Z会と進研ゼミ中学受験講座の内容・レベル・料金を比較【どっちを選ぶべき?併用パターンは?】

Z会と進研ゼミ中学受験講座の内容・レベル・料金を比較【どっちを選ぶべき?併用パターンは?】

中学受験対策に通信教育を利用されているご家庭も多いです。実績の高い中学受験の通信教育といえばZ会と進研ゼミ。

Z会と進研ゼミのどちらにしようか、塾とどちらかを併用しようか…とお迷いの中学受験ご予定のご家庭に向け、Z会と進研ゼミの中学受験講座を比較してみました。

お子さんの中学受験教材選びに、よかったら参考にしてみてください。

Z会と進研ゼミ中学受験講座内容を比較

Z会の「中学受験コース」と、進研ゼミの「考える力・プラス中学受験講座」の講座内容を比較、表にまとめてみました。

通信教育 Z会 進研ゼミ
対象学年 小3~6 小4~6
教科数 1~4教科 4教科
コース・プラン あり なし
対象中学 あり なし
受講環境 トータル指導プランはiPadとタッチペン
テキスト 紙のテキスト
iPad配信
紙のテキスト
映像授業
添削サービス
テスト
公立中高一貫講座

Z会の中学受験コース

Z会の中学受験コースは2つの選べるプランがあり、Z会メインで中学受験をする「トータル指導プラン」と、塾と併用で進める「塾併用要点学習プラン」があります。トータル指導プランでは学習スケジュールや問題・映像授業がiPadに配信され、iPadとタッチペンが必要になります。(塾併用プランも所定のタブレットかPC  が必要です。)

小学3年生から6年生が対象、小3からの4年間のカリキュラムが組まれているので、小4の途中から受講するとなると追い付くのが難しいかもしれません(※)。国語・算数・理科・社会の中から1講座(教科)から受講することが可能です。

※カリキュラム途中からの入会でも大丈夫なように、Z会アプリ内に「算数追いつき教材」を準備。Z会から出ている市販の『中学受験シリーズ 入試算数の基礎30』の抜粋版です。

Z会の中学受験コースは対象校が開成・麻布・灘・筑駒・お茶の水・大阪教育大学附属池田…などの難関中が対象になっているので、事前に志望校とレベルが合っているか確認が必要です。3,4年生のうちは(Z会にしては?)割と易しいので受験校に関わらず受講しても良いでしょう。

トータル指導プランでは添削問題がついています。郵送またはWebで提出、約3日で添削された答案がiPadに配信されます。

途中からの入会に関してはこちらの記事で紹介してます。

Z会中学受験コースは4年生からでも間に合う?【教科別対策とおすすめ参考書】

進研ゼミの中学受験講座

進研ゼミの「考える力・プラス中学受験講座」はオプションという位置づけですが、小学講座を受講しなくても(中学受験講座のみの)受講が可能です。

小学4年生から6年生が対象で、国語・算数・理科・社会の4教科セットの講座です。テキストは授業と演習のWテキストが毎月届きます。その他に暗記用の副教材も届けられます。

中学受験の内容は難しいですが、進研ゼミのテキストは理解しやすいスモールステップ方式で構成、難しい問題には映像授業の解説がついています。

進研ゼミの中学受験講座にも添削問題(赤ペン先生の問題)がついています。郵送またはアプリから送ることができ、約3日でネット返却されます。

Z会と進研ゼミ中学受験講座のレベルを比較

Z会と進研ゼミ中学受験講座のレベルを、教材と合格実績で比べてみました。

教材の難易度を比較

Z会も進研ゼミの授業テキストもイラストつきですが、Z会はシンプル、進研ゼミの方がよりイラストが多く使われていて学習マンガっぽいつくりになっています。

Z会のドリルや授業はiPad配信ですが、授業ノートや練習問題は紙のテキストでしっかり「手」を動かして勉強します。学年や単元で差はあるかもしれませんが、四谷大塚の予習シリーズぐらいのレベルという印象です。

進研ゼミの授業テキストはイラストや図でわかりやすく、少しずつ理解できるようスモールステップの構成に。一方演習ワークは実戦的な問題のみ掲載で、メリハリがついてます。授業テキストのわかりやすさは市販の中学受験生向けの易しめな参考書・教材と同等のレベルかと思われます。

合格実績を比較

Z会の2021年度国・私立中合格実績です。開成32名、麻布23名、筑駒21名、桜蔭15名、灘10名、神戸女5名、甲陽7名、東大寺10名、渋渋25名、渋幕は40名など、全国の難関中で数多くの実績を出しています。

Z会の2021年度国・私立中合格実績(通信教育、映像授業、教室受講その他含む)

開成中 32名/麻布中 23名/筑駒中 21名/桜蔭中 15名/灘中 10名/神戸女中 5名/甲陽中 7名/東大寺学園中 10名/渋渋中 25名/渋幕中40名/海城中 14名/筑附中 8名/豊島岡女子中 25名/本郷中 16名/聖光学院中 16名/桐蔭中 16名/大阪教育大池田中 6名/高槻中22名/愛光中22名/栄東中110名/浦和明の星女子中 33名…他多数

進研ゼミの小学生向け講座全体では2020年度の私立・国立中合格者数は5,121人。開成中3名、麻布中1名、桜蔭中1名、女子学院中 2名、灘中1名、ラ・サール中 3名…など最難関中の合格者数は少ないですが、中堅~難関校まで幅広く、多くの国私立中で合格者を出しています。東京・首都圏で比較的合格者数が多い中学をまとめました。

進研ゼミの国・私立中合格実績(小学生向け講座全体)

青山学院中 11名/桐朋中 14名/白百合学園中 10名/学芸大附竹早中 10名/東京大附中 13名/横国大附鎌倉中 17名/開智中学校 13名/桐蔭学園中 15名/桐光学園中 16名/作新学院中 12名/十文字中 11名/聖徳学園中 13名/西武文理中 16名/創価中 21名/森村学園中 15名…他多数

Z会と進研ゼミ中学受験講座の料金を比較

Z会中学受験コースのトータル指導プラン・塾併用要点学習プランと、進研ゼミ中学受験講座の料金を比較、下の表にまとめました。

Z会と進研ゼミ中学受験講座 月あたり料金(12か月一括払い)

教科数 1教科 4教科
Z会
トータル
小3:3,366円~/月
小4:3,740円~/月
小5:4,675円~/月
小6:4,862円~/月
小3:13,464円~/月
小4:14,960円~/月
小5:18,700円~/月
小6:19,448円~/月
Z会
塾併用
小3:1,346円~/月
小4: 1,496円~/月
小5:1,870円~/月
小6: 1,944円~/月
小3:5,384円~/月
小4:5,984円~/月
小5:7,480円~/月
小6:7,776円~/月
進研ゼミ 全学年共通6,946円~/月

Z会中学受験コースの塾併用要点学習プランは教材・サービスが少ない分料金は抑えめ。お通いの塾以外の教材に少し足したいというご家庭には、ちょうどいいぐらいの価格帯ではないでしょうか。トータル指導プランは学年が上がるごとに料金もかなり高くなります。

進研ゼミは1教科のみ選ぶことはできませんが、料金が全学年共通、学年が上がっても上がりません。年間でも12か月一括払いで83,352円(小6は10ヶ月分一括で69,460円)、毎月払いでも7,312 円です。

支払い方法

Z会 クレジットカード・口座引き落とし・コンビニ振込・郵便振込
進研ゼミ (小学講座をとっているご家庭)クレジットカード・口座引き落とし・コンビニ振込・郵便振込

(小学講座をとっていないご家庭)クレジットカード・コンビニ振込・郵便振込

難関中受験…Z会と進研ゼミ中学受験講座どっちを選ぶべき?

Z会はカリキュラムと教材の質、合格実績からも、難関中を受験するなら確かにおすすめできる教材です。

ただ長年中学受験生のお子さんたちを見ていた感触では、同じ学力レベルのお子さんでも

  • 最初から解説が理解できて、すぐに難しい問題に対応できるスピード型のお子さん
  • ゆっくりと理解して基本問題を何度も解き、難しい問題にも対応していくコツコツ型のお子さん

がいます。

前者のスピード型のお子さんならZ会、コツコツ型のお子さんなら進研ゼミの方が合っているでしょう。難関中に合格したお子さんからも進研ゼミはわかりやすくて良かったという声もあります。

また、シンプルな教材やタブレット(iPad)を利用するというスタイルの方がなじめるお子さんならZ会、イラストがいろいろある方がとっつきやすいというお子さんなら進研ゼミの方が合うでしょう。

全教科Z会だと厳しそうであれば進研ゼミメインで得意教科だけZ会をとるのも。予習シリーズとの併用も良いでしょう。

併用パターンは?

併用パターンとして次のようなパターンがあげられます。

  • Z会トータル+個別指導塾・家庭教師
  • Z会併用+集団塾
  • 進研ゼミ+集団/個別指導塾
  • 進研ゼミ+予習シリーズ
  • 進研ゼミ+Z会併用

Z会または進研ゼミだけ、という使い方もありますが、量的に市販教材などでサポートは必要になるかと思われます。

予習シリーズとZ会の併用はちょっと重そうです。バリバリ解いてしまうお子さんならアリかもしれませんが…。

塾に通わずご家庭だけで受験対策するなら、早めの過去問研究もお願い致します。「偏差値=入試問題のレベル」とは限りません。お子さんのレベル・性格・志望校に合った最適な教材選びが志望校合格への道です。

Z会 中学受験コース

トータル指導プラン塾併用要点学習プラン


進研ゼミ

オプション「考える力・プラス中学受験講座」


まとめ

Z会と進研ゼミの中学受験講座について比べてきましたが、お子さんにどちらが合いそうかわかりましたでしょうか。中学受験対策のお役に立てたら幸いです。