7今回は中学入試、中学生の日本地理で出題される、日本の山地・山脈・高地に関するまとめと問題です。
日本の山地・山脈・高地の位置、山地・山脈・高地の違い、日本アルプスと呼ばれる3つの山脈、世界遺産の山地などを確認します。
日本の山地・山脈
日本の主な山地・山脈・高地です。
①天塩山地(てしおさんち)②北見山地(きたみさんち)③石狩山地(いしかりさんち)④ 夕張山脈(ゆうばりさんみゃく)⑤ 日高山脈(ひだかさんみゃく)⑥ 白神山地(しらかみさんち)⑦ 出羽山地(でわさんち)⑧ 奥羽山脈(おううさんみゃく)⑨ 北上高地(きたかみこうち)⑩ 阿武隈高地(あぶくまこうち)⑪ 越後山脈(えちごさんみゃく)⑫ 関東山地(かんとうさんち)⑬ 飛騨山脈(ひださんみゃく)⑭ 木曽山脈(きそさんみゃく)⑮ 赤石山脈(あかいしさんみゃく)⑯ 紀伊山地(きいさんち)⑰ 中国山地(ちゅうごくさんち)⑱ 讃岐山脈(さぬきさんみゃく)⑲ 四国山地(しこくさんち)⑳ 筑紫山地(つくしさんち)㉑ 九州山地(きゅうしゅうさんち)
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山地・山脈・高地の違い
山地は山が複数集まった広いところを指し、山脈は山が帯状につながったものを指します。高地は山のように突起状になっていない、なだらかな山地を指します。
白神山地
白神山地は世界遺産に登録されており、白神山地のブナの原生林は世界最大級の規模です。
日本アルプス
日本アルプスは飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈のことで、「日本の屋根」とも呼ばれています。
飛騨山脈は北アルプス、木曽山脈は中央アルプス、赤石山脈は南アルプスと呼ばれています。(南側から五十音順になっています。)
紀伊山地
紀伊山地は温暖で降水量が多く、木材の産地としても有名です。吉野すぎ、尾鷲(おわせ)ひのきが有名です。
中国山地と四国山地
中国山地と四国山地では、四国山地の方が高い(険しい)です。
中国山地と四国山地にはさまれた地方を瀬戸内地方と呼び、雨が少ないという気候の特色があります。
中国山地より北側が山陰地方、南側が山陽地方です。(山陽地方に四国は含まれません。)
【問題編】日本地理 山地・山脈・高地
下の図を見て次の問題に答えなさい。
問1 上の図の①~㉑の山地・山脈・高地の名前をすべて答えなさい。
→答え問2 1993年に世界遺産に登録され、ブナの原生林で有名なのは何という山地ですか。
→答え問3 日本アルプスと呼ばれている山脈を3つ答えましょう。
→答え問4 「吉野すぎ」で有名なのはどの山地ですか。
→答え問5 中国山地より北側の地方と南側の地方は、それぞれ何地方と呼ばれていますか。
→答え問6 中国山地と四国山地で囲まれた地方は何と呼ばれていますか。
→答え問7 中国山地と四国山地ではどちらが高く険しいですか。
→答えまとめ
中学・高校入試でも出題される、日本の主な山地、山脈、高地について確認してきました。地図で見てすぐわかるようにしておきましょう。
特に次の山地・山脈に関することがらもあわせて覚えておきましょう。
- 白神山地 → 世界遺産(自然遺産)、ブナの原生林
- 日本アルプス「日本の屋根」 → 飛騨山脈(北アルプス)・木曽山脈(中央アルプス)・赤石山脈(南アルプス)
- 紀伊山地 → 吉野すぎ、世界遺産(文化遺産・紀伊山地の霊場と参詣道)
- 中国山地の北側 → 山陽、南側 → 山陰
- 中国山地と四国山地にはさまれた地域 → 瀬戸内(雨が少ない)