今回は中学入試・高校入試でも出題される、主な日本の山に関するまとめと問題です。
日本の主な山の名称と位置、カルデラ、シラスについて、最近噴火のあった山、富士山の高さの覚え方についても確認します。
日本の主な山
①大雪山(たいせつざん)②有珠山(うすざん)③鳥海山(ちょうかいさん)④磐梯山(ばんだいさん)⑤浅間山(あさまやま)⑥八ヶ岳(やつがたけ)⑦富士山(ふじさん)⑧阿蘇山(あそざん)⑨雲仙岳(うんぜんだけ)⑩桜島(さくらじま)
有珠山は2000年に、浅間山は2004年に大きな噴火がありました。鳥海山は「出羽富士」と呼ばれています。
富士山は静岡県と山梨県の間にあり、日本一高い山です。
桜島はもともと島でしたが、1914年の噴火で大隅半島と地続きになりました。阿蘇山のカルデラは世界最大級です。(※ 阿蘇山のカルデラが世界や日本で最も大きいというわけではありません。)
カルデラ … 噴火後に中央部が落ち込んでできたくぼ地のこと。
九州は「火の国」と呼ばれるほど火山が多く、南部ではシラスと呼ばれる火山灰などの火山噴出物が堆積してできた厚い地層が形成されています。
その他にも2014年に噴火があった長野県・岐阜県の御嶽山(おんたけさん)、2018年に噴火があった鹿児島県・宮崎県にある新燃岳(しんもえだけ)と群馬県の草津白根山(くさつしらねさん)なども、最近大きな噴火があった山として覚えておきましょう。
富士山の高さ 覚え方
富士山の高さは3776mです。37を「みんな」、76を「なろう」と読んで、
「日本一にみんなでなろう」
と語呂合わせで覚えることができます。
阿蘇山のカルデラは世界最大?
阿蘇山のカルデラは世界最大級とされていますが、世界最大というわけではありません(国内2位、国内1位は北海道の屈斜路湖)。ただしカルデラが開墾されて鉄道も通り、集落がつくられているカルデラは世界でも珍しいです。
【問題編】日本地理 日本の山
問1 下の図の①~⑩の山の名前を全て答えなさい。
→答え問2 世界有数のカルデラを持つ、熊本県の山はどこですか。
→答え問3 富士山は何県と何県にまたがる山ですか。
→答え問4 2018年1月に爆発的噴火があった群馬県の山はどこですか。
→答え問5 2018年3月に爆発的噴火があった鹿児島県と宮崎県にまたがる山はどこですか。
→答えまとめ
日本の主な山について確認してきました。主な山の名称と位置・県名を覚えておきましょう。
- 阿蘇山のカルデラは世界最大級(開墾され集落がつくられている世界的にも珍しいカルデラ)
- 九州南部 → シラス(火山灰などの火山噴出物が堆積した地層)
- 2014年に御嶽山(長野県・岐阜県)、2018年に草津白根山(群馬県)、新燃岳(鹿児島県・宮崎県)で噴火
- 富士山は山梨県と静岡県にまたがっている、高さは日本一の3776m
特に中学入試、中学生の定期テストでは、最近大きな噴火があった山は時事問題としてもよく出題されますので、確認しておきましょう。
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