中学公民 労働環境と労働のあり方まとめと問題

中学公民 労働環境と労働のあり方まとめと問題

今回は労働環境とそのあり方に関する、まとめと問題です。

労働者のための権利が認められ、労働者が働きやすくなるよう法律も定められていますが、実際には悪い労働環境が存在し、働き過ぎによる過労死、ブラック企業などが問題になっています。ワーク・ライフ・バランスの重要性が注目されています。

大手企業でもリストラがあったり、終身雇用が常識とは言えなくなってきています。グローバル化が進むとともに、年功序列から能力主義(成果主義)へ移行してきています。

派遣社員など非正規雇用者の労働環境の悪さも問題に、セーフティーネットの充実が求められています。

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労働環境と労働のあり方

中学公民 労働環境とそのあり方まとめと問題

過労死やブラック企業など悪い労働環境とそれに伴う問題が指摘され、ワーク・ライフ・バランスのとれた働き方が必要とされています。

働き過ぎによる過労死

多くの企業で週休2日制が取り入れられるようになりましたが、サラリーマンの残業時間は長く、休日出勤もあったり、働き過ぎであることが指摘されています。残業禁止でサービス残業(無給の残業)が行われている企業もあります。

このような長時間労働が原因で肉体的・身体的負担がかかり、クモ膜下出血、脳血管疾患などで死に至ることがあります。このような過労死が社会問題になっています。

パワハラ、ブラック企業

労働者を酷使したり、パワハラ(パワーハラスメント)が横行しているような労働環境の悪い企業は、ブラック企業と呼ばれています。

ワークライフ・バランス

仕事と家庭生活・地域生活との調和がとれて、充実している状態をワーク・ライフ・バランスといいます。

終身雇用・年功序列から能力主義へ

以前は就職したら定年までその会社で働く終身雇用が一般的で、勤続年数や年齢で給与も上がっていく年功序列制度が一般的でした。

しかしグローバル化が進み、世界で広まっている能力主義成果主義)が導入されるようになっています。

リストラ

リストラはRestructuring(再構築)の略で、経営状況の改善のために行う人員整理、解雇、希望退職の募集のことを指します。

不景気になってからはリストラが行われることも多々あり、大手企業でも定年まで働ける保証がなくなってきました。

非正規労働者の増加

非正規労働者は派遣労働者、契約労働者のことです。正社員(正規労働者)を雇うと人件費が高くなるためリストラし、そのかわりに非正規労働者を雇用する企業が増え、非正規労働者が増加してきました。

企業側にとっては非正規労働者を雇うことで費用が抑えられますが、非正規労働者は突然解雇になったり、低賃金で働くことになったりと、不安定な立場にあります。

セーフティネット

個人や企業が経済的なリスクに陥ったときに、救済するための機関や制度をセーフティネットといいます。労働者が失業したとき、雇用保険、就職相談、職業紹介などを行います。ハローワーク(公共職業安定所)もセーフティネットの一つです。

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【問題編】労働環境と労働のあり方

中学公民 労働環境とそのあり方まとめと問題

問1 長時間労働や無理な勤務形態が原因で肉体的・身体的負担がかかり、死亡することがあります。これを何といいますか。

→答え

問2 上司が部下に対して必要以上に人前で叱責したり、悪口を言うような行為を何といいますか。

→答え

問3 仕事と家庭生活・地域生活との調和がとれて、充実している状態を何といいますか。

→答え

問4 就職したら定年までその会社で働くような雇用形態を何といいますか。

→答え

問5 勤続年数や年齢で給与も上がっていく制度を何といいますか。

→答え

問6 勤続年数にかかわらず、能力に応じて給与が決められることを何といいますか。

→答え

問7 企業が経営状況の改善のために行う人員整理、解雇のことを、何といいますか。

→答え

問8 派遣労働者や契約労働者のことを何といいますか。

→答え

問9 個人や企業が経済的なリスクに陥ったときに、救済するための機関や制度のことを何といいますか。

→答え

問10 人件費を抑えるために、正規労働者と非正規労働者のどちらが雇用されていますか。

→答え

まとめ

・働き過ぎによる過労死、パワハラ、ブラック企業が問題に

→ ワークライフ・バランス

・終身雇用・年功序列 → グローバル化による能力主義・成果主義

・リストラ、非正規労働者の増加

・労働者の救済 … セーフティネット(ハローワークなど)