中学地理 世界の気候まとめと問題

中学地理 世界の気候まとめと問題

世界の気候は大まかに分けて、寒帯・冷帯(亜寒帯)・温帯・乾燥帯・熱帯の5つに分けられます。日本は温帯に属して最も穏やかな気候区分に入りますが、その温帯の中でもさらに3種類の気候に分けられます。

各気候帯の地域はどのあたりになるのか、気温や降水量にはどのような特徴があるのか、各気候帯の中でもさらにどのような気候の種類があるのかについてまとめました。問題もありますので一通り気候区分をおさらいしたいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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世界の気候「寒帯」

寒帯はほぼ年間を通じて寒い地域で、永久凍土(1年中凍った土壌)が見られます。北極、南極周辺で樹木もほとんど育ちません。寒帯は氷雪気候とツンドラ気候に分けられます。

氷雪気候

一年中雪と氷に覆われており、最も暖かい月でも平均気温が0℃以下になります。氷雪気候の地域では植物が生えてきません。北極、南極、グリーンランド、アルプス・ヒマラヤ山頂部など。

ツンドラ気候

ツンドラ気候では短い夏があり、最も暖かい月の平均気温が0~10℃になります。ツンドラと呼ばれるコケ類、植物が生えます。北半球の大陸北部、グリーンランド周辺の地域がこの気候に属します。

北米ではイヌイット、北欧ではサーミ人が生活しています。トナカイの遊牧、アザラシ猟が行われています。

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世界の気候「冷帯」

冷帯(亜寒帯)は冬の寒さが厳しい気候帯で、夏の気温は上がりタイガと呼ばれる針葉樹林が広がっています。永久凍土が見られます。温暖化により永久凍土が溶けるという現象も起きています。

最も寒い月で-3℃以下、最も暖かい月で10℃以上になります。

冷帯に属する地域はシベリアや北ヨーロッパ、東ヨーロッパ、北アメリカの北部。日本では北海道が冷帯に属します。冷帯は南半球にはありません。

世界の気候「温帯」

温帯は季節風や偏西風の影響を受け、四季の変化があり、比較的穏やかな気候です。温暖湿潤気候、西岸海洋性気候、地中海性気候の3つに分けられます。

温暖湿潤気候

雨が多く降るのが特徴、季節風の影響を受けて季節の変化がはっきりしているのが特徴です。東アジア、アメリカ東部、日本のほとんどの地域が温暖湿潤気候に属します。

地中海性気候

地中海周辺に多い夏は高温で乾燥、冬は温暖で雨が多い気候です。イタリアなどの地中海沿岸、アメリカ西海岸などで見られます。高温で乾燥する夏にも強い、オリーブやぶどう、オレンジなどの栽培がさかんです。

西岸海洋性気候

一年を通し雨が少し降るのが特徴の、西ヨーロッパに多い気候です。温暖湿潤気候(雨が多い)や地中海性気候(夏に乾燥)ほど目立った特徴がありません。イギリスのような高緯度の国でも穏やかな気候なのは、偏西風と暖流の影響によるものです。

世界の気候「乾燥帯」

一年を通じて降水量が少ない気候で、森林が育ちません。砂漠気候とステップ気候に分けられます。

砂漠気候

砂漠気候はほとんど雨が降りません(降水量が年間250mm以下)。アフリカ北部、アラビア半島、モンゴルなどに分布します。昼と夜の気温差が激しいです。

オアシス(地下水が湧き出るところ)では樹木が育ちます。オアシスではなつめやしの栽培が行われています。またオアシスを中心にラクダ・羊の遊牧も行われています。オアシス以外では樹木はほとんど育ちませんが、サボテンは砂漠でも見られることがあります。

ステップ気候

雨季が少しあるのが特徴です。モンゴルや南アメリカのパンパ、北アメリカのグレートプレーンズに広がっています。「ステップ」とは中央アジアの草原を意味します。

アフリカ北部のサハラ砂漠ではサヘルという帯状に広がる草原地帯が広がっています。しかし最近ではサヘルも砂漠化が進み問題視されています。サヘルでは草木灰を肥料にする焼畑農業や、羊・ヤギの遊牧が行われています。

世界の気候「熱帯」

一年を通じ暑い日が続くのが熱帯の特徴です。最も寒い月でも平均気温が18℃以上になります。熱帯雨林気候とサバナ気候に分けられます。

熱帯雨林気候

一年を通じ雨が多く降ります。熱帯雨林気候の地域では密林(ジャングル)が広がるところも。インドネシア、アマゾン川流域、シンガポールなど。

サバナ気候

サバナ気候では雨季乾季があります。タイ、オーストラリア北部、インドシナ半島などに分布しています。サバナは熱帯の草原を指します。

世界の気候区分補足「高山気候」

標高が高い地域の気候をまとめて高山気候と呼びます。同じ緯度でも標高が高いほど気温は低くなります。冷帯~寒帯に属します。

【問題編】世界の気候

世界の気候の基本事項をチェック!(    )に適切な語句を入れましょう。

問1 寒帯のうち短い夏があるのが(    )気候である。

答えを確認

問2 1年のうちもっとも暖かい月でも平均気温が0℃以下で、植物も生えてこないのは(    )気候である。

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問3 冷帯では(    )と呼ばれる針葉樹林が広がっている。

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問4 日本のほとんどの地域は(    )気候である。

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問5 地中海性気候では(    )やぶどう、オレンジなどの栽培がさかんである。

答えを確認

問6  地中海性気候では夏の降水量が(    )。

答えを確認

問7 西ヨーロッパに多く、一年を通じて少ない量の雨が降るのが(    )気候である。

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問8 モンゴルやアフリカ北部、アラビア半島など、一年を通じて雨がほとんど降らないのは(    )帯である。

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問9 問8の気候帯のうち、雨季が少しあるのが(    )気候である。

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問10 熱帯には雨が一年中多く降る熱帯雨林気候と、乾季と雨季がある(    )気候がある。

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世界の気候 まとめ

世界の気候についてざっと確認してきましたがいかがでしたでしょうか。各気候区分の特徴(気温・降水量など)をざっと下の表にまとめました。

気候帯 気候区分 気温
寒帯 氷雪気候 寒い、最も暖かい月でも平均気温0℃以下
ツンドラ気候 寒い、ツンドラが生える
冷帯(亜寒帯) 最も寒い月で-3℃以下、最も暖かい月で10℃以上
温帯 温暖湿潤気候 雨が多く四季の変化がはっきりしている
地中海性気候 夏高温・乾燥、冬温暖・雨が多い
西岸海洋性気候 1年を通して少し雨が降る
乾燥帯 砂漠気候 雨がほとんど降らない
ステップ気候 雨季がわずかにある
熱帯 熱帯雨林気候 1年を通して雨が多い
サバナ気候 雨季と乾季がある

※ケッペンの気候区分をすべて掲載していません。

各気候がどのような地域に分布しているのか、住んでいる人がどのような生活を送っているのかについても、確認しておきましょう。