中学歴史 昭和時代(世界恐慌~満州事変)のまとめ・問題

中学歴史 昭和時代(世界恐慌~満州事変)のまとめ・問題

昭和時代の世界恐慌~満州事変を中心にまとめました。ニューディール政策、ブロック経済、柳条湖事件、満州事変と国際連盟脱退、五・一五事件と二・二六事件などについて学習します。

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昭和時代(1926~1938年)の年表

中学歴史 昭和時代(世界恐慌~満州事変)のまとめ・問題

昭和時代(1926~1938年)の流れを年表で確認してみましょう。

1926年 大正天皇崩御

昭和天皇即位

1929年 世界恐慌

1930年 昭和恐慌

ロンドン海軍軍縮会議

1931年 柳条湖事件

1932年 満州国建国

五・一五事件

1933年 国際連盟脱退

1936年 二・二六事件

日独防共協定

1937年 盧溝橋事件

日中戦争が起きる

1938年 国家総動員法が制定される

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世界恐慌と昭和恐慌

中学歴史 昭和時代(世界恐慌~満州事変)のまとめ・問題

国内では第一次世界大戦後の不景気に加え、1923年におきた関東大震災により、1927年に金融恐慌が起きていました。国民は大手銀行に預金するようになり、財閥がますます力を持つようになります。

世界恐慌と各国の政策

1929年、アメリカのウォール街で株価が大暴落したのをきっかけに、世界各地で不景気になる世界恐慌が起こりました。

各国の政策

・アメリカ「ニューディール政策」公共事業、労働者の賃金引き上げ(ルーズベルト大統領)

・イギリス、フランス「ブロック経済」植民地との貿易をさかんに、外国からの商品に高い関税(保護貿易)

・ソ連「五カ年計画」世界恐慌の影響ほとんどなし(スターリン)

第一次大戦後、イタリアとドイツでは戦争の影響で経済が混乱していました。

・イタリア → ファシスト党ムッソリーニが独裁政治

・ドイツ → ナチス党ヒトラーが独裁政治(ユダヤ人迫害)

昭和恐慌

世界恐慌の影響で、1930~1931年、国内でも景気が悪くなりました(昭和恐慌)。

・アメリカに生糸が売れない → 養蚕業の衰退

・1931年凶作の影響

1930年にロンドン海軍軍縮会議がありましたが、国内の経済状況が悪かったことも背景にあり、日本は調印しました。(→軍部の政党批判に)

大蔵大臣高橋是清により、金本位制度の停止、為替相場を円安にするなどの経済政策がとられ(高橋財政)、景気が回復に向かいました。

高橋是清 … 日本銀行総裁 → 首相、大蔵大臣と政界で活躍、その風貌からダルマとも呼ばれていました。その財政手腕は今でも評価されています。

満州事変

中学歴史 昭和時代(世界恐慌~満州事変)のまとめ・問題

中国(中華民国)では 孫文の死後、蒋介石が国民党の指導者に。

→ 日本と国民党で満州の権益を争うように。

日本軍(関東軍)は1931年に南満州鉄道を爆破、事件を中国のせいにして、満州を占領します。これを柳条湖(りゅうじょうこ)事件といいます。

1932年、満州国をつくり、清の最後の皇帝溥儀(ふぎ)を元首にします。この一連の事件を満州事変といいます。

五・一五事件

1932年5月15日、海軍の青年将校たちが、満州国の承認をしぶる犬養毅首相を暗殺する事件が起きました。

→ 犯人は処罰、政党政治の終わり

1924年に加藤高明内閣が成立してから、憲政党と立憲政友会が交互に政権を担当していました(憲政の常道)。立憲政友会総裁の犬養毅が1931年に内閣総理大臣になり、軍部の起こした満州事変の収拾にあたっていました。

国際連盟の脱退

中国が国際連盟に訴え、リットン調査団が満州に派遣

→ 満州国の建国は認めるべきでないと報告

1933年、日本は国際的に孤立、国際連盟を脱退します。(ドイツも脱退 → 日独防共協定を結ぶ。)

二・二六事件

1936年2月26日、陸軍の青年将校が反乱を起こし、東京の中心部を占拠。斎藤実前首相、高橋是清大蔵大臣が殺されました。(軍隊により鎮圧)

→ 軍部の発言力が強まっていく。

日中戦争の始まり

1937年、盧溝橋事件(北京の郊外でおきた武力衝突)をきっかけに日中戦争が起こります。

→ アメリカ、イギリスは蒋介石を支援

1938年には国家総動員法が制定されます。

→ 議会の承認なしで、戦争に必要な人員や物資を政府が動員できるように。

▼ 昭和時代全体の流れを確認したい人はコチラの記事を

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【問題編】昭和時代(世界恐慌~満州事変)

中学歴史 昭和時代(世界恐慌~満州事変)のまとめ・問題

次の問いに答えましょう。(正解は▼をクリック)

問1 世界恐慌は何年に起きましたか。

▼答えを表示

問2 世界恐慌が起きて、アメリカは公共事業をおこし、労働者の賃金を上げて対策をしました。この政策を何といいますか。

▼答えを表示

問3 問2の政策を行った大統領は誰ですか。

▼答えを表示

問4 イギリスやフランスでは、自国と植民地との貿易を優先、他国からの輸入品に高い関税をかける保護貿易を行いました。このような政策を何といいますか。

▼答えを表示

問5 ソ連ではスターリンが行っていた経済政策により、世界恐慌の影響はほとんど受けませんでした。この政策を何といいますか。

▼答えを表示

問6 イタリアでは1922年より、ムッソリーニによる独裁政治が行われるようになりました。ムッソリーニが率いていた政党の名前は何ですか。

▼答えを表示

問7 ドイツでも独裁政治が行われ、ユダヤ人が迫害されました。ドイツで独裁政治を行った人物は誰ですか。

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問8 問7の人物が率いた政党の名前は何ですか。

▼答えを表示

問9 1930年に海軍軍縮会議が開かれました。この軍縮会議はどこで開かれましたか。都市名を答えなさい。

▼答えを表示

問10 孫文の死後、中国の国民党の指導者になったのは誰ですか。

▼答えを表示

問11 1931年に日本軍が南満州鉄道を爆破した事件を何といいますか。

▼答えを表示

問12 問11の事件に始まる、日本軍の中国への侵略戦争を何といいますか。

▼答えを表示

問13 1932年、日本は何という国を建国しますか。

▼答えを表示

問14 問12の元首は誰でしたか。

▼答えを表示

問15 1932年、五・一五事件で海軍の青年将校に暗殺された首相は誰ですか。

▼答えを表示

問16 満洲事変で中国が国際連盟に訴え、ある調査団が派遣されました。何という調査団ですか。

▼答えを表示

問17 日本は国際連盟を何年に脱退しましたか。

▼答えを表示

問18 1936年、陸軍の青年将校が反乱を起こし、前首相や大蔵大臣を殺害する事件が起こりました。この事件を何といいますか。

▼答えを表示

問19 1937年、北京郊外で起きた日本と中国の武力衝突を何といいますか。

▼答えを表示

問20 問19の事件は何という戦争のきっかけになりましたか。

▼答えを表示

問21 議会の承認なしで、戦争に必要な人員や物資を政府が動員できる法律が1937年に制定されました。この法律を何といいますか。

▼答えを表示

まとめ

昭和時代の始まり、特に世界恐慌と日本での影響、満州事変と国内での軍部の台頭について確認してきました。

世界恐慌では各国でどのような政策がとられていたか、満州事変と日中戦争のきっかけ、五・一五事件と二・二六事件の違いについても確認しておきましょう。

・世界恐慌 → ニューディール政策(アメリカ)、ブロック経済(イギリス、フランス)、5カ年計画(ソ連)

・イタリア → ムッソリーニ(ファシスト党)、ドイツ → ヒトラー(ナチス党)

・柳条湖事件 → 満州事変、盧溝橋事件 → 日中戦争

・五・一五事件(海軍、満州国、犬養毅)、二・二六事件(陸軍、皇道派、高橋是清)