都立中高一貫校を受検するなら塾はいつから通えばいいの?塾に通う前の準備と家庭学習、おすすめの教材も紹介!

都立中高一貫校を受検するなら塾はいつから通えばいいの?塾に通う前の準備と家庭学習、おすすめの教材も紹介!

一般的な中学受験は新小4からと言われてますが、都立中高一貫校を受検するなら塾はいつから通えば良いのでしょうか?

都立中対策をしてる塾のコースや最近の受検(受験)状況なども考慮しつつ、いつから塾に通うのが良いのか、塾に通うまでの準備と家庭学習についても個別指導の塾講師がまとめました。

都立中高一貫校を受検するなら塾はいつから通えばいいの?

多くの塾では新5年からコースが設置されています。ただし受検のための準備をしていれば6年からの通塾でも合格することは可能です。ただ何もしないまっさらな状態でいきなり5、6年生から塾に通っても厳しいと思われます。それなりの準備は必要です。(塾に通う前の準備に関しては後の章でもお伝えします)

多くの塾では5年生からコースを設置

都立(公立)中高一貫校コースを設置している進学塾(集団塾)では、5年生から募集しているところが多いです

  • ena(都立コース・都私立コース)5年生~
  • 栄光ゼミナール(公立中高一貫校受検コース)5年生~
  • Z会進学教室(公立中高一貫校受検コース)6年生 ※冬期は5年も開催
  • 早稲田進学会 5年生~
  • 臨海セミナー(都立・公立中高一貫校受験コース)4年生~
  • 大原予備校(公立中高一貫校対策コース他)5年生~

なお塾によって新年度は2月~4月とバラつきがありますので入塾時期にも注意を。(中学受験の塾は2月から新年度のところが多いです)

5年生あるいは6年生から塾に通う方がほとんど

中高一貫校対策に塾に通うお子さんは個別指導塾でも5年~6年から対策する方が多く、ネットの意見(参考:インターエデュYahoo! 知恵袋)でも同様のようです。集団塾に通うならカリキュラムもあるので新5年からのスタートがスムーズでしょう。Z会進学教室は6年(5年冬期)からですが・・・通うまでには自宅でしっかり勉強を進めておく必要があるでしょう。

6年生からでも間に合うのでは?

筆者が以前勤務していた塾では6年生からの個別指導塾だけで、都立や公立の中高一貫校に受かったお子さんもいました。通塾回数はたった週1回、授業は80分だけです。ただそのお子さんたちは解説がほとんどなくても、自力で適性検査の問題をすいすい解いていました。(親御さんもお子さんの力をある程度把握していたから、塾は6年生からで良いと判断したのでしょう。)採点するとき誤字・脱字がないか、作文のミスはないか手直しする程度。そういうお子さんなら6年生からでも間に合うのかもしれません。

しかし最近の都立中の適性検査問題は、年々解きにくくなっていると(個人的に)感じています。私立中受験の対策もしながら公立中高一貫校の受検をするお子さんもいることを考えると、6年からの準備では難しくなってきているかもしれません

中学受験というと「詰め込み」学習のイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、算数や理科は知識というより「思考力」を必要とする問題もたくさんあります。そういった思考力問題に慣れているお子さんは都立中高一貫校受検にも当然強いでしょう。

報告書には5、6年生の成績が載る(区立九段は4年生)

都立中高一貫校の受検では5、6年生の成績(報告書)も総合得点のうちに入り重視されます。(千代田区立九段の場合は4年生から)当日の適性検査で緊張せず実力が発揮できるお子さんはそうそういらっしゃらないかと思います。(筆者も受検会場に生徒の応援で行ったことがありますが、すごい人でお子さんも圧倒されるかも・・・)ということは報告書で少しでも良い点(できればオール3)をとっておきたいところです。

ちなみに都立小石川だと3→25点、2→20点、1→5点で9教科計225点満点、2学年分で450点満点を200点満点に換算(9分の4倍)します。総合得点800点満点のうち200点が報告書の点数になるので、4分の1は報告書で決まるということになり、その分の「貯金」はほしいところ。

(参照元:東京都立小石川中等教育学校令和4年度募集要項

学校の科目、特に国語や算数で心配があるなら、早めに補習塾などで対策をしておいた方が良いかもしれません。もちろんご家庭でお時間とれるなら直接保護者の方が市販教材で勉強を見てあげても。理社のカラーテスト対策なら市販教材でも対応できると思います。

私立中も視野に入れているなら新4年から

学校の成績が優秀であれば早い時期から補習塾の必要はありませんが、私立中、特に難関中との併願を考えているのなら、新4年から受験対策の塾に通っておいた方が良いでしょう。なお最近は適性検査型の入試を行っている私立中も増えています。

こちらもご家庭でフォローできるならご自宅での勉強も可能です。ご自宅での中学受験対策に四谷大塚の予習シリーズ(進学くらぶ)やZ会などの通信教育を利用しているご家庭も多いです。

都立中高一貫校受検で塾に通う前の準備と家庭学習は?

塾に通うまでにご家庭でどんな準備をしておいたらいいか、学習の進め方、おすすめの教材についてもまとめました。

4年生までに準備すること

新5年から塾に通うご予定の方は、4年生までに都立中高一貫校受検に対応できる基礎力をしっかりつけおきたいところです。

いろいろな体験学習をしておくこともおすすめ。博物館やプラネタリウム、工場見学や自由研究、思考力を鍛えるプログラミングなどにチャレンジしてみるのも良いでしょう。適性検査では与えられた条件を整理して、効率的に問題解決をする能力も求められます。

特に1、2年生のうちは(低学年から都立中高一貫校の受検を意識するご家庭は少数派かもしれませんが)、体験学習をメインに勉強に楽しく取り組むこと、1日10分~15分と短時間でも良いので、学習の習慣をつけることをおすすめします。

3、4年生ではテストでどの教科でも良い成績がとれるように必要に応じてテスト対策になるドリルを進めたり、漢字、計算の先取り学習、算数の応用問題に少しずつ取り組んでみるのも対策になります。早めに小学校内容の基礎固めができていれば、その分あらゆる適性検査の練習問題に取り組みやすくなります。

5年生から準備すること

新5年から塾に入るご家庭は塾のカリキュラムにあわせて進めていけば良いでしょう。大手系の進学塾は、かなり宿題も多いようです。

習い事もあるし、うちは6年までは家庭学習で乗り切ろうかな…というご家庭もあると思います。5年生のうちは教科書レベルの先取り学習(特に国語・算数)はほぼ完成させて応用力の養成をしつつ、作文や適性検査対策を進めると良いでしょう。応用力養成にZ会のグレードアップ問題集(リンク先:Amazon)などもおすすめです。

おすすめの通信教育

都立中高一貫校受験対策におすすめな通信教育がZ会と進研ゼミ。合格したご家庭にも選ばれているようです。1人でもコツコツ進められるタイプのお子さんは通信教育メインで、塾は6年からスタートしたり、講習会や特訓のみ利用するのも良いかもしれません。各通信教育でもテストがついていますが、定期的に模試で受検生の中での「立ち位置」を確認することをおすすめします。

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Z会

Z会の通信教育では4~5教科の本科に加え、3・4年生では思考・表現力、5・6年生では作文・公立中高一貫校適性検査・公立中高一貫校作文講座を開講しています。思考・表現力は月あたり1,589円*から、適性検査・作文は1講座につき月あたり2,805円*(5年適性検査は2,384円*)からとなります。(*12か月一括払いでの料金)

都立中の合格実績もかなり高く、’21年は桜修館だとZ会員が47名合格(うちZ会進学教室の合格者数は8名)、合格者の約4分の1がZ会を利用しています。

’21年都立中・区立中Z会員全体の合格者数 ※( )内の数字は合格者全体数

  • 桜修館47名(160名)
  • 小石川33名(159名)
  • 白鴎36名(135名)
  • 両国24名(120名)
  • 武蔵32名(160名)
  • 大泉21名(120名)
  • 三鷹37名(160名)
  • 富士38名(160名)
  • 南多摩39名(160名)
  • 立川国際24名(130名)
  • 区立九段37名(160名)

Z会全体で都立中・区立中合格者数が369名、うちZ会進学教室は84名です。

本科とまとめて受講したり、必要な講座だけ選んで受講したいご家庭にもZ会はおすすめです。

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Z会 公立中高一貫講座

小5・6

  • 公立中高一貫校の適性検査・作文対策
  • 丁寧な添削指導
  • 全国の適性検査出題傾向を分析
  • 1講座月あたり2,384円から*
  • 3・4年生向け「思考・表現力」講座も開講

*表示の金額は小5生、12か月一括払いの月あたりの受講費。

進研ゼミ

進研ゼミの’21年都立中・区立中合格者数は148名、数ではZ会より少ないですが、三鷹23名、南多摩26名と多摩地域の中学で利用者の割合高めの様子。インターエデュでは進研ゼミと市販問題集中心で、あとは受検前3か月だけ塾に通って合格できたという口コミもありました。もちろん通信教育だけでなくそれまでの「積み上げ」もあると思われますが、教材の内容をしっかり消化していけば都立中受検に対応できる力がしっかりつけられるということでしょう。

作文・適性検査対策ができる「考える力・プラス講座」は5年生で月あたり3,998円*、6年生で月あたり4,268円*となります。(*12か月一括払いでの料金)

\お申込み・資料請求はコチラ/

進研ゼミ 小学講座

考える力・プラス講座(公立中高一貫校受検向け)

  • 月あたり小5 3,998円、小6 4,268円から
  • 教材がカラフルでわかりやすい
  • 映像授業で難しい問題を解説
  • 赤ペン先生の問題で個別指導
  • 資料請求でおためし教材がもらえる

まとめ

都立中高一貫校を受検する場合、いつから塾に通うと良いか、また塾に通うまでの準備についても見てきました。以下にポイントをまとめました。

  • 多くの塾では新5年から都立中高一貫校のコースがスタート
  • 過程で中高一貫校対策を進めておけば新6年からでもOK
  • 学校の成績も重視、必要に応じて補習塾も
  • 私立中の受験もするなら新小4から
  • 3~4年から先取り学習も
  • 5年から作文・適性検査対策を進める

6年生から集団塾に入るとカリキュラム的にきつい場合もありますので、個別指導を選ぶのも良いでしょう。ただし個別指導塾を選ぶ場合は都立中高一貫校受検で実績のある塾を選ぶことも付け加えておきます。

塾通いをするご家庭では5年からが一般的のようですが、ご家庭の学習ペースにあわせて決められると良いかと思います。今回の記事がお子さんの都立中受検対策のお役に立てたら幸いです。