高校英語 分詞構文の訳し方と見分け方まとめと問題

  • 2018.09.30
  • 英語
高校英語 分詞構文の訳し方と見分け方まとめと問題

分詞構文は文脈によっていろいろな訳し方をするので、つかみにくいところがあります。分詞構文の意味を確認の上訳し方を確認、意味の見分け方のコツをつかみましょう。

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分詞構文の意味と訳し方

高校英語 分詞構文の訳し方と見分け方

分詞構文は時、原因・理由、譲歩、結果、条件、付帯状況などの意味を持ちます。

時を表す分詞構文

when, while, after などを補って訳すことができます。

Going to the park, I ran into Keiko.(公園に行ったら、ケイコにばったり会いました。)

= When I wen to the park, I ran into Keiko.

原因・理由を表す分詞構文

because, as, since などを補って訳すことができます。

Being tired, She went to bed early.(彼女はとても疲れていたので、早く寝ました。)

= Because she was tired, she went to bed early.

結果を表す分詞構文

and を補って訳すことができます。結果の分詞構文は文の後半によく置かれます。

The typhoon hit Tokyo, causing the river to flood.(台風が東京を襲い、川を氾濫させた。)

= The typhoon hit Tokyo, and it cause the river to flood.

譲歩を表す分詞構文

though を補って訳すことができます。

Understanding your opinion, I humbly disagree.(あなたの意見は理解できますが、同意しかねます。)

= Though I understand your opinion, I humbly disagree.

条件を表す分詞構文

if を補って訳すことができます。主節に will や would などの助動詞が使われます。

Turning to the right, you will see the museum.(右に曲がれば、美術館が見えますよ。)

= If you turn to the right, you will see the museum.

付帯状況を表す分詞構文

付帯状況は2つの動作が同時並行で行われていることを表し、「~しながら」と訳します。while や and を補って訳すことができます。

He sat on the sofa, listening to music.(彼は音楽を聴きながらソファーに座っていた。)

Smiling at the audience, the singer was singing.(観客に微笑みながら、その歌手は歌っていた。)

with を使って付帯状況を表すこともあります。

He sat on the sofa with his eyes closed.(彼は目を閉じてソファーに座っていた。)

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分詞構文の見分け方・訳し方のコツ

高校英語 分詞構文の訳し方と見分け方

分詞構文にはいろいろな意味を含めることができる分、どの意味になるのか見極めないといけません。絶対とは言い切れませんが、多くの場合(試験の問題など)では下のポイントを押さえると、どの意味になるか見分けやすくなるでしょう。

・主節にwill やwould が使われている、Turning to right / leftで始まっている → 条件

(例)Turning to the right, you will see the museum.

※Seen from~ も条件の意味で訳すことが多いです。

・文の後半に分詞構文がある → 結果「そして」もしくは付帯状況「~しながら」

(例)The typhoon hit Tokyo, causing the river to flood.(結果)

(例)He sat on the sofa, listening to music.(付帯状況)

・主節が結果になっていれば原因・理由

(例)Being very tired, She went to bed early.

・主節が逆の内容になっていれば譲歩

(例)Understanding your opinion, I humbly disagree.

・時と付帯状況の見分け方→主節で何かが起きている、何らかのアクションを起こしているときは、同時進行なら付帯状況

(例)Coming home, I found the window was broken.(事件?が起きている→時)

(例)Crying loudly, the boy ran away.(泣くのも逃げるのも同時→付帯状況)

※ ↑は絶対ではありませんが、たくさんある分詞構文の訳し方・見分け方の参考に。

【問題編】分詞構文の訳

高校英語 分詞構文の訳し方と見分け方

問 次の英文を日本語に訳しなさい。

(1) He was hurt badly, staying in the hospital.

答えを確認

(2) Understanding your opinion, I disagree.

答えを確認

(3) Turning to the right at the corner, you will see the flower shop.

答えを確認

(4) Shocked at the news, I was speechless.(speechless…言葉を失った)

答えを確認

(5) He is studying math, listening to music.

答えを確認

(6) Going to the festival, I ran into Yoshiki.

答えを確認
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まとめ

分詞構文の訳し方について確認してきましたがいかがでしたでしょうか。

どんな問題でも当てはまる分詞構文の意味の見分け方があるわけではありませんが、ある程度出題されるパターンは決まっています。

いろんな分詞構文を用いた英文を読んで、日本語訳に慣れていきましょう。