【新大学入試】推薦入試と学校推薦型選抜の違いは?指定校はどうなる?

【新大学入試】推薦入試と学校推薦型選抜の違いは?指定校はどうなる?

今の高2(’19年4月時点)から大学入試の制度が変わり、今までの推薦入試(指定校・公募推薦入試)の名称が学校推薦型選抜に変更されます。

学校推薦型選抜と従来の推薦入試の違いは何か、学力検査の有無や調査書、推薦型選抜の時期・日程について確認、指定校推薦はどうなるのか、推薦型選抜の利用を視野に入れている場合どのような対策が必要かについて、お伝えしていきます。

スポンサーリンク

従来の推薦入試と学校推薦型選抜の違いは?


PicographyによるPixabayからの画像

従来の推薦入試と2020年度の選抜から始まる学校推薦型選抜はどのような違いがあるのか、簡単に表にまとめました。

学力試験 推薦入試:なし、小論文
学校推薦型選抜:①また②のいずれかを活用
①小論文・プレゼン・口頭試問・実技・各教科や科目のテスト・資格や検定試験の成績など②大学入学共通テスト
調査書 推薦入試:評定平均、特別活動の記録
学校推薦型選抜:評定平均、特別活動の記録をより詳細に
推薦書 推薦入試:提出が必要な大学もある
学校推薦型選抜:生徒の学力の評価を書き、活用されるのが必須に
実施時期 推薦入試:11月1日以降
学校推薦型選抜:11月1日以降
合格発表 推薦入試:特に決まっていない
学校推薦型選抜:12月1日以降

従来の推薦入試は?

従来の推薦入試は高校に推薦状を書いてもらい、原則学力試験がありません。小論文が実施されることがあります。

推薦入試には大学側から受け入れる高校を指定する指定校推薦、大学側が提示する評定平均などの基準を満たせば誰でも受けられる公募推薦があります。

指定校推薦

指定校推薦は特別な試験を受けることはあまりなく、面接のみがかされることが多いです。多くの大学で評定平均4.0以上は必要で、大学によってその基準も異なります。募集が少なく、高校によって指定校推薦の出願ができる大学も異なり、募集枠は非常に狭いです。

指定校推薦の基準を満たしていても、他にも同大学の指定校推薦を志望していて成績が良い人がいれば、その人が指定校推薦で受験できることになります。

このように指定校推薦で受験するのはハードルが高いのですが、大学側から指定されていることもあり合格率は非常に高く、ほとんどの人が合格になります。

公募推薦

公募推薦は面接と小論文が課されることが多いです。指定校推薦より枠が広く、各大学の指定する評定平均をとっておく必要があります。

公募推薦は指定校推薦に比べ出願しやすいですが、応募人数が多ければ推薦でも不合格になることがあります

学校推薦型選抜では何らかのテストがある

総合型選抜(現行のAO入試に代わる新しい選抜)でも同様ですが、学校推薦型選抜では

大学の評定方法(小論文・プレゼン・口頭試問・実技・各教科や科目のテスト・資格や検定試験の成績など)

大学入学共通テストの結果

いずれかが必須となります。

学校推薦型選抜では調査書が変わる

従来の推薦入試における調査書では、評定平均と出欠記録、特別活動の記録(部活や委員会)、指導上参考となる諸事項(学習における特徴、行動の特徴、特技、部活、ボランティア、資格その他)が記入されます。

学校推薦型選抜の調査書では「指導上参考となる諸事項」の部分にある6項目で、それぞれ詳細な記入ができるようになり(枚数の制限がない)、長文化することが予想されています。

つまりコンテストやボランティアなどの課外活動に積極的に参加したり、留学経験や資格を多く取っている生徒は推薦において有利になると考えられます。

学校推薦型選抜の出願・合格発表の時期は?

学校推薦型選抜の出願時期は、従来の推薦入試と同様11月以降となります。

合格発表の時期は推薦入試では明確に定められていませんが、学校推薦型選抜では合格発表の日程を12月以降と定められています。

スポンサーリンク

学校推薦型選抜で指定校推薦はどうなる?

推薦入試が「学校推薦型選抜」と名称を変えても、指定校は継続されます(公募と指定校、各大学により実施状況は異なります)。

従来の指定校推薦といえば、推薦さえもらえればほぼ合格が決まったようなもので、面接や簡単な口頭試問がある程度でした。

しかし今の高2からスタートする学校推薦型選抜では面接以外にも、各大学の評価方法あるいは大学入学共通テストを受けることが必須となります。

早稲田大学では2021年度入学者を対象とした指定校推薦入試より、国際教養学部を除いて大学入学共通テストの英・国・数Ⅰ・Aの受検を必須すると9月に発表しています。ただし大学入学共通テストの成績は合否に直接影響しないとしています。

学校推薦型選抜の対策は?

推薦入試(推薦型選抜)やAO入試(総合型選抜)の枠は拡大しており、国公立でも増加傾向にあります。その分一般選抜のみで大学受験に臨むというのは、一昔前に比べてさらにハードルが高いものになっていると言えるでしょう。

将来希望している進路に合った大学の学部に進みたいのであれば、できれば総合型選抜の指定校も狙っておきたいところです。対策としては、

学校推薦型選抜の、各大学の入試情報を参考にする

高1から良い成績を取る → 日々の勉強をしっかり

小論文対策 → 推薦対策に強い個別指導塾、専門塾に通う

ボランティアなど課外活動への積極的参加

資格の取得

などがあげられます。

まとめ

新大学入試での「学校推薦型選抜」についてまとめると、

・2020年度より推薦入試 → 学校推薦型選抜に変更になる(今の高2から)

・学校推薦型選抜では指定校でも何らかのテストを受けるのが必須に

・大学入学共通テストを受けるのが必須になることも

さらに学校推薦型選抜の対策として、学校のテストや小論文対策、調査書に多く書けるような課外活動・資格の取得などがあげられますが絶対に推薦されるという保証はないので、一般選抜を受けることになっても大丈夫なよう、高1・2のうちに基礎学力をつけておくことも必要です。