青、赤の横3色に、カラフルな国章が中央に配置された国旗。世界で最も色の数が多い、9色を使っている国旗です。

黄色は富と太陽、田園、青は空と海、アマゾン川、赤は血を表しています。国章にはコンドル、ヤシの葉と月桂樹、太陽と黄道（おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座）、山と川、船、3色の旗が見えます。

青・白・青の横じま、中央に国章を配置した国旗。中米連邦の国旗を由来とし、青は空と海、白は平和を表し、国章には月桂冠に囲まれたトライアングル、さらその中に海と5つの火山が描かれています。

緑に白の縁取りの黄色い三角、その上に黒の縁取りの赤い三角が重なったデザインの国旗、黄金の矢尻、金鏃旗（きんぞくき）。緑は国土、黄色は豊かな鉱物資源、白は水資源、赤は国家建設の熱情、黒は忍耐を表しています。

赤・白・赤の縦じま、白地部分に赤のメイプルリーフが配置された国旗、メイプルリーフ旗。両端の赤は太平洋と大西洋、白は雪を表し、中央のメイプルリーフ（サトウカエデ）はカナダを代表する木です。

青と白のストライプに、赤地の三角と白い星が置かれた国旗。ストライプの青の部分は独立時の3つの軍政地域（州）を、白の部分は純粋な愛国心、赤の三角は強さと普遍性、白の星は独立を表しています。

水色、白、水色の縦じま、白地の部分に国章がある国旗。水色は太平洋と大西洋（カリブ海）、白は国の純粋さを表しています。国章にはオリーブの枝の冠、緑の鳥（ケツァール）、小銃と剣、スペインから独立した日が描いてある巻物が描かれています。

対角線で上下は黄色、左右は緑で分割され、赤の縁取り、中央と上下に黄色い星、ナツメグが描かれた国旗。黄色は太陽の光と富、緑は国土と繁栄、星の数は7つの教区の数を表しています。ナツメグはグレナダの経済を支える農作物です。

青・白・赤・白・青の横じまの国旗。青が海（太平洋とカリブ海）・空・希望を、白は平和・資源、赤は情熱・愛国を表しています。国章が入ったものは民間では使用されません。

黄色、青、赤の横じまの国旗。ベネズエラの国旗と配色が同じですが、コロンビアの方が黄色の部分が大きくなっています。黄色は金、青は太平洋とカリブ海、赤はスペインからの独立で流した血を表しています。

黄色（金色）の斜め十字と、緑・黒で塗られた国旗。黄色は強い陽射し、緑は将来への希望と豊かさ、黒は国民の強さと創造性を、斜め十字は聖アンデレ（アンドロス）十字と言われ、キリスト教徒であることを表しています。

緑・白・赤・白・緑の横じま、赤の部分に黄色い星が配置された国旗。緑は豊かな国土、白は正義、赤は繁栄、黄色い星は主な5つの民族の一致団結と幸福な未来を表しています。

黄色い2本のラインに挟まれた黒の帯が斜めに走り、黒い帯の上には白い星が2つ、左上は緑、右下は赤に塗られた、ラスタカラーの国旗。黒はアフリカの伝統、黄色は太陽の光、緑は豊かな国土、赤は独立への苦闘、2つの星はセントクリストファー島とネービス島を表しています。

青・黄・緑の縦3分割、緑のひし形が3つ中央に並んだ国旗。青は空と海、黄色は太陽の光と温暖な気候、砂、緑は豊かな緑と国民の強さを、ひし形（ダイヤモンド）は島を表しています。

水色を背景に白・黒・黄色の三角形が重なったデザインの国旗。水色は空と海、白と黒は白人と黒人の調和、黄色は太陽、三角形はセントルシアの代表的なピトン山（グロ・ピトン山とプチ・ピトン山）を表しています。

上半分は白、下半分は赤で、左隅が青地に白い星が配置された国旗。白はアンデス山脈の雪、赤は血、青は空、星は進歩と名誉を表しています。

中央に国章のある白い十字と、右上・左下が赤、左上・右下が青で塗られた国旗。民間用では国章がありません。赤は独立までに流れた血、青は平和、白は自由を表し、国章には聖書と十字架、月桂樹とヤシ、上部に「神・祖国・自由」の標語が掲げられています。

緑地に黄・黒・白の十字、中央の赤い円に緑の星と国鳥のミカドボウシインコが配置されている国旗。緑は森、国土を、黄色は太陽の光とオレンジ、黒は国土とアフリカ系住民、白は河川の清らかさと純潔、十字は信仰心、10個の星の数は教区の数を表しています。

赤地に白で縁取られた黒い帯が斜めに走る国旗。赤は国民の活力と日光、白は平等、黒は国民の力と統一、2本の白い線はトリニダード島とトバゴ島を表しています。

青・白・青の横分割、中央部に国章がある国旗。中米連邦の旗にもとづき作られ、国章は三角形の中に5つの山と虹、フリジア帽が描かれています。

上半分が青、下半分が赤、中央に国章が配置された国旗。青と赤の配色はハイチ革命時に宗主国フランスの国旗（トリコロール）から白を抜いたのがきっかけです。青と赤の2色は黒人とラムート（黒人・白人の混血）を表し、国章にはヤシの木と緑の芝生、フリジア帽、大砲、弾丸、旗などが描かれています。

赤地と青地、白地に赤い星と青い星で、4分割された国旗。赤は自由党、青は保守党を、白は平和、星は自由党と保守党の協力を表しています。

アクアマリン（藍緑）・金（黄）・アクアマリンの横分割に、黒の三角が左側に置かれた国旗。アクアマリンは大西洋とカリブ海を、黄色はバハマの島々と太陽、黒い三角は国民を表しています。

赤・白・青の横3分割、表面の中央に国章、裏面の中央にライオンとフリジア帽がある国旗。赤は正義、白は平和、青は自由を表しています。赤・白・青はオランダの国旗と同じ配色です。

青・金（黄）・青の縦3分割、中央に黒い三叉槍（さんさそう）が配置された国旗。青は大西洋とカリブ海、金は砂浜、三叉槍はポセイドンの象徴で、民主主義・政府議会・民衆を表しています。

緑地の中央に黄色のひし形、星のある青い円が配置された国旗。緑はブラジル皇帝、黄色はハプスブルク家の象徴で、それぞれ森林と、金・鉱物資源を表しています。青い円の中にある27個の星は、ブラジルの26州と1連邦直轄区を表しています。

黄・青・赤の横分割に、中央部に半円状に星が並んだ国旗。黄色は国の豊かさ、青はスペインとベネズエラを隔てる水、赤は国民の血を表しています。黄・青・赤の横じまの配色は、コロンビアの国旗と同じです。

青地の上下に赤の細い帯、中央に大きな国章がある国旗。青はカリブ海、赤は独立の決意を表しています。国章には葉とマホガニーの木、斧を持つ男性と櫂（かい）を持つ男性、木を切る道具や船の絵がある盾、「森と共に栄える」と書かれたリボンが描かれています。

赤・白・赤の縦じまの国旗。公的機関では国章の入ったものが使われます。赤と白の配色はペルー建国の英雄であるサンマルティン将軍が赤と白の鳥を見たのが由来で、赤は勇気と愛国心、白は平和と名誉を表しています。

上から赤・金（黄）・緑の横分割の国旗。政府旗には国章が入ります。赤は動物の王、金は鉱物の王、緑は植物の王を表します。リトアニア（上から黄色・緑・赤の3色旗）の国旗と似ています。

青・白・青の横分割、白地の部分に5つの青い星が置かれた国旗。2つの青い部分は太平洋とカリブ海を、白は国の統一と平和を、5つの星はホンジュラス、グアテマラ、ニカラグア、コスタリカ、エルサルバドルを表しています。

緑・白・赤の縦分割、中央に国章を配置した国旗。緑は国民の希望、白はカトリックと純粋さ、赤は愛国者の血を表しています。国章には国鳥の鷲が蛇をくわえ、湖の岩にあるサボテンに止まっている姿が描かれ、アステカの首都テノチティトラン（現メキシコシティ）の創設を表しています。