中学公民 国際連合(国連)とそのしくみまとめと問題

中学公民 国際連合(国連)とそのしくみまとめと問題

中学公民の国際連合(国連)とそのしくみに関するまとめと問題です。

国際連合の成立とその背景、国際連合の目的、国際連合の加盟数とその変化、国連の主要機関や専門・関連機関など、集団安全保障、安全保障理事会と常任理事国・非常任理事国、常任理事国の持つ拒否権について確認します。

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国際連合とは

国際連合(国連、United Nations)の本部はアメリカのニューヨークにあります。世界平和維持のための機構です。

国際連合の発足と歴史

【国際連合のあゆみ】

1920年 国際連盟発足(本部はスイスのジュネーブ)

⇒ アメリカは加盟せず

1933年 日本が国際連盟から脱退

1945年 第2次世界大戦が終戦

⇒ 国際連合憲章が採択、国際連合が発足

1956年 日ソ共同宣言

⇒ 国際連合に日本が加盟

第1次世界大戦後、アメリカのウィルソン大統領が提唱し、史上初の世界平和機構である国際連盟が発足しました。しかしアメリカは国内で反対され、アメリカは不参加に、ドイツや日本が脱退、第2次世界大戦を招く事態となってしまいました。

第2次世界大戦を招いた反省をふまえ、51か国が国際連合憲章を採択し、新たな世界平和機構としての国際連合の発足に至りました。

国際連合の目的

国際連合の目的は国際連合憲章に定められています。主な目的として以下のことが挙げられます。

・国際社会の平和と安全を守る

・世界各国の間で友好的関係を築く

・国際問題を話し合う

・世界の人々の基本的人権の尊重を促進する

国際連合加盟国数の変化

【1945年~の国連加盟国数】

1945年 51か国

1950年 60か国

1960年 99か国

1970年 127か国

1980年 154か国

1990年 159か国

2000年 189か国

2011年 193か国

国連発足当初は国連加盟国は51か国でしたが、現在(2019年6月時点)では加盟国は193か国です。(世界の国の数は196か国)

1960年はアフリカで多数の国が独立して「アフリカの年」と呼ばれています。1960年代は多数のアフリカの国が国連に加盟しました。

また1991年にはソ連が崩壊しましたが、ソ連を構成していた共和国が独立し、1990年代はヨーロッパの加盟国数が大幅に増加しました。

国連加盟国中、アジアは39か国、アフリカは54か国、ヨーロッパは51か国、オセアニアは14か国、南北アメリカは35か国となっています。アフリカが最も多いです。

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国際連合のしくみ

国連の主要機関に総会、安全保障理事会(常任理事国・非常任理事国)、経済社会理事会、国際司法裁判所、事務局、国際原子力機関、信託統治理事会などがあります。

総会が創立した機関に専門機関にユニセフや国連難民高等弁務官事務所、経済社会理事会の専門機関にユネスコ、ILO、WHOなど、関連機関にWTOがあります。

国連の主要機関一覧

総会 全加盟国の代表で構成

1国1票

通常の問題は過半数、重要事項は3分の2以上の賛成が必要

《総会創設の機関》

国際連合児童基金(ユニセフ、UNICEF)

・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

・国連大学(UNU)他

安全保障理事会 常任理事国(5か国)と非常任理事国(10か国)で構成

PKO(国連平和維持活動)

経済社会理事会 54か国の理事国で構成

《専門機関》

国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)

世界保健機関(WHO)

国際通貨基金(IMF)

・国際労働機関(ILO)

・国連食料農業機関(FAO)

《関連機関》

世界貿易機関(WTO)

 

国際司法裁判所 オランダのハーグ

国家間の国際紛争解決

事務局 本部(アメリカのニューヨーク)にある
国際原子力機関(IAEA) オーストリアのウィーン
信託統治理事会 現在は活動していない

2020年4月時点では、国連の事務総長はアントニオ・グテーレス(ポルトガル、)WHOの事務局長はテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(エチオピア)です。

集団安全保障

国連は互いに武力行使を行わないことを約束し、約束に反する国、侵略国に対しては、加盟国全体で制裁措置を行います。これを集団安全保障といいます。

常任理事国と非常任理事国

常任理事国は5か国、非常任理事国は10か国(任期:2年)になります。

・常任理事国 … アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス

・非常任理事国(2019年)… インドネシア、クウェート、コートジボワール、赤道ギニア、ドイツ、ドミニカ共和国、ペルー、ベルギー、ポーランド、南アフリカ

常任理事国には拒否権があり、安全保障理事会の議決では9か国以上の賛成が必要ですが、常任理事国のうち1国でも反対すれば議決されないことになっています。

【問題編】国際連合とそのしくみ

次の問いに答えましょう。

問1 国際連合は1945年に何を採択し、発足しましたか。

 

 

 

 

【正解】 国際連合憲章

問2 国際連合の本部はどこにありますか。国と都市名を答えましょう。

 

 

 

 

【正解】 (国)アメリカ(都市)ニューヨーク

問3 日本は1956年、ある国との国交が回復したのをきっかけに、国際連合に加盟しました。何という国ですか。

 

 

 

 

【正解】 ソ連

問4 現在(2019年6月)の国連の加盟国数は何か国ですか。

 

 

 

 

【正解】 193か国

問5 1960年代に国連に多くの国が加盟し、現在最も加盟国数が多い地域(州)は次のア~エのどこですか。

ア 南北アメリカ

イ ヨーロッパ

ウ アフリカ

エ アジア

 

 

 

 

【正解】

問6 国連の活動で、紛争地域での停戦、軍の撤退の監視、復興・復旧活動などを行うことを何といいますか。漢字とアルファベット(略称)を答えましょう。

 

 

 

 

【正解】 国連平和維持活動、PKO

問7 国際連合の専門機関、関連機関のうち、次の(1)~(5)の略称(アルファベット)を答えましょう。

(1) 国際連合児童基金

(2) 国際連合教育科学文化機関

(3) 世界保健機関

(4) 国際通貨基金
 

【正解】

(1) UNICEF

(2) UNESCO

(3) WHO

(4) IMF

問8 国際司法裁判所はどこにありますか。国と都市名を答えましょう。
 

 

【正解】 (国)オランダ(都市)ハーグ

問9 常任理事国をすべて答えましょう。

 

 

 

 

【正解】 アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス

問10 安全保障理事会の決議は、常任理事国の中で1か国でも反対があれば成立しません。このような常任理事国が持つ権利を何といいますか。

 

 

 

 

【正解】 拒否権

まとめ

・1945年 国際連合憲章採択 → 国際連合発足

・国連加盟国数 1945年51か国 → 現在193か国

・1960年代にアフリカ、1990年代にヨーロッパの加盟国が増加

・国連の主要機関 … 総会、安全保障理事会、経済社会理事会、国際司法裁判所、事務局、国際原子力機関、信託統治理事会

・総会の創設した機関 … UNICEF、UNHCRなど

・国連の専門・関連機関など … UNESCO、WHO、IMF、ILO、WTOなど

・安全保障理事会は常任理事国と非常任理事国

・常任理事国は米中露英仏の5か国、拒否権がある

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