お子さんの将来を考えてバイリンガルに育てるために、プリスクールからインターナショナルスクールに通わせたいとお考えですか?
最近では公立小学校でも英語教育が必修化になり、小3から英語に触れる機会があります。
しかしネイティブの発音を正確にまねることができるのは9歳ごろまでとされ(9歳の壁)、今の国の教育方針ではスタートが遅いのではないかという声もあります。
幼少の時期から英語での生活をすることはメリットもデメリットもあるのですが、特に気をつけなくてはならないのは小学校・中学校は義務教育であるといういこと。
インターナショナルスクールに通わせることで、義務教育を受けさせたことになるのでしょうか?
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インターナショナルスクールの小学校は義務教育対象外?
インターナショナルスクールのプリスクール・幼稚部・保育園は義務教育でないので通わせても問題ないのですが、小学校と中学校は義務教育にあたります。
一般的なインターナショナルスクールは義務教育対象外になります。(一条校のインターナショナルスクールは別です)。
一条校とは?
一条校とは学校教育法の第一条に定められた学校のことです。文部科学省により認められた教育施設で、文部科学省のカリキュラムに沿って授業が行われています。
インターナショナルスクールの多くは一条校ではありません。インターナショナルスクールの小中学に通っても、義務教育を受けたことになりません。
一条校のインナーナショナルスクールやイマージョン教育を行っている学校もありますが、小学校となると数が少ないです。
一条校のインターナショナルスクール/国際バカロレア認定校
- ぐんま国際アカデミー【小・中・高】(群馬県)
- 幕張インターナショナルスクール【幼・小】(千葉県)
- 山梨学院幼稚園・小学校(山梨県)
- 静岡サレジオ幼稚園・小学校(静岡県)
- 開智望小学校(茨城県)
- 同志社国際学院初等部(京都府)
- 英数学館小・中・高等学校(広島県)
- 沖縄アミークスインターナショナルスクール【幼・小・中】(沖縄県)
…他
※’20年9月24日時点の情報です。(国際バカロレア認定校については文部科学省IB教育推進コンソーシアム「認定校・候補校」を参照)
インターナショナルスクールの小学校を出ると日本の中学に入れない?
インターナショナルスクールは義務教育でないため、インターの小学部を卒業しても中学に入れないのでしょうか?
文部科学省のサイトを確認すると、
一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても認められないこととなります。インターナショナルスクールの中学部の途中で我が国の中学校へ編入学を希望する場合も同様です。
とあります。本来であればインターナショナルの小学部→中学校に進学することは、認められないことです。
しかし、現実には一条校の中学校に上がったり、インターナショナルスクールの途中から公立小に通うお子さんもいらっしゃいます(公立小に籍を置いておくケースが多い)。
中学校に上がれないことはないけれど、本来であれば義務教育違反になるということです。そこまでして通わせるのはどうか…という懸念もあります。
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義務教育違反以外のデメリットも
小学生時代にインターナショナルスクールに通わせることで、ネイティブの発音、英語での表現力を身につけられるメリットがありますが、インターに通うことで
- 日本語のレベルが同年齢の子と比べて低くなる
- 英語以外の教科のレベルも低くなる
- 日本人らしいマナーが身につかない
- 日本人としてのアイデンティティが作られにくい
といったデメリットもあります。
親御さんや日本語を話す友人と一緒に過ごす時間が長いかどうかにもよりますが、「幼少中高とずっとインター → 海外の大学へ進学」というルートをたどると、あまり日本語がうまくない、会話ができても読み書きができない、日本の文化を受け入れられないといった状態のまま大人になる可能性もあります。
そのまま海外で生活するなら問題ないのかもしれませんが、日本の企業に就職するとなると文化の違いにとまどうかもしれません。
また途中から日本の一条校に転校したり進学するときに、勉強の内容・レベルの違いで苦労してしまうかも。
ストレス耐性が強いお子さんなら大丈夫ですが、誰でも大丈夫とは言い切れません。
デメリットをふまえた上で、インターナショナルスクールを選択
悪いところばかりあげてしまいましたが、インターナショナルスクール独自のカリキュラムは普通の公立小では経験できない貴重な経験ができます。
中途半端に英語教材を使っても英語を話せるようにはなりませんが、インターナショナルスクールなら英語で生活するので本当に生きた英語を身につけることが可能です。
インターナショナルスクールに通わせるなら、デメリットをふまえた上でスクールを選んだり、日本語の読み書き、日本の文化・マナーも身につけさせることも意識すれば、後悔することも少ないでしょう。
【義務教育違反にならない】インターナショナルスクールの通い方
同年代の日本人の子どもたちとの交流ができないのは心配…であれば、小学校に通いながらインターナショナルスクールに通うという方法もあります。これなら義務教育違反にはなりません。
アフタースクールを利用する
インターナショナルスクールのアフタースクール(学童)なら、義務教育の小学校に通いながら利用することができます。
週1回英会話教室に通うだけでは英語で過ごす時間が少なく、英語を身につけることは難しいです。プリスクールでせっかく養ってきた英語力を向上させるのにもアフタースクールが役立つでしょう。
小学校やその近くまで送迎バスを出しているアフタースクールも。
プリはインターナショナルではなかったし、いきなり何時間もオールイングリッシュの環境は子どもにきついかな…というご家庭は、オンラインのスクールがおすすめです。
オンラインスクールを利用する
近所にアフタースクールがない、毎日学校終わりに通えるか不安…という方には、家庭で受講できるオンラインのインターナショナルスクールがおすすめです。
オンラインのインターナショナルスクールGlobal Step Academyなら、義務教育を受けながら利用できる上、都合のいい時間でレッスンが受けられます。
オンラインで英語を学ぶなら「オンライン英会話」もありますが、インターナショナルスクールは英語「を」学ぶ場所でもありますが、さまざまな教科を英語「で」学ぶ場所。
Global Step Academyでは話す、聞くだけでなく読み・書きも学び、算数や工学、プログラミングを英語で学ぶコースも提供しています。
インターナショナルスクールの校舎でも行っている、グループレッスンのコースもあります。
- 対象:3~12歳
- 聞く、読む、話す、書くの4技能を伸ばす
- 理系科目やディスカッションなど多様なコース
- 「ライブプログラム」「デジタルライブラリー」が無料、毎日英語に取り組める
- 月額 9,800円+税(25分×5回)から
- 無料体験あり(1か月最大5レッスン)
義務教育を受けながら将来に向けて英語力も身につけさせたい…という方は、Global Step Academyの無料体験をご利用になってみてはいかがでしょうか。(無料体験でレッスンで使うテキストがもらえます。)