小学生向け通信教育の選び方のポイントと、おすすめ教材についてまとめました(主に非受験)。
通信教育といえば進研ゼミとZ会の「二強」をまず思い浮かべるのではないでしょうか。保護者の方でも小学生のときに利用していたという方もいるかもしれませんね。
昔は紙の教材が当たり前でしたが、インターネットを利用した通信教材(動画授業)、最近では「タブレット教材」も人気に。Z会や進研ゼミもタブレットを採用してますが、タブレット専門のスマイルゼミも人気です。
通信教育を選ぶとき気になるのは「みんなは何を使っているのか」、「口コミ・評判が良いか」でしょう。しかし単に「みんなが使っているから」「口コミがいいから」という理由だけで選ぶと、お子さんの成長を妨げる恐れがあります。
お子さんに合った教材選びで中学、高校、大学進学に…そして将来につなげていきたいですね。
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小学生の通信教育選びのポイント
通信教育を選ぶとき周囲の評判も気になるところですが、最低限以下の4つのポイントはまず押さえておくべきです。
- お子さんの学力と合っているか?
- 教科やオプションがニーズに合っているか?
- 教材のタイプがお子さんと合っているか?
- 料金が予算内か?
- サポートはしっかりしているか?
お子さんの学力と合っているか?
例えばZ会にはスタンダードとハイレベルの2つのコースがありますが、特にハイレベルはレベルが高く、中学受験(私国立や公立中高一貫校対策)のベースを作るようなものです。
学校の勉強に合わせた対策をしたい…とお考えの方には合わないでしょう。
進研ゼミは教科書に合わせた対策をしてくれますが、ハイレベルな問題に取り組みたいお子さんには逆に物足りなく感じるかもしれません。
このようにお子さんの学力や目指すところに教材のレベルが合っているかは、教材選びの重要なポイントになります。
教科やオプションがニーズに合っているか?
各通信教育によって教科やオプションはさまざまです。進研ゼミのようにプログラミング講座までついてくるところもあれば、1教科から選べるZ会のような通信教育も。
「苦手な算数と英語を学ばせたい」という保護者の方には、全教科がまるごとついてくる教材はちょっと損した気分になるかもしれません。ただし価格があまり高くない教材なら、お得感も感じられます。
教材のタイプがお子さんと合っているか?
教材のタイプもさまざま、紙教材やタブレットを使う「Z会」や「進研ゼミ」、タブレット1台で完結する「スマイルゼミ」、PCやタブレット、プリント教材で学習する「すらら」などがあります。
どちらかといえば紙教材で勉強する通信教育教材は、もともと学習の習慣が身についているお子さん向きです。Z会はあっさり、進研ゼミはイラストが使われたりなど「息抜き」するページもあります。どちらが集中して勉強しやすいかはお子さんの性格との相性もあります。
なかなか机に向かわなかったお子さんも、タブレットだと勉強に取り組みやすいというメリットがあります。またタブレットが自動で採点してくれるので家の人の手間があまりかからず、学習計画も作ってくれるものが多いです。
ただついついタブレットを使ってインターネットを使ってしまったり、別の遊びをしてしまう恐れもありますが…。
料金が予算内か?
通信教材への予算も考えないといけません。ご家庭によりまちまちですよね。
いろいろ習い事もしているし、教材費は5,000円以内でおさめたい
という方もいれば、
特に塾にも通わせていないので1万円ぐらいなら
という方も。
さらに、
将来中学受験を考えているので、良質な教材であれば高くても構わない
という方もいらっしゃるでしょう。
また通信教材は一般的に低学年は安くても高学年になると高くなっていきますので、先の学年の料金もチェックした方が良いでしょう(それでも塾よりは安く済むことがほとんど)。
月の予算はご家庭の状況によってもさまざまですので、ニーズと予算に合った教材選びで負担にならないようにするのがベストです。
サポートはしっかりしているか?
お子さんが勉強をちゃんと進められているのかチェックできたり、わからないとろがあれば質問できたり、電話で気軽に問い合わせできたり…などなど、保護者の方のニーズに合ったサポートが得られる通信教材なのかどうかも、選ぶポイントの一つです。
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お子さんに合った通信教育のおすすめは?
さまざまな小学生向け通信教育がありますが、今回はZ会、進研ゼミ、スマイルゼミ、すららをおすすめとしてご紹介しています。
- 東大・京大・早慶など、難関大を目指したい
- 中学受験をするかもしれない
- ハイレベルな勉強をさせたい
- 添削指導があるのが良い
- お子さんを見ていると勉強するのは結構好きな様子
→ という方にはZ会が向いています。Z会についてはコチラから。
- 教科書に合わせた勉強をしつつ、応用力も養いたい
- 公立中高一貫対策もするかも
- 英語の先取り学習にも興味がある
- 添削指導があるのが良い
- 楽しそうなテキストの方が勉強にやる気が出る様子
→ という方には進研ゼミが向いています。進研ゼミについてはコチラから。
- 教科書に合った勉強をしたい
- 応用問題にもチャレンジさせたい
- 英語やプログラミングなどいろんな勉強にもできるだけ触れさせたい
- 机に向かって勉強するのが苦手
- 短くても良いのでとにかく学習の習慣をつけたい
→ という方にはスマイルゼミが向いています。スマイルゼミについてはコチラから。
- 前の学年から勉強しなおしたい
- 得意な教科は次の学年の先取りをしたい
- 家庭学習の習慣をつけさせたい
- ゲーム感覚で楽しく勉強できる教材が良い
- わからないところがあれば質問したい
→ という方にはすららが向いています。すららについてはコチラから。
上であげた「学力・教科やオプション・教材のタイプ・料金・サポート」の5つの観点から、各通信教育のポイントをまとめました。
Z会のおすすめポイント
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Z会
小学生コース小学生タブレットコース
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Z会の小学生コースのポイントをまとめました。
- 教科書内容~ハイレベルな勉強まで、合格実績多数
- テキスト中心のコースとタブレットコース(iPad)が選べる
- プログラミング学習、(専科)公立中高一貫対策
- タブレットコースはセット受講で月額*小1 2,992円~、小3 5,984円~、小4 6,451円~、小5 7,012円~、小6 7,480円~
- テキストのコースは1科から選択可、1教科月額*小3 1,355円~、小4 1,496円~、1,729円~、1,870円~
- 添削指導つき、(タブレットコースのみ)Z会保護者アプリあり。
*12か月一括払いを利用したときの、1か月あたりの料金
Z会では紙のテキスト中心の小学生コースと小学生タブレットコース(2年生のコースは’21年度から)があります。Z会のタブレットコースではiPadを使用します(小1・2はAndroidも対応)。問題のレベルが高く、シンプルなつくりになっています。
算数・理科・社会は教科書のカリキュラムに対応、国語はZ会オリジナルです。
タブレットコースだと学習習慣を身につけやすく、テキストほど親御さんの手がかからないというメリットがあります。一人でテキストをコツコツ進めたいお子さん、中学受験を検討してる低学年のお子さんはテキストのコースの方がおすすめです。
テキストのコースではスタンダードとハイレベル(オプションで追加料金)の2つのレベルが選べ、1講座(1教科)からの受講が可能です。
資料を請求するとおためし教材や特典冊子が無料でもらえます。
進研ゼミのおすすめポイント
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進研ゼミ
チャレンジチャレンジタッチ
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進研ゼミ小学講座のポイントをまとめました。
- 教科書に合った内容、英語は先取りもOK
- 2教科~4教科+英語セット、プログラミング教材、オプションあり
- タブレットコース(チャレンジタッチ)あり、Wとき直し機能つき
- 月額 (小1)2教科+英語で2,980円~、(小6)4教科+英語+実力診断で5,730円~*
- 添削指導つき、(チャレンジタッチのみ)おうえんネット
*12か月一括払いを利用したときの、1か月あたりの料金
進研ゼミには紙のテキストで学習する「チャレンジ」と、タブレットで学習する「チャレンジタッチ」があります。保護者向けの「おうえんネット」でお子さんの学習状況がわかります。
タブレットだとお子さんも取り組みやすく、保護者の方も学習状況をチェックしやすいのがメリットですが、気になるのはタブレット代ですね。進研ゼミでは通常6か月以上の継続受講で、タブレット代が無料となります。
進研ゼミの専用タブレットは、自由にインターネットに接続できない設計にもなっています。
塾に通わせると低学年でも結構なお値段になってしまいますが、通信教材なら教科も充実、毎日コツコツ勉強する仕組みがつくられています。その中でも選ばれているのがこの進研ゼミです。
受講費内で「4教科+英語+プログラミング+検定対策+本の読み放題」と盛りだくさんな進研ゼミ、くわしく知りたい方は無料で資料請求ができます。体験教材も公式サイトから。
スマイルゼミのおすすめポイント
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スマイルゼミ
標準クラス発展クラス
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スマイルゼミの小学生コースのポイントをまとめました。
- 教科書内容~応用問題まで
- 4教科、英語、漢検や計算ドリル、プログラミングがタブレット1台で
- オプションで英語プレミアム(先取り・英検)
- 標準クラスと発展クラスあり
- 標準クラス月額 小1 3,278円~、小2 3,520円~、小3 4,180円~、小4 4,840円~、小5 5,720円~、小6 6,270円~*
- 2週間全額返金保証あり、学習状況チェック、あんしんインターネット
*12か月一括払いを利用したときの、1か月あたりの料金
スマイルゼミは標準クラスと発展クラスがあります。発展クラスは中学受験を視野に入れている人にもおすすめされています。
タブレットだけで勉強が完結、あまり机に向かう習慣がないというお子さんにも取り組みやすい通信教材です。5教科以外に漢検や計算ドリルもついていて、プログラミング講座もあり、オプションの英語プレミアムでは英検2級まで学習できます。
保護者の方がお子さんの学習状況をチェックでき、「あんしんインターネット」機能で有害サイトへのアクセスを制限、インターネットの利用を保護者の方が設定することができます。タブレットで遊んでばかり…ということを避けることができ、安心ですね。
スマイルゼミは全額返金保証(約2週間おためし)がついているので、万一合わなかった場合も保証期間内に返却すれば受講費やタブレット代(10,978円)の全額返金があります。
すららのおすすめポイント
- 教科書内容~ハイレベルな勉強まで、無学年制
- 英算(数)国の3教科+英検・数検対策
- PCやタブレットで学習
- 月額(小学生4教科)8,800円、(小中学生3教科)8,228円~
- すららコーチ(現役塾講師)がアドバイス、質問もOK
すららは無学年制のインターネット教材で、どんどん先取り学習したいお子さんにも、勉強が苦手なお子さんにも使いやすいタイプの通信教育教材です。
対話型アニメーションの教材で飽きにくいのが特徴です。中にはすららで1日何時間も勉強しているお子さんもいるそうです。
すららは学校の教科書に完全準拠してるわけではありませんが、対応表があるので学校に合わせて勉強することができます。
またすららは英検や数検の対策もでき、得意な教科は先の学年の内容を勉強したり、苦手教科は前の学年にもどって学習することもできます。
まとめ
通信教育や塾を選ぶときに周囲の多数派の意見や口コミを参考にすることが多いですが、その他にもお子さんの学力や目指しているところとの相性、教科やオプション、教材のタイプとの相性、料金や希望のサポートが得られるのか?を事前に知っておくことで、後悔しない通信教材選びができるでしょう。
今回紹介した通信教材の資料請求はこちらから
- 難関中高、公立中高一貫校の合格実績で選ぶならZ会。タブレットまたはテキスト、テキストは1教科からOK。
- 楽しく勉強、基本~応用まで、5教科・プログラミング、教科書対応(タブレットまたはテキスト)。
- タブレット1台で5教科もプログラミングも。教科書対応、発展クラスあり。
>>スマイルゼミ
- PC・タブレット用のアニメーション教材。さかのぼり学習、中学の先取りもOK。すららコーチに相談できる。