【時事問題】新元号「令和」の由来と意味、過去の元号まとめ

【時事問題】新元号「令和」の由来と意味、過去の元号まとめ

新元号「令和」の由来と意味、英語表記、過去の元号一覧をまとめました。

平成の次の元号が令和に決定し、2019年春は令和ブームとなっています。学校のテストや入試の時事問題で、元号に関する問題が出題されるかもしれません。

昭和でも和の字が使われたので、今回また和の字が使われたのは世間でも意外だと思われました。令和にはどのような意味があるのか、その由来について見ていきます。

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令和の由来と意味

2019年5月1日からの新元号「令和(れいわ)」は万葉集の一節からとられました。「和」の字は元号に過去に19回使われましたが、「令」の字は初めてです。

という字には上からの命令、長官、すぐれた、立派な、清らかで美しい、掟や決まり、などの意味があります。部首は人(ひとやね・ひとがしら)です。

令月(麗月)は「めでたい月」の意味があり、嘉辰令月(かしんれいげつ)という四字熟語もあります。

という字にはなごむ、おだやかになる、仲よくする、たし算の答え、声で反応する、調子を合わせる、などの意味があります。部首は口(くち)です。【参考:漢字辞典オンライン】

令は同じ音を持つ「麗しい」にもつながる、清らかで美しいという意味合いもあり、和といえば調和、平和、穏和という熟語もあることから、清らかに美しく、人と人が仲良く手を取り合って生きていく、そんな時代を象徴するような元号だと感じられます。

安倍首相はかつて「美しい国、日本」というキャッチフレーズを多用していましたが、令和という字の由来をたどっていくと、そのフレーズが思い出されます。

令和の英語は「beautiful harmony」

外務省では令和という元号を海外に「beautiful harmony」という美しい訳で説明しています。

令(清らかで美しい)=beautiful、和(調和)=harmony からbeautiful harmonyと訳されています。

ちなみに、明治は enlightened rule (government) 、大正はgreat righteousness、昭和はenlightened harmony (またはpeace) と訳されています。enlightened は「啓蒙された」、 righteousness は「正義」を表します。

新元号は6つの案があった?

新元号は令和以外にも、英弘(えいこう)、久化(きゅうか)、広至(こうし)、万和(ばんな)、万保(ばんぽう)という案もありました。

4月1日に有識者が集まって「元号に関する懇談会」が開かれ、上の原案から令和が選ばれました。懇談会にはノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授も出席していました。この後に菅義偉官房長官から新元号が発表され、安倍首相が首相談話を発表しました。

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元号とは

元号とは日本などアジア圏で使われている独自の年の数え方です。現在では元号を使っているのは日本だけで、日本では特に年号とも呼ばれています。また西暦に対して和暦とも呼ばれています。

明治以降は天皇が即位するごとに新しい元号になる「改元」が行われるようになりましたが、かつては天災があった年に改元が行われたり、1年未満で改元されることもありました。

「正長の土一揆」「安政の大獄」「享保の改革」のように、元号が用いられた歴史上の事件や政治改革も多くあります。

日本の元号一覧

日本では645年に最初の元号である「大化」が決められました。下表は各時代ごとの元号一覧(大化から令和まで)になります。【参考:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/)】

飛鳥時代 大化 → 白雉 → 朱鳥 → 大宝 → 慶雲 → 和銅
奈良時代 → 霊亀 → 養老 → 神亀 → 天平 → 天平感宝 → 天平勝宝 → 天平宝字 → 天平神護 → 神護景雲 → 宝亀 → 天応 → 延暦
平安時代  → 大同 → 弘仁 → 天長 → 承和 → 嘉祥 → 仁寿 → 斉衡 → 天安 → 貞観 → 元慶 → 仁和 → 寛平 → 昌泰 → 延喜 → 延長 → 承平 → 天慶 → 天暦 → 天徳 → 応和 → 康保 → 安和 → 天禄 → 天延 → 貞元 → 天元 → 永観 → 寛和 → 永延 → 永祚 → 正暦 → 長徳 → 長保 → 寛弘 → 長和 → 寛仁 → 治安 → 万寿 → 長元 → 長暦 → 長久 → 寛徳 → 永承 → 天喜 → 康平 → 治暦 → 延久 → 承保 → 承暦 → 永保 → 応徳 → 寛治 → 嘉保 → 永長 → 承徳 → 康和 → 長治 → 嘉承 → 天仁 → 天永 → 永久 → 元永 → 保安 → 天治 → 大治 → 天承 → 長承 → 保延 → 永治 → 康治 → 天養 → 久安 → 仁平 → 久寿 → 保元 → 平治 → 永暦 → 応保 → 長寛 → 永万 → 仁安 → 嘉応 → 承安 → 安元 → 治承 → 養和 → 寿永 → 元暦
鎌倉時代 文治 → 建久 → 正治 → 建仁 → 元久 → 建永 → 承元 → 建暦 → 建保 → 承久 → 貞応 → 元仁 → 嘉禄 → 安貞 → 寛喜 → 貞永 → 天福 → 文暦 →  → 嘉禎 → 暦仁 → 延応 → 仁治 → 寛元 → 宝治 → 建長 → 康元 → 正嘉 → 正元 → 文応 → 弘長 → 文永 → 健治 → 弘安 → 正応 → 永仁 → 正安 → 嘉元 → 徳治 → 延慶 → 応長 → 正和 → 文保 → 元応 → 元亨 → 正中 → 嘉暦 → 元徳 → 元弘/正慶
室町時代
(南北朝時代)
 → 建武
【南朝】 → 延元 → 興国 → 正平 → 建徳 → 文中 → 天授 → 弘和 → 元中
【北朝】 → 暦応 → 康永 → 貞和 → 観応 → 文和 → 延文 → 康安 → 貞治 → 応安 → 永和 → 康暦 → 永徳 → 至徳 → 嘉慶 → 康応 → 明徳
室町時代
(南北朝統一~)
 → 応永 → 正長 → 永享 → 嘉吉 → 文安 → 宝徳 → 享徳 → 康正 → 長禄 → 寛正 → 文正
戦国時代
安土桃山時代
 → 応仁 → 文明 → 長享 → 延徳 → 明応 → 文亀 → 永正 → 大永 → 享禄 → 天文 → 弘治 → 永禄 → 元亀 → 天正 → 文禄 → 慶長
江戸時代  → 元和 → 寛永 → 正保 → 慶安 → 承応 → 明暦 → 万治 → 寛文 → 延宝 → 天和 → 貞享 → 元禄 → 宝永 → 正徳 → 享保 → 元文 → 寛保 → 延享 → 寛延 → 宝暦 → 明和 → 安永 → 天明 → 寛政 → 享和 → 文化 → 文政 → 天保 → 弘化 → 嘉永 → 安政 → 万延 → 文久 → 元治 → 慶応
明治以降  → 明治 → 大正 → 昭和 → 平成 → 令和

まとめ

新しい元号「令和」が発表され、職場や学校、インターネット上でも大きな話題となっています。令和という元号への賛否、元号不要論もあるなど、さまざまな思いや考えが飛び交っています。

新元号の予想にもそれほど興味がない筆者でしたが、日本の元号の歴史や令和の字の由来を見ているうちに、漢字二文字(時には四文字)に良い世の中になるよう思いがこめられた、子どもに名前をつけるように、重要で崇高な儀式とも感じられました。

「令」というと「命令」や「決まり」のイメージが強いですが、清らかで美しいという意味もあり、同じ音の「麗」のイメージでとらえると良いでしょう。ただ麗の字では画数が多く、元号に「麗和」は不適でしょうね。