共働き家庭におすすめな中学受験塾の選び方!共働き家庭におすすめの塾はどこ?

共働き家庭におすすめな中学受験塾の選び方!共働き家庭におすすめの塾はどこ?

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中学受験といえば送迎やお弁当、勉強の面倒を見るのも大変そう・・・共働き家庭の場合どうしたらいいの?というご家庭に向け、共働きのご家庭が中学受験を選ぶときのポイント(お弁当、自習室、送迎、その他)や、首都圏大手進学塾で共働き家庭におすすめな塾はどこか、元塾講師がいくぶん主観を交えつつまとめました。

※この記事は一部PRを含みます。(創研学院と当サイトは提携関係にあります。)

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共働き家庭におすすめな中学受験塾の選び方!

共働きのご家庭が中学受験塾を選ぶ場合、なるべく「親の手」がかからない塾が良いでしょう。ご家庭によって希望はまちまちだと思いますが、塾を選ぶ際に次のようなポイントがあげられます。

  • お弁当がいらない(またはコンビニ・お弁当屋さんが近い)
  • 自習室がある(学童の役割)
  • 宿題に手がかからない、親のチェックが不要
  • 送迎がいらない(6年の特訓は他校舎でやるところもあるので注意)
  • プリント類の整理が不要(お子さんがしっかりしてれば大丈夫)
  • 面談・保護者会を夜や日曜にやってくれる

多くの塾で受験学年や講習会の時期はお弁当が必要になることが多いです。お弁当タイムのない大手進学塾といえばSAPIXぐらいでしょうか?地域密着型の進学塾でもお弁当のいるところが多いでしょう。

※感染予防のため塾(校舎)によっては弁当不要、または軽食で済ませるところもあるようです。

またご両親とも働いている場合、送迎が大変な場合もあります。お子さん1人でも通いやすい距離感の塾が良いでしょう。受験学年では授業が夜の9時前後に終了するところが多いので、帰りだけならお迎えに行きやすいかもしれません。早稲アカ、日能研のように志望校別コースは別校舎になることもあります。

塾に自習室があるとお子さんを「預かってて」もらえるので、共働きのご家庭には助かるでしょう。1人で家に帰ってもちゃんと勉強しているか心配・・・というご家庭は特に。

首都圏の塾だと日能研や早稲アカは塾側でも面倒見が良いことをアピールしているようです。関西では希学園が居残り自習室や電話で質問OK、6年ではチューターもつくとサポートが手厚いことでも知られてます。(その分ハード、かつ学費も高いようですが・・・)浜学園も「居残り強化指導」があります。

宿題が多くて難しいとお子さん1人で進めるのが厳しかったり、プリント教材が多くて整理整頓できないお子さんは保護者のサポートが必要になることがあります。

面談や保護者会が平日のみ実施だと、共働きのご家庭が参加するのが難しいかもしれません。土曜や平日夜に面談をしてくれる塾もありますが、残業の多い職種や勤務スタイルによっては厳しいかも。でも最近はZoomでの面談や保護者会も珍しくないので、勤務先や都合の良いタイミングで利用することも可能です。

塾のカラーも大事

もちろん塾にもカラーがあり、お子さんの性格に合っているかを考慮する必要があります。

例えば首都圏の大手中学受験進学塾ですとSAPIXは予備校ノリ(塾は勉強するところ)、早稲アカは体育会系ノリ(受験には体力も必要)、四谷大塚はスタンダードな進学塾(仲間と切磋琢磨)、日能研は和気あいあい(でも席は成績順でシビア)のようなカラーがあります。

(校舎によるカラーの差や、感じ方に個人差もあります。各塾の特徴は後の章でもご紹介します)

お弁当は必ずしも作る必要はない

塾に通わせる場合、お弁当がいるか・いらないか問題がよく出てきますが、手作りではなくコンビニ弁当やファーストフードを利用しているご家庭も少なくないようです。休憩時間が短ければ軽食で済ませることもあります。日能研は仕出しもあるようですね。

個別指導塾や家庭教師の利用も

共働きなので家で勉強を見てあげられない、わからないところを教えてあげたいけど仕事から帰ってクタクタ、こちらも多少は勉強しないと教えてあげられないし・・・というご家庭は自習室のある塾は助かります。自習室でも先生が常駐で質問できる塾もあります。(ちなみにSAPIXは自習室なし)

しかし集団塾だと質問する生徒も多く、質問しづらいこともあります。実際筆者のいる個別指導塾にも(面倒見が良いと言われてる)日能研や早稲アカの生徒がいらしてます。

塾で自習サービスがない、ご家庭で塾のフォローができないという場合、個別指導塾や家庭教師もおすすめです。個別指導塾は授業は週1回利用でも、自習室が無料で利用できるところが多いです。家庭教師はオンラインで指導しているところも今は増えていますので、家に保護者の方がいないときでも利用しやすいです。

首都圏大手中学受験塾で共働き家庭におすすめの塾は?【比較】

首都圏の大手4大中学受験塾で、共働きの家庭向けかどうかの視点で比較してみました。(2022年5月時点で、口コミや生徒・保護者から聞いた話などから独自に推測してみたものです。ご家庭により塾との相性がありますので、あくまでもご参考までに。)

共働きの家庭向け?中学受験塾の比較表

日能研 おすすめ度★★★★
宿題やや多・進度やや遅・自習あり・弁当あり※・家庭サポート少
早稲田アカデミー おすすめ度★★★★
宿題やや多・教材多・自習あり・弁当あり※・家庭サポート少?
四谷大塚 おすすめ度★★★
宿題多・自習あり・要予習?・弁当あり※・家庭サポートふつう
SAPIX おすすめ度★★
宿題多・進度速・プリント多・自習なし・弁当なし・家庭サポート多

※おすすめ度は一般的な中学受験生の「共働きのご家庭」へのおすすめ度を表しています。最難関目指してて学力も高くてしっかり者のお子さんだったり、サポートをしてくれる身内がいるならSAPIXでも四谷でも良いでしょう。

※感染症予防対策で自習室の制限やお弁当が中止になっている塾(校舎)もあります。詳細は各塾(校舎)でご確認ください。

日能研

  • 中堅校から難関校まで幅広くカバー
  • カリキュラムはやや遅め(過去問のスタートも)
  • 和気あいあいな雰囲気
  • 席は成績順、クラス分けの配慮もあり
  • 6年は毎週育成テストか(月1で)公開模試
  • お弁当は校舎により仕出しあり
  • 日能研グループの個別指導/家庭教師ユリウスあり

日能研は自習室などフォローが手厚く、共働きの家庭におすすめされてます。実際共働きのご家庭のN生が、筆者の在籍してた個別指導塾にも来てました。(日能研は個別指導の「ユリウス」もありますが、結構個別指導塾に来ているお子さんが多かったような?)

宿題の量は少ないという口コミありますが、筆者が生徒から聞く限り多いという声も。関東系と本部系で宿題の出し方・チェックに違いがあるようです。

早稲田アカデミー

  • 上位~難関校志望対策におすすめ
  • 四谷大塚と同じ「予習シリーズ」を使用
  • さらにオリジナルテキストもあり管理大変(荷物重そう)
  • 体育会系熱血指導「俺たちについてこい」(←イメージ)
  • 自習室に来なさい、質問ドンドンしなさい
  • 宿題の量や質は応相談
  • オンライン対応(対面と選べる)
  • 親のサポートも多少は必要そう
  • 早稲アカの個別指導「個別進学館」あり

早稲アカといえば体育会系なイメージ。筆者の友人(彼女も体育会系)のお子さんが早稲アカに通ってましたが、かなり家で学習管理をしていたようです。最近はサポートが手厚く、宿題の量がセーブされているという声も。

四谷大塚と同じカリキュラムですが、四谷が毎週のテストが必須に対し、早稲アカは選択制

自習室だけで厳しそうなら、併設の個別指導(個別進学館)を利用してカリキュラムにあわせた対策をしてもらうと良いでしょう。それ以外なら中学受験専門の個別指導を。

四谷大塚

  • 中堅~最難関(昔より御三家レベルが減ったが巻き返し中?)
  • テキストの「予習シリーズ」が参考書兼問題集(オソロの副教材もある)
  • 予習型(必須ではないらしい)
  • 週テストと月例テストあり
  • 動画授業、オンライン教材「高速基礎マスター」あり
  • 個別指導はないが準拠塾は多数ある

御三家の合格実績ではSAPIXや早稲アカに抜かされてますが、長年の実績のある中学受験塾。四谷大塚の教材「予習シリーズ」は家庭学習派にも支持されており、動画授業による通信教育「進学くらぶ」も開講しています。

カラフルなテキストは参考書兼問題集に、国語・算数の解説は詳しいです。予習は必須ではありませんがしておくのが個人的にはおすすめです。

動画授業やオンライン教材など家庭で進めやすいツールが充実、自習室もウエルカムです。中学受験専門塾なら安心ですが、四谷大塚準拠の個別指導塾も多数あります。ただし準拠塾を利用する場合(筆者の経験上)合格者を毎年出している塾、指導実績のある講師を指名することをおすすめします。

SAPIX(サピックス)

  • 難関校対策(トップ層向け)
  • 自習室なし(帰って勉強)
  • 予習不要、毎週教材をもらう
  • プリント教材多く管理が必要
  • 宿題(家庭学習)多いがチェックがない校舎もある
  • お弁当不要(家を出る前に軽食が必要そう)
  • 個別指導(プリバート)がある

大手進学塾の中でも御三家の実績が最も高いSAPIX。学校の勉強どころか「普通の進学塾では物足りない」というかなりレベルの高いお子さん向けです。

サピの場合勉強ができるだけでなく、自主自律できている大人びたお子さん向きでないと、特に共働きのご家庭の場合難しいかも。サピだけでは厳しいときはプリバートやプロ講師の個別指導、SAPIX対応の家庭教師をご利用になるのがおすすめ。普通の個別指導塾は特にSAPIXの場合おすすめできません。

こちらもおすすめ!地域密着型の進学塾「創研学院」

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首都圏、関西、九州、四国で教室展開している地域密着型の進学塾「創研学院」も共働きのご家庭におすすめの塾です。中学受験を扱ったドラマの取材協力もしている、指導実績のある塾です。

クラス指導が中心ですが個別指導部もあります。(※中学受験コースの対応状況は校舎により異なります。)

対象学年 中学受験準備コース:3年生
中学受験コース:4~6年生
教室* 都道府県名をクリックすると教室名が表示されます。中学受験コースのある地域の教室を中心に掲載していますが、対応状況は各教室の案内をご確認ください。東京▼
神奈川▼
大阪▼
京都▼
愛媛▼
福岡・長崎▼
合格実績 (2023年度)灘、麻布、東大寺学園、雙葉、渋谷教育学園幕張、豊島岡女子、武蔵、早稲田、西大和学園、洛南高附属、大阪星光学院、四天王寺、清風南海、洛星 他多数

*2023年5月28日時点での情報。各校舎の中学受験コース対応状況は公式サイトにてご確認ください。

復習重点主義で基礎から発展問題まで塾で解説、わからないところはQ&Aルームや個別指導でフォロー、勉強を塾で完結するので保護者の方が予習やテストの準備に時間をかけなくても大丈夫。

筆者が個別指導塾に在籍していたとき、中学受験塾の宿題が多く、フォローの手厚い創研学院に移ったというご家庭のお話を聞いたことがあります。

創研学院の教室近くにお住まいで、面倒見の良い塾を探していた・・・というご家庭は、よかったら一度お問い合わせになってみてはいかがでしょうか。体験授業も受付中です。

これから中学受験を考えている、共働きのご家庭におすすめの本

『中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ』

中学受験のカリスマ、西村則康先生の『中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ』(算数と国語あり)。SAPIX、四谷大塚、浜学園など難関塾の入塾テストに利用できますが、2018年に出版されたものなので若干傾向が変わっているかも。難易度はかなり高めのため、すでにハイレベル問題に取り組んでいるご家庭向けと思われます。

『共働きだからできる 中学受験必勝法!』

こちらも西村則康先生の『共働きだからできる 中学受験必勝法!』。共働きご家庭はこうやって中学受験を乗り切ると良い・・・というアドバイスはもちろん、中学受験そのものとの向き合い方も知ることができます。塾の先生目線のアドバイス本。

『中学受験を経験した働くママの成功する中学受験 「仕事と受験サポート」両立メソッド100 』

人材育成コンサルであり多数のビジネス書を出している清水久三子さんの『中学受験を経験した働くママの成功する中学受験 「仕事と受験サポート」両立メソッド100 』。こちらは働くママさん目線ですが、もちろんパパさんにも役立つ内容。

まとめ

いくぶん主観を交えてしまいましたが、共働きのご家庭の中学受験生にはどのような塾が良いか、首都圏の塾を比較しながら共働きのご家庭に向けてのポイントも見てきました。お子さんの塾選びの参考に多少でもお役に立てたら幸いです。

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